写真:島塚 渓
地図を見る「一会庵」は築300年の古民家を移築したそば屋さん。茅葺屋根をそのまま利用したお店は、現実世界から抜け出たようなレトロな雰囲気を醸し出しています。
店内には囲炉裏を囲むようにして座る畳のスペースと奥の座卓席、そしてテーブル席の3種類があります。
なかでもおススメは、囲炉裏の前の席。普通のレストランなどではめったに体験できないスタイルなので、空席があるときはぜひここに座ってみて下さい!
写真:島塚 渓
地図を見る茅葺の屋根は古民家の情緒を感じられる反面、時折すきま風が吹きこんでくるのが難点。そこで「一会庵」では、暖をとるための対策がいくつか用意されています。
ハンテンを貸してくれたり、テーブル席に火鉢が置いてあるのがその好例。
なかでも厨房の前に備え付けられた囲炉裏は、古民家の雰囲気を保ちながら温もりを確保するのにはピッタリ。囲炉裏を囲んでそばを食べるという珍しい体験もできる、おススメのスペースになっています。
写真:島塚 渓
地図を見る「一会庵」は篠山市の市街地から少し離れた場所にあるお店。周辺は公共交通機関があまり発達していないので、車を使ってお店まで行くのが一般的なアクセス方法となっています。
また田畑のなかにポツンとあるため、細い道を車で通らないといけないので注意が必要。あらかじめ地図等で場所をしっかり確認してからお店を訪れることをおススメします。
写真:島塚 渓
地図を見る「一会庵」のメニューは厳選されており、「そば切り(950円)」「そばがき(900円)」「そばがきぜんざい(750円)」の3種類しかありません。(カッコのなかの値段は平成28年12月現在のもの)
「そばがき」はそば粉をかたまり状にして、だしにつけて食べる料理。フワフワとした食感と豊かなそばの香りが病みつきになる一品です。
また、かたまり状の「そばがき」をぜんざいに浸したのが「そばがきぜんざい」。お菓子のような感覚で食べられる珍しいそばメニューとなっています。
そして、「一会庵」の定番で、ほとんどのお客さんが注文するメニューが「そば切り」。「そば切り」とは切って麺状になった、もりそばのようなオーソドックスな形のそばのこと。
注文を済ますと、「そば茶」と「あげそば」が運ばれてきて、ホッと一息。この「あげそば」、何気ないサービスとして提供されていますが、なかなかレベルの高い一品。
あっさりとした味付けとパリパリの食感で、ついつい手が伸びてしまいます。
写真:島塚 渓
地図を見る「一会庵」の定番メニューと言えるのが「そば切り」。この店では切って麺の形状にしたそばをこう呼んでいます。
「一会庵」では本来の味と香りを楽しむために、わさびやネギなどの薬味が一切ついてきません。まさに、店主こだわりの一品なんです!
自家栽培のそばの実を石臼で製粉した十割蕎麦は、口のなかに広がる柔らかな風味が特徴。やや細めの麺はそばつゆとよく絡んでのどごしも十分。薬味なしのストロングスタイルで勝負するのも納得の味になっています。
兵庫県の山間部に位置する篠山市で営業している、そばの名店が「一会庵」。味もさることながら、古民家を移築した店の雰囲気や接客の丁寧さなど総合的なポイントで魅力的なお店です。
本物のそばに出会いたい人は、ぜひ訪れてほしいスポットになっています。
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(2024/4/25更新)
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