天園ハイキングコースはJR横須賀線・北鎌倉駅を起点に、けんちん汁発祥の地とよばれる建長寺を通過し、大平山を東端に大きく半円を描くように鎌倉駅に戻ってくるハイキングコースです。コース上は四季折々の自然美が堪能でき、特に大平山のピークを過ぎ、天園（六国峠）から折り返して程なくして到達する獅子舞谷は、良質のフォトポイント。新緑や紅葉の鮮やか風景は写真に収めたい風景の一つです。ちなみに降雨の後は避けた方が無難、とてつもなくスベっちゃいます。
天園ハイキングのピークは大平山159メートルとかなり低いですが、眺望という点では申し分ありません。特に建長寺敷地内、最奥の半僧坊すぐ上の勝上献展望台から見えるパノラマは圧巻、掲載写真のように富士見ポイントとして優れています。境内は残念ながら三脚は使えないので、手すりにカメラを固定して望遠気味に撮影してみましょう。
さらに幻想的な写真を目指したい方は朝日を狙いましょう。建長寺の拝観開始時間は08：30からなので、明月院方面にあるもう一つの登山口が時間的にオススメ。富士山のモルゲンロートが狙えるなんて、これはもう最高のフォトジェニックですね。
続いて紹介するフォトポイントは最近、若い人中心に人気がある報国寺の竹林幻想的フォト。こちらは天園ハイキングコース上から850m程度それますが、訪れてみる価値は大いにあると思います。
境内の竹が覆い茂るフォトジェニックが焦点になるかと思いますが、かなり日当たりが悪く普通に撮影したらローキー気味で暗い写真になってしまいます。そこで露出をあげてハイキー気味に設定すれば、掲載写真のように木漏れ日と相まって竹林が幻想的なものにかわるはずです。ポートレートの場合は暗めの衣装だといい具合になるでしょう。
こちらはInstagramなどで人気のフォトポイント、明月院の円窓。
臨済宗建長寺派に属する明月院の円窓は、悟りや真理、宇宙を表現したものだと言われ、別名、悟りの窓と呼ばれるものです。紅く萌えるような紅葉の時期、切り取られた風景は趣あるものとなります。
境内はやはり三脚が利用できませんので、縁側にあるベンチに腰を下ろし、なるべくぶれないようにズームで狙いましょう。美しいものを美しく撮ることを心がけながら、一風変わった写真を撮りたい方はカメラノイズをうまく活用しましょう。
掲載写真は絞りをできるだけあげて、ISOをあげてノイズを出したものです。最近ではカメラの機能にアートモードのようにわざとノイズを出せるものもありますので、うまく活用すれば面白い写真が狙えるかも。
天園ハイキングコースの終点でもある鎌倉駅。ここの周辺には魅力的なグルメショップが満載なのも今回のハイキングコースの醍醐味の一つです。
創業1948年（昭和23年）の老舗、イワタコーヒーは特に立ち寄って欲しいところで、文豪・川端康成やジョン・レノンがオノ・ヨーコと伴って来店していたというから驚きです。
ここではホットケーキとイワタコーヒーオリジナルブレンドを注文してみましょう。ホットケーキは厚手の生地に外側はカリカリの絶品。注文を受けてから焼き上げ、通常時で20分程度でできあがります。オリジナルブレンドコーヒーは少し渋みがきいた大人の一品。写真もほどほどに熱々の間に頂きましょう。一皿でかなりお腹いっぱいになりますので、みんなでシェア、イワタコーヒーオススメ、アメリカンクラブハウスサンドも楽しむと良い塩梅になるでしょう。
天園ハイキングコースの絵になるフォトジェニックなスポットはいかがでしたか？日本の古都・鎌倉は今回紹介できなかったフォトポイントがまだまだあります。鶴岡八幡宮、鎌倉宮、グルメで言えば美しい白玉が有名な茶房雲母は是非とも機会があれば訪れたいスポットです。
みなさんも目で味わう、舌で味わう天園ハイキングコースにフォトジェニックな写真を撮りに出かけてみませんか！？
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい！と思ったらトラベルjpでまとめて検索！
条件を指定して検索
(2024/4/19更新)
- PR -
- 広告 -
