長崎の夜景と云えば、まず稲佐山展望台と言われるくらいに有名なスポットです!長崎の街は周囲を急傾斜の坂道に囲まれ、コンパクトな地形に住宅が密集されているので、照明が灯り始めると宝石を散りばめたような光景が浮かび上るんですね。訪れる観光客からは異口同音、「綺麗」「素敵」が溜息と共にこぼれます。
夜景の一番の時間帯は街の灯りがピークを迎える19:00から20:00と云われますが、この写真のように日没直後約30分(トワイライト)から、幻想的な青い色の世界と一緒に楽しんで頂くのがお勧めです!
稲佐山展望台の素晴らしいところは広がりのある眺望性と迫力。この2つは言うまでもありませんが、アクセスの良さにも魅力があります。JR長崎駅を含み、市内中心部にある5つのホテルを回遊してロープウェイ駅まで行ける無料循環バスがあるのが嬉しいです。詳細はロープウェイのダイヤと合わせて添付の情報リンクをご確認下さい。
長崎ロープウェイの営業時間と料金(2016年12月現在)
営業時間:午前9時から午後10時の15〜20分間隔(12月上旬は定期整備の為運休予定)
料金:大人 往復1230円 片道720円/中高生 往復920円 片道510円/小人 往復610円 片道410円(何れも個人)
尚、展望台付近に駐車場がありますのでマイカーでも上がれますが、土曜・連休中の18:30〜22:30はタクシー、マイクロバス以外の車両の駐車場の利用は制限されています。その時間帯に行かれる方はロープウェイの利用をお勧めします。
刻々と変化する時間帯の夜景!それぞれ違う新鮮な夜景を堪能して下さい。
鍋冠山は標高333mの稲佐山に対し、約半分の169mに位置する展望台です。景観の拡がりに関してはやはり稲佐山が優れていますが、その分鍋冠山は長崎の街の灯りを間近に感じる事が出来ます。グラバー園から細くなったガス灯の道を歩くこと約10分。異国情緒を感じながら歩き着いた場所はとても静かでお洒落な公園です。
この公園、以前は少し暗かったのですが、2016年4月にリニューアルされ展望スペースが前に張り出し、トイレも新設。足元を照らす照明灯も増えて安全に利用出来るようになっています。
(駐車場10台分完備されていますが、2016年7月〜2017年2月下旬まで工事の為利用出来ません、ご注意下さい。※展望台は利用出来ます)
長崎の市街地より南側に位置する女神大橋(ヴィーナスウィング)!夜間にはライトアップされ、ご覧のように観光都市長崎の新しいシンボルになっているんですね。一般社団法人“夜景コンベンション・ビューロー”より「日本夜景遺産(ライトアップ夜景遺産)」に認定されているのも頷ける、堂々とした橋梁です。
長崎港を臨む旧グラバー住宅を含む9棟の洋館が並ぶグラバー園。観光の名所として大変人気がありますが、実は夜景のスポットしても楽しめるエリアなんです。階段を登るのは大変ですが、地元の方が利用されている珍しい斜行エレベーターで展望ポイントまで楽々登れます。夜景は見たいけど、鍋冠山まではちょっと・・・という方にはピッタリですね。
グラバー園への斜行エレベーターを降りた場所からの夜景です!これだけ夜景に近くなると長崎の生活感がとて間近に伝わり、日常こんな光景の中で生活が出来るのがとても羨ましく感じませんか?
夜には、お昼間や晴天下と違ったグラバー園の雰囲気がとても新鮮で新しい発見が出来ます!ロマンチックな空間での夜景、イチオシのスポットです!
ここは長崎市が勧める夜景観賞が出来る公園、出雲近隣公園!元々出雲浄水場の跡地に建設され近隣公園として再開発された公園ですが、園内には最前列にベンチがあって至るところに夜景観賞を意識して建てられたのがありありと伝わります。座ったまんまのんびり公園で夜景を楽しめるなんて最高ですよね。
夜景は、展望台からの眺望だけではありません!せっかく旅に出たのに運悪く雨降り・・・なんてちょっと残念ですが、そこは雨の似合う街・長崎です。気を取り直して、傘を差して出かけてみませんか?濡れる石畳のオランダ坂、他にもきっと素敵な夜景が発見出来るはずです。
まだまだある長崎の夜景スポット、一度の旅では巡りきれません!夜の街を歩き廻ると、睡眠不足になるかもしれませんね。ここは長崎を代表する祈りの聖地・大浦天主堂です!夜になるとその存在感溢れる建物がライトアップで浮び上ります。さすがに閉館しているので教会内には入れませんが、傍で是非、見上げてみて下さい。ここにも素顔の長崎があります!
いかがでしたでしょうか?
長崎の魅力は、何と言っても異国情緒あふれる文化と、日本の歴史に深く影響を与えた偉人や文人墨客が活躍された場所であること。そんな人々を魅了するスポットが街の至る処に今も古き面影として残っています。憧れを抱きながら訪れる人の期待を裏切らないのはさすがだと言えるでしょう。
長崎は、与謝野寛率いる文豪達の紀行集『五足の靴』の舞台になりながら、彼らの長崎市内泊の部分はほとんど空白になっています。足取りが消える程さぞかし素晴らしい長崎を満喫されたのでしょう、世界に名だたる夜景を眺めていたんだと判るような気がします。これを機に是非、みなさんも輝き続ける黄金色の長崎を味わってみませんか。
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(2024/4/26更新)
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