写真:Kaycom D
地図を見る「シャンボチェの丘」は、ネパールの世界遺産「サガルマータ国立公園」内に位置し、エベレストをはじめとしたヒマラヤの山々を眺められるビューポイントのひとつ。ルクラからエベレストの登山口まで続く「エベレスト街道※」の途中の村「ナムチェバザール※」から丘を登ったところにあり、登山初心者でも比較的短期間で行くことができる場所です。
標高は富士山の頂上ほどなので空気の薄さを感じますが、ここまでの間に高度順応がしっかりできていれば、動き回るのもそんなに大変ではありません。多くの登山者は、ナムチェバザールでしばらく体を慣らしてから先へ進んでいくことが多いようです。
※「エベレスト街道」については、関連MEMOに記載の別記事「イエティ(雪男)の謎に迫る!エベレスト街道を歩いてヒマラヤ奥地のクムジュン村に行こう」もご覧ください。
「ナムチェバザール」については、関連MEMOに記載の別記事「エベレスト街道の拠点!ネパールのナムチェバザールで快適ヒマラヤ滞在」もご覧ください。
写真:Kaycom D
地図を見るシャンボチェの丘からのヒマラヤの景色はもちろん素晴らしいのですが、夜空に広がる満天の星空や眼下に広がる雲海も感動もの。星空は山小屋の庭からでも十分綺麗に見えますが、少し離れた明かりの届かないところまで行くと、「星空」というよりは「宇宙」そのもののような光景を見ることができます。
写真:Kaycom D
地図を見るまた、夜明けや夕暮れ時の赤く染まったヒマラヤの風景も見逃せないポイント。空が色づく時間はほんの一時なので、そのタイミングを逃さないための努力と、気象条件に恵まれる運は必要ですが、その分、見られたときの光景はきっと思い出に残るはず。ぜひ、天気がちょっと悪くてもギリギリまで粘ってみてください。
写真:Kaycom D
地図を見るナムチェバザールから坂を登りきったところに「エベレストシェルパリゾート」が建っています。道沿いの広い庭からは、目の前に聳えるアマダブラムやタムセルクをはじめ、ローツェ、ヌプツェ、そして世界最高峰のエベレストのてっぺんまで見渡せます。この絶景を見れば、ここまでがんばって登ってきてよかったときっと思えるはず。
写真:Kaycom D
地図を見る建物を入ると眺めのいいロビー兼ラウンジがあり、ここで食事もとることになります。昼間は太陽の光が差し込んでぽかぽかと暖かく、特に出かける予定のないときはお茶を飲みながら本を読んだり、昼寝をしたりするのにぴったり。庭にもテーブルと椅子があるのでのんびりできます。
山小屋なので、豪華なホテル並の設備とまではいきませんが、洋式のトイレとシャワーも完備され、ベッドも大きめ。スタッフもフレンドリーでとても居心地のいいロッジなのでぜひ滞在してみてください。
写真:Kaycom D
地図を見る「エベレストシェルパリゾート」からさらに進んでいくと、日本人が建てて運営していることでも知られる「ホテルエベレストビュー」があります。名前の通り、このホテルからも素晴らしい山並みが見渡せ、建物の前のテラスでは、お茶やケーキをいただきながらその景色を心行くまで楽しむことができます。
石造りのホテルの建物はとても立派で、このホテルに泊まることをひとつの目的とした登山客も多いとか。ヒマラヤの奥地で贅沢な滞在をできることは間違いないでしょう。
写真:Kaycom D
地図を見るシャンボチェの丘からさらに高台へ登ると、360度のヒマラヤの景色を眺めることができます。眼下には、「ホテルエベレストビュー」や「エベレストシェルパリゾート」も小さく見え、脇にはクーンビラが聳えています。そのクーンビラの麓にはクムジュン※というシェルパ族の村があるので併せて訪れてみるのもいいでしょう。
※「クムジュン」については、関連MEMOに記載の別記事「イエティ(雪男)の謎に迫る!エベレスト街道を歩いてヒマラヤ奥地のクムジュン村に行こう」もご覧ください。
「シャンボチェの丘」のすぐ下には、エベレスト街道の中で一番栄えている「ナムチェバザール」がありますが、エベレストなどの朝夕の景色を見る場合は、やはり目の前に山並みが広がるシャンボチェの丘に宿泊するのがおすすめ。
ナムチェと違って集落ではないため、日が沈んで登山客がいなくなるとめっきり静かになります。人の声や生活音が聞こえない場所で、世界の屋根の絶景をじっくり堪能してください。
シャンボチェの丘には大きなお店はないので、必要なものはナムチェで買っておきましょう。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -