写真:中島 誠子
地図を見る筑波山は2つの山(男体山と女体山)からなります。
男体山側はケーブルカーで、女体山側はロープウェイで山頂まで行くことができます。
今回は男体山側から行けるパワースポットをご紹介します。
ケーブルカーの乗車駅(宮脇駅)までは徒歩のみ、筑波山神社を経由します。筑波山神社もパワースポットの一つですので、まずはここで参拝しましょう。(別の記事で紹介しておりますので、ページの下部「MEMO」もあわせてご覧ください。)
参拝後、神社の拝殿の隣にある階段を上り、数分で宮脇駅が見えてきます。全長1,634m、高低差495mを毎秒3.6mで一気に山頂駅の御幸ヶ原まで運行しています。通常登山で90分かかるところ、8分で行けるんです!!
童心に帰ってしまうほど、なぜか楽しいケーブルカー。
ケーブルカーからの眺め、途中ですれ違うケーブルカーを見るのも面白いです。山頂駅に着いたところが御幸ヶ原という場所です。(山の頂上ではありません。)
お土産さんや展望レストラン、軽食屋が立ち並ぶ賑やかな場所。
ここから関東平野を一望することができます。広々した景色を見るだけでもとても心が晴れます。
御幸ヶ原に来るだけでも満足できますが、パワースポットはここからです!
それではご紹介していきましょう。
御幸ヶ原からぐるっと1周して約1時間で戻る「自然研究路」という登山コースがあり、その中にあります。自然研究路を時計回りに歩いていくと5分程で到着、男体山頂近くにある神霊石です。
その昔、親鸞聖人がこの場所で念仏を唱え、餓鬼を救済したという言い伝えが残されています。
また、間宮林蔵が13歳のとき、この大石に祈願し、後に間宮海峡と名付けられた樺太探険の大偉業をなしとげたと言われています。
そしていつかこの大石は「立身石」となり、この石に祈れば、学生は、志望の学校に入学でき、希望の職業へ就職できると信じ込まれるようになったようです。
立身石の前には、親鸞聖人の聖蹟の碑と間宮林蔵の祈願の碑が並んで立っています。
この石の裏に展望台があり、関東一円を見渡すことができます。
自然研究路をさらに歩いて行くと石がたくさん重ねられた場所があります。
願い石(筑波山神社で祈祷された小石)に願い事を書き、この場所に置くと願いが叶うと言われています。
かつて筑波山はご本殿のある山頂へ立ち入りが禁止されていた為、一般参拝客が立ち入れる一番本殿に近い場所に祈祷する場所を作り、願いが神様に届くようにと小石を置いたことから始まったようです。
今は御本殿まで行くことができますが、今でもその風習が残り、パワースポットの一つとして崇められています。石の多さに、古来よりどれだけ多くの人が参詣したのかがしのばれます。
筑波山神社で販売されてますので、ケーブルカーに乗る前にお忘れなくご購入を。
写真:中島 誠子
地図を見る立身石、大石重ねを見た後、御幸ヶ原に戻ります。そして自然研究路とは反対側(女体山側)へ向かいます。
御幸ヶ原から徒歩1分の場所に、筑波山の頂より流れる「男女川(みなのがわ)の源流」とその傍らに立つ「紫峰杉」があります。ここは以前は立ち入りが禁止されていたところですが、平成24年5月から入れるようになり新名所となりました。
マイナスイオンたっぷり!ひんやりとした空気の中、男女川の源流のせせらぎが聞こえ、五感で癒されるパワースポットです。
紫峰杉は高さ約40m、幹周り約7m、樹齢800年の杉の巨木で、ものすごい迫力があります。
また、この男女川は百人一首で第57代陽成天皇が好きな人への思いを詠んだといわれている有名な場所。
「筑波嶺(つくばね)の峰より落つる男女川(みなのがわ)恋ぞつもりて淵(ふち)となりぬる」
筑波山の峰から流れ落ちる男女川。その水が積もり深いよどみとなっているように、私の恋心も積もり積もって深い物思いのよどみになった・・・という意味で、密かな恋が積もり、深い物思いにふけっているという恋心の表れを詠んだ歌です。
写真:中島 誠子
地図を見るまだ歩ける!という方はここも行きましょう。紫峰杉から女体山側へ進み約10分の距離です。カエルの形をした大きな石。
筑波山名物「ガマの油」ガマ口上を考案した永井兵助が、この石の前で口上の文句を考えたと言われ、ガマ石と呼ぶようです。
口の中に石を投げ込むと金運があがると言われていますので、挑戦してみてください。
筑波山と言えば「ガマガエル」が有名です。ガマガエルは全国どこにでもいるカエルなのですが、普通のガマガエルは前足5本後ろ足5本なのに対し、筑波のガマガエルは前足4本の後ろ足6本なんです!!不思議ですよね。珍しいカエルということで、筑波山では「四六のガマ」と呼ばれ縁起がいいものとされています。
お財布に入れるとお金がカエル(戻ってくる)というガマガエルの形をした小さなお守りもお土産として人気です。
リフレッシュや日頃の運動不足解消にもなる登山。
ケーブルカーを使うので、登山に自信のない方でも少し登山の気分を味わえる適度なコースです。本格的な登山ではありませんが、アップダウンのある道を1時間は歩きますので歩きやすい靴と服装で行ってくださいね。
また、山麓と頂上では気温が約4度差があります。頂上駅に着き、ケーブルカーを下りて寒い!と感じると思います。歩いて暖かくなったり、寒くなったりしますので、脱ぎ着しやすい暖かい羽織やジャンパーがあると便利です。
筑波山の御本殿がある男体山、女体山それぞれの頂上へは御幸ヶ原から各15分位の場所にあります。
今回は男体山側からのパワースポットのご紹介でしたが、女体山側にもたくさんパワースポットがあります。体力に余裕がある方は、山頂や女体山にもチャレンジしてみてくださいね!
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(2024/4/26更新)
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