湯の川温泉は、神話に出てくる八上姫が発見した温泉として有名。姫は、出雲からきた大國主の命と恋におちたものの命に正妻がいることを知らず、命を追いかけて出雲まで旅に出てきました。宍道湖を船で渡るときに谷あいに湯気が立ち上るのをみつけて、その湯で心身の疲れを癒したとか。
温泉の入口には道の駅「湯の川」があり、八上姫の像がそのシンボルとなっています。足湯やお湯スタンドもあり、出雲路の憩いの場。お土産のお買い物にもお薦め。
草庵の客室には、プライベートガーデンや半露天風呂がついているタイプもありますが、貸切風呂の種類も多く、滞在中は自由に利用できます。貸切風呂の空き状況は、客室棟で確認できるので、予約などの手続きは全く必要がありません。
共同風呂は、男性用、女性用とありますが、夕食後はこちらも貸切風呂に早変わり。温泉好きなら、テーマ別に設えたお風呂をたくさん楽しみたいですよね。
客室比率から言ってもお風呂の数が多いので、行くたびに違った趣向のお風呂を楽しめます。例えば、ヒョウタン風呂は、ヒョウタン型の石風呂でステンドグラスの引き戸や窓とレトロなヒョウタンのモチーフが絶妙に混ざった和洋折衷のお風呂。ほかにも出雲地方で採掘される来待石を使った室内風呂もあります。
雑木林の庭園がのぞめる4つの貸切露天風呂も、岩、石、ヒノキ、漆と趣向が凝らされています。脱衣所には暖房が完備されているので、冬でも寒さが抑えられるのが嬉しい。源泉かけ流しのお湯は、体を芯から温めてくれます。
湯殿から望む庭は、まさにプライベートガーデン。四季折々に美しい日本の景色を楽しめます。
お風呂あがりには、無料のアイスキャンディーや、また客室棟には共同ラウンジがあり、飲み物も自由に楽しめます
湯宿ではずせないものといえば美味しい食事。ここ草庵には食事だけでも利用できるレストランすゞ奈があります。古民家につながる洋館の建物は、ちょっと気になるベンガラ漆喰の建物。ダイニングの中に入ると高い天井に圧倒され、高窓の大きなステンドグラスにシャンデリアと別世界です。
美しい陶器に盛り付けられるのは、日本海の海の幸の数々。島根牛。また地元の農家の新鮮なお野菜。ともかく食材ひとつひとつが素晴らしい。経験を積んだ料理長、山崎洋一郎さんの手によりそれぞれの食材の持ち味を活かした絶品料理が、次々とテーブルに運ばれてきます。
地元の銘酒も揃っていますので、美味しいお食事と一緒に楽しめます。
ダイニングの入口脇には、棟方志功の絵画が飾られ、暖炉のある談話室もあります。反対側には、格子戸で区切られた半個室もあるので、色々と使い勝手がよい。実はこの2階にも客室があります。事前に予約すれば、ケーキなども用意してもらえるので、思い出にのこるお祝い事にも使えますよ。
竹でできた庭木戸をあけると、紫雲閣と看板を掲げた大きな建物があります。古民家を島根県雲南市三刀屋から移築して、リニューアルしたというから驚きです。インテリアは、一言でいうと和洋折衷。純和風なのですが、家具はすべて、ヨーロッパのアンティークというユニークさ。客室面積もさることながら、2階のお部屋の天井の高いこと。圧巻です。(写真は、彦)
源泉かけ流しのお湯、美味しいお食事、美酒、お湯ときたら自然に眠りへと誘われます。寝室には2面に窓がありますが、すりガラス越しに優しい月の光が入ってきます。そして、驚くほど静か。窓を開けると黒い瓦屋根と、木立の向こうにベンガラ漆喰の洋館が見えるだけ。至福のひとときが約束されています。客室には、空気清浄機、無料WI-FI も完備され、アメニティも充実していて、最新の設備が随所に施されています。
草庵には、紫雲閣の客室のほかにもプライベートガーデンを設えた豪華な離れの客室もあります。
日本三美人の湯とは、和歌山県龍神温泉、群馬県川中温泉、島根県湯の川温泉のこと。現在、日本三美人の湯では、湯宿巡りのキャンペーンが行われています。三つの温泉の所定の宿で宿泊してスタンプカードを3枚集ると、オリジナルグッズと美人証明書がもらえますよ。湯の川温泉を皮切りにキャンペーンにもチャレンジしてはいかがでしょうか?
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