駅の改札を抜けたら花見&夜景スポット!山梨「勝沼ぶどう郷」

駅の改札を抜けたら花見&夜景スポット!山梨「勝沼ぶどう郷」

更新日:2018/02/28 16:45

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
新宿駅からJR中央線の各駅停車に揺られること約2時間、山梨県の甲府盆地に差し掛かった所に「勝沼ぶどう郷駅」があります。駅改札を降りると目の前に広がる甲府盆地の開放感は、訪問した方なら誰もが感じることでしょう。そのため、日没後は駅周辺から甲府盆地の夜景を眺めることができます。また春先は駅周辺が桜色に染まるため、さらに見応えあり!そんな「勝沼ぶどう郷駅」を春先に訪問して、花見と夜景を楽しもう!

モダンな造りのため駅のようには見えない「勝沼ぶどう郷駅」

モダンな造りのため駅のようには見えない「勝沼ぶどう郷駅」

写真:木村 優光

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「勝沼ぶどう郷駅」の駅舎はモダンな構造であることから、鉄道駅のように見えません。しかし、少し距離を置いて見てみると、背後にはホームが聳えているため、れっきとした駅。駅舎の横には観光駅らしくお土産コーナーなどもあるため、立ち寄ってみることをオススメします。

<「勝沼ぶどう郷駅」の基本情報>

住所:山梨県甲州市勝沼町菱山
アクセス:JR中央線勝沼ぶどう郷駅下車すぐ

改札を出た真正面には広大な甲府盆地が!

改札を出た真正面には広大な甲府盆地が!

写真:木村 優光

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「勝沼ぶどう郷駅」にて列車を降改札を出ると、目の前は駅前広場となります。その広場を横断し道路側までアクセスすると、目の前には大パノラマの甲府盆地が!真正面には南アルプスの山々、そして左手に御坂系の山々に加えて富士山、右手はフルーツ公園がある山並みを見ることができます。昼間でも素晴らしい眺めですが、夜になると甲府盆地に広がる眩い光が広がっています。

改札を出た真正面には広大な甲府盆地が!

写真:木村 優光

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道路上から見る夜景も綺麗ですが、交通量は少ないといえど危険が伴いますので、駅横の線路沿いに広がる「甚六桜公園」へアクセスしてみよう!ほぼ同アングルで甲府盆地を眺めることができるので、背後を走り去る車を気にする必要なし!

甲府盆地が見える方角は西になるため、運が良ければ綺麗な夕焼け空を見ることができます。空気が澄んでいれば南アルプスの山々がシルエットとなり、最高のシチュエーションとなります。

改札を出た真正面には広大な甲府盆地が!

写真:木村 優光

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「甚六桜公園」は中央線の線路に沿って「勝沼ぶどう郷駅」からさらに200m北側まで続いています。そのため、時折背後を走り去る中央線の走行音をBGMに、甲府盆地の夜景を眺めることができます。

外灯が少ないためやや不気味に感じるかもしれませんが、逆に周囲が暗いということは夜景の見栄えが際立つということ!ベンチもいくつか設置されていますので、大切な人がいればベンチに座って目の前に見える夜景を二人占めすることも可能!

春先の「甚六桜公園」は満開の桜のトンネル状態!

春先の「甚六桜公園」は満開の桜のトンネル状態!

写真:木村 優光

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「甚六桜公園」の見どころといえば、園内北側エリアに設けられた「勝沼駅」の旧ホーム!つまり、一昔前まではこちらが「勝沼駅」のホームだったのです。並行する現在の中央線の線路と比較すると、こちらのほうが若干低い位置であることがわかりますね。

そして第二の見どころは、園内に咲く桜の本数の多さ!春先になると園内は桜のトンネルと化し、多くの観光客が訪問します。一昔前まで、この桜並木を列車が通り抜けていた様子は、きっと素晴らしい光景だったのでしょうね。レトロな駅名標も昭和レトロな様子を今に伝えています。

春先の「甚六桜公園」は満開の桜のトンネル状態!

写真:木村 優光

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「甚六桜公園」で花見観賞をしていると、豪速球のように通過していく列車があります。中央線では華の列車とも言えるべき「あずさ」号です。「勝沼ぶどう郷駅」は停車しませんので、通過する風圧で桜吹雪が起きることも!これには花見している方全員から歓声が上がります。

<「甚六桜公園」の基本情報>

住所:山梨県甲州市勝沼町菱山3052
アクセス:JR中央線勝沼ぶどう郷駅下車徒歩約1分

「勝沼ぶどう郷駅」の南側に保存されている電気機関車も必見!

「勝沼ぶどう郷駅」の南側に保存されている電気機関車も必見!

写真:木村 優光

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「勝沼ぶどう郷駅」の改札を出て左へアクセスすると、こじんまりとした広場の「駅前甚六公園」となります。その中の線路側片隅にはEF64型電気機関車が静態保存されています。夜間ですとライトアップされていないので、その巨大なボディーにびっくりすることも!

このEF64型電気機関車は、勾配区間が多い中央本線で主に貨物列車をけん引して活躍した経歴があるため、この「勝沼ぶどう郷駅」に静態保存されています。機関車の周囲には柵などがないため、いくらでも近づくことができます。

「勝沼ぶどう郷駅」の南側に保存されている電気機関車も必見!

写真:木村 優光

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春先は写真のように満開の桜並木を背景に電気機関車を見ることができます。ちなみに、この場所に電気機関車が設置されている理由としては、一昔前の中央線の線路はこの場所を通っていたことで、当時の名残を今に残すため!

<「駅前甚六公園」の基本情報>

住所:〒409-1302 山梨県甲州市勝沼町菱山
アクセス:JR中央線勝沼ぶどう郷駅下車徒歩約1分

春ともなれば駅周辺に咲き乱れる桜と電車とのコラボレーションも!

春ともなれば駅周辺に咲き乱れる桜と電車とのコラボレーションも!

写真:木村 優光

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「勝沼ぶどう郷駅」周辺にはたくさんの桜の木が植えられている関係で、春ともなれば駅周辺はピンク一色に!この桜の木々は、上で紹介した「甚六桜公園」の築堤に植えられているもので、それが成長して現在の中央本線の線路のある高さまでになったのです。

桜と列車とのコラボレーションを写真に収めるのであれば、「勝沼ぶどう郷駅」北側の歩道橋付近から狙うと良いでしょう。甲府盆地側に弧を描くようにレールが敷かれているため、綺麗な構図を取ることができます。

春ともなれば駅周辺に咲き乱れる桜と電車とのコラボレーションも!

写真:木村 優光

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上で紹介した撮影ポイントからさらに塩山方面へ歩くこと約5分、眺めの良い高台となります。ここからは写真のように中央本線の線路をメインに左手に甚六桜、そして背後は甲府盆地が控えます。眺めだけでも素晴らしいのに、ここへ中央線の列車が走ってきたらシャッターチャンス!

ここで一番様になる列車は特急列車!中央本線には「あずさ」や「かいじ」が頻繁に走っているため、1時間も待っていれば必ず目の前を通過します。なお、この撮影ポイントへは車でのアクセスも可能で、車を駐車する場合は、ポイント横の自動販売機が複数並ぶ停車スペースが良いでしょう。

「勝沼ぶどう郷駅」というだけあってあたりはブドウ畑だらけ!

「勝沼ぶどう郷駅」の西側約500mの場所には、「ぶどうの丘」と呼ばれる施設があります。宿泊、温泉、レストランが揃った施設で、観光には欠かすことができないオススメスポット!

また周辺にはぶどう狩りができる農園も存在しますので、旬の時期にぶどう狩りを兼ねた旅行を企画するのも良いでしょう。ぶどうの季節以外にもさくらんぼやいちご狩りを楽しむことができるため、魅力ある勝沼界隈です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2006/04/09−2017/04/15 訪問

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