写真:ろぼたん
地図を見る日本最北の不凍湖である支笏湖は国立公園の中にあり、手つかずの森や林、美しい山々に囲まれた自然の豊かさが魅力。パワースポットのひとつにも挙げられる支笏湖の水質は、環境省の調査において、9年連続日本一になっています。
自然豊かな国立公園の四季の美しさや、サファイアやエメラルドのように輝く支笏湖そのものがオススメのスポットと通常のガイドブックでは紹介されています。
写真:ろぼたん
地図を見るもちろん目的地はこの美しい支笏湖で問題はないのですが、今回オススメしたいのは、緑で萌える時期でも、秋の紅葉でもなく、冬の支笏湖。そして、道道16号支笏湖公園線という道路そのものです。
写真:ろぼたん
地図を見る冬季は凍結してアイスバーンになることもある道道16号支笏湖公園線。「支笏湖通り」とも「支笏湖スカイロード」ともいわれるこの道は、冬になると、左右に真っ白になった林を従える「霧氷ロード」に。
特に晴れた冬の日の美しさはため息がでるほど。霧氷の上にさらに雪が積もったときには、異世界に足を踏み入れたかのようです。カーブを曲がるたびに、思わず「うわぁ!」と感嘆の声が漏れてしまう霧氷の並木路が続きます。
写真:ろぼたん
地図を見る真っ直ぐに続いていく長い路では、両脇に輝く霧氷の林がキラキラと輝く様子が、まるで白い花が満開となったかのように見えることでしょう。澄んだ青空と雪景色のコラボは、早く寒くて雪の多い冬は終わってほしい…と思う雪を見慣れた道産子でも惚れ惚れする美しさ。夏を取り戻しに出かけなくてもいいのではないかと思う絶景です。
制限速度で走って10分以上はこのような美しい路が続くのも嬉しいポイント。総距離約20kmほどの国立公園の森の中を貫く一本道を走ります。
写真:ろぼたん
地図を見るただし、天候やそのときの雪質によって見え方は変わります。冬は日照時間が短く、出発時間が遅いと写真のようにシルエットしか楽しめなくなったり、晴天でないと、全てが真っ白やグレーの雪景色となることも。また氷点下の気温でないと霧氷にはなりません。
新千歳空港や札幌からのアクセスを生かし、天候を確認してチャレンジすることをオススメします。
写真:ろぼたん
地図を見る道道16号線の先に待っているのが支笏ブルーを湛える湖と雪景色。森林の葉は落ちて、色の種類が少なくなる冬。スワンボートも疲れた身体を癒しているようです。
水墨画のような白と黒の山肌の稜線を対岸に、支笏ブルーがくっくりと浮き上がる静寂な湖の景色を見ることができます。
夏に比べるとアクティビティの数は少ないものの、スノーモービルやスノーラフティング、雪道をスノーシューで歩くツアーなど、冬だからこそ体験できるツアーも開催される支笏湖。
冬の北海道は凍てつく寒さになる日もありますので、散策する場合は防寒対策をしっかりとして楽しんで。
泉質のよい温泉で雪見風呂を愉しむといった大人の過ごし方ができる支笏湖の冬。国立公園ゆえ大きな開発はされておらず、湖や自然の美しさを愛でつつ、美味しいものを食べて温泉宿に籠りたい人にオススメの宿泊地です。
写真:ろぼたん
地図を見るドライブデートなら、支笏湖畔のオーベルジュ、「レイクサイド ヴィラ 翠明閣」のレストラン「アズーロ」がオススメ。見た目も香りも素晴らしい北海道のイタリアンが味わえますよ。
写真:ろぼたん
地図を見るまた、ここからは支笏湖がとても美しく見えます。カップルでパスタを2種類注文したときなどは、初めからポーション毎に盛り付けて提供してくれるなどのサービスも。
周辺にはコンビニもなく、ネットなどで検索しても食事場所が少なさそうに感じるかもしれません。ですが、レトロな支笏湖商店街にはカフェや和食のお食事処、ホテルのビュッフェ、ご当地B級グルメなど、ジャンルの広いお食事ができます。
冬は夏に比べて静かな支笏湖ですが、「氷濤(ひょうとう)まつり」の期間は別。支笏湖の水を汲み上げて作ったオブジェが、昼は支笏湖ブルーと呼ばれるナチュラルブルーの独特な空間を作り上げ、夜は色とりどりのライトによって幻想的な世界となる冬のフェスティバルが開催されます。
また、2018年シーズンは「千歳・支笏湖氷濤まつり」が40回目のメモリアル。氷濤まつりと違った支笏湖ブルーの世界を青と白のライティングで演出した「支笏湖 青の祭」も開催予定です。
<「千歳・支笏湖氷濤まつり」基本情報>
■ 開催期間:2018年1月26日(金)〜2月18日(日)
■ 開場時間 9:00〜22:00 ※ライトアップ 16:30〜22:00
<「氷濤まつり40回記念イベント支笏湖 青の祭」基本情報>
■ 開催期間:2018年2月21日(水)〜2月25日(日)
■ 開場時間:9:00〜22:00 ※ライトアップ 16:30〜22:00
道道16号線は新千歳空港から通常片道50分で支笏湖へと行けるドライブルート。冬季は空港からニセコ方面への主要道路として除雪が入るため、走りやすいのが特徴。とはいえ、これは冬道に慣れた道産子を基準としたもの。冬道に慣れていない人は、スリップなどに注意しながら慎重に運転してください。
<「霧氷ロード」道道16号の基本情報>
■ 起点:北海道千歳市錦町3丁目(=国道36号・国道337号交点)
■ 道道16号への入り方:新千歳空港から国道36号で札幌方面を目指し、千歳川を越えたら2つ目の信号を左折。右手に見えるセブンイレブンが目印。
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/25更新)
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