タイ・ホアヒンの自然派リゾート「アリーンタ」でロハスな滞在を!

タイ・ホアヒンの自然派リゾート「アリーンタ」でロハスな滞在を!

更新日:2019/04/04 17:59

たぐち ひろみのプロフィール写真 たぐち ひろみ 大人の旅ソムリエ、魅力あるコスパ旅案内人
タイ・バンコクから車で3時間あまり、王室のリゾート地ホアヒンのちょっと南にある「アリーンタ ホアヒン」は、自然とエコロジーを何よりも大切にしているホテルです。延々と続く白砂のビーチ、海から昇る朝日、絶え間ないさざなみの音が何よりものごちそう、シンプルだけど洗練された5つ星リゾートで、自然に思いっきり愛されてみませんか?

メディアでも度々登場する高級ブティックリゾート「アリーンタ ホアヒン」

メディアでも度々登場する高級ブティックリゾート「アリーンタ ホアヒン」

写真:たぐち ひろみ

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タイのリゾートといえば、プーケット島やサムイ島など、アイランドリゾートを思い浮かべる人も多いことでしょう。一方ホアヒンは、マレー半島の東側、タイランド湾に面した町。1920年に王室の離宮が建てられたことをきっかけに発展してきた、王室ゆかりのリゾート地です。

メディアでも度々登場する高級ブティックリゾート「アリーンタ ホアヒン」

写真:たぐち ひろみ

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そのホアヒンから車でさらに30分南へ。プランブリという小さな町のビーチサイドに建っているのが、ここ「アリーンタ ホアヒン リゾート&スパ」です。にぎやかな町中から遠く離れ、まさに隠れ家と呼ぶにふさわしいこのリゾートは、「上質な滞在」を求める大人たちの定宿として愛され続けています。

メディアでも度々登場する高級ブティックリゾート「アリーンタ ホアヒン」

写真:たぐち ひろみ

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客室数はわずか25室。ビーチづたいに広がる横長な敷地にヴィラやレジデンスが並ぶコンパクトなリゾートですが、シンプルでスタイリッシュな建物や内装には5つ星ならではの落ち着き・高級感が漂います。イギリスのForbes誌を始めとし、さまざまな雑誌やメディアで取り上げられてきたのも、このホテルなら納得です。

テーマは「自然との共生」

テーマは「自然との共生」

写真:たぐち ひろみ

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「サステイナビリティー」を謳うリゾート「アリーンタ ホアヒン」では、天然資源の保全および二酸化酸素の排出制限を考えたホテル経営を行っています。シーツやタオルのリユースを推奨するのはホテルとしてはもう常識。ここではその一歩二歩先を行き、客室の家具はすべて地元の木材を使用した手作り、アメニティーは全部自家製という徹底振りです。ハーブをふんだんに使用し香りも爽やかなシャンプー、リンス、ローション類。体がまるごと自然に包まれたようで清々しさがなんともいえません。

テーマは「自然との共生」

写真:たぐち ひろみ

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このリゾートでは、さらに専用の農場を経営。さまざまな野菜、ハーブ、果物を栽培し、ニワトリまで飼育しています。レストランで使用する野菜の2割ほど、ハーブ類はそのほとんどがこの農園で生産されたものだそうです。

熱帯の国タイのこと、虫が多すぎて完全無農薬という訳にはいかないものの、できるだけ使用量を抑えた栽培に努めています。また、この農園で賄えない食材についても極力地産地消をめざし、多くを近辺から調達しているそうです。

自然との共存を心から願い、真剣に考えるロハスなリゾートが、ここホアヒンにありました!

開放的なオーシャンフロント客室「パームプール レジデンス」

開放的なオーシャンフロント客室「パームプール レジデンス」

写真:たぐち ひろみ

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ワンルームから4ベッドルームまで、さまざまな客室タイプを揃えた「アリーンタ ホアヒン」。クイーンまたはキングサイズのベッド、カウチ、デスク、ミニバーコーナーからなるベッドルーム+広々したバスルームと、部屋の構成はどのタイプも基本的に同じです。備品類は、やわらかな肌触りがうれしい天然コットンのパジャマ、バスローブ、スリッパ、ビーチサンダル、ビーチバッグ、時間つぶしにいい木製のパズルや本が数冊(英語ですが)、飲料水のボトル、アラビカ豆のコーヒー、ティーバッグなどなど。足りなくなったものが朝晩確実にレフィルされるところに、クオリティーの高さがうかがえます。

開放的なオーシャンフロント客室「パームプール レジデンス」

写真:たぐち ひろみ

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客室のひとつ、「パームプール レジデンス」をご紹介しましょう。この部屋は総面積が75平米以上あり、1ベッドルームタイプとしては特にゆったりした客室です。オーシャンフロントのテラスには2人用の冷水ジャクージとテーブルセット、その向こうの芝生エリアにはウッドデッキチェアが2つ。部屋で過ごしながら、いつでも海の絶景を楽しむことができます。そしてレインシャワー、トイレ、洗面台からなるバスルームにいたっては、なんと大胆にも屋外! 青い空を眺めながら、南国の開放感を思う存分満喫してください。

開放的なオーシャンフロント客室「パームプール レジデンス」

写真:たぐち ひろみ

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ちなみに、このリゾートは本館と別館「フランジパニ(Frangipani)」の2つの敷地に分かれています。本館が12歳以上の大人専用なのに対し、500m先にある別館は子供連れ向け。多くの客室がプールに面しているので、しょっちゅう泳いでいたい人にはこちらがおすすめです。逆にとにかく静かに過ごしたいなら、迷わず本館へ。

「ゆっくり時間」にまるごと浸れる幸せ!

「ゆっくり時間」にまるごと浸れる幸せ!

写真:たぐち ひろみ

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この「アリーンタ ホアヒン」の周辺には、特別珍しいアトラクションやショッピングエリアはありません。少し遠出してホアヒンまで行けばにぎやかなナイトライフも期待できますが、あえてこのホテルを選んだなら、ゆったり流れる時間のままにのんびりと過ごしてみましょう。

朝は夜明け前に起き出して、コーヒーを飲みながら海から昇る朝日を鑑賞。その後はビーチ沿いをゆっくり散歩します。建ち並ぶ豪華な別荘を見物しつつのそぞろ歩きは、タイ上流階級の生活を垣間見る感じがしてなかなか楽しいものです。

「ゆっくり時間」にまるごと浸れる幸せ!

写真:たぐち ひろみ

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日中はウッドデッキチェアやハンモックに寝そべって読書もよし、うとうと昼寝もよし。SNSにビーチでくつろぐ自分の写真をアップして、友達を羨ませがらせることもお忘れなく。終日スマホばかり眺めて過ごすのだけは、リゾートに来た意味が台無しなので避けたいものです。日差しがきついと感じたら、室内へ一時避難。iPodステーションがあるので音楽も楽しめます。

「ゆっくり時間」にまるごと浸れる幸せ!

写真:たぐち ひろみ

このリゾートには、「Ayurah」というスパが併設されています。日ごろのストレスでコチコチになった体にお悩みのあなたには、「All Inclusive Package」というパッケージがおすすめです。2時間のトリートメント、朝食&ランチ&ディナー食べ放題、ミニバー飲み放題がセットで1日3000バーツ(10600円)、アルコール類もプラスすると4500バーツ(16000円)。2時間のトリートメントだけを頼んでも3000バーツは軽く超えてしまうので、これに3食+ドリンクが付くことを考えれば、このセットはお得です。

アラカルトならではの優雅な朝食タイム

アラカルトならではの優雅な朝食タイム

写真:たぐち ひろみ

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待ちに待った朝食は、レストラン「The Living Room Bar」で海を見渡しながら優雅にいただきます。多くのリゾートホテルと違い、この宿の朝食はアラカルト方式。飲み物とメインの料理(卵料理など)をメニューから選んで注文します。「ミニ・ビュッフェ」と呼ばれるパン、ペイストリー、フルーツ類が載る3段トレーがまずテーブルに運ばれてくるので、これを食べながらメインが来るのを待ちましょう。ジュースやシリアルだけは、専用コーナーに行き自分で選びます。

アラカルトならではの優雅な朝食タイム

写真:たぐち ひろみ

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このホテルのこだわりは、パン、バター、ジャムなどがすべて自家製なこと。フルーツも農園で採れるものはそのままテーブルに出されます。スローフード、そして自給自足。そんな言葉がぴったりな朝の食卓です。

ちなみにこの朝食、メニューに載っていないものも注文することができます。例えば、パンケーキ、フルーツサラダ、ヨーグルト、チーズなどなど。食材や在庫ある限り、どんな注文にもきっと応えてくれるはずです。特にヨーグルトはバターと同様毎日作っているフレッシュな自家製ものなので、ぜひ味わってみてください。

隠れ家リゾート「アリーンタ ホアヒン」への行き方

「アリーンタ ホアヒン」へ行く一番楽で簡単な方法は、ホテルにあらかじめ送迎を頼むことです。バンコク空港または市内からリゾートまでは所要3〜3.5時間。長いドライブのため、料金も一台4000バーツ(約14000円)とやや高額ですが、旅慣れない場合はこれが一番安心でしょう。

または、空港〜ホアヒン・バスターミナル間の直行バスを利用して、その先をタクシーで行くか、ホテルに送迎してもらう方法もあります。バスは片道269バーツ(約950円)と格安、ゆったりリクライニングシートでの旅は意外と快適です。

たどり着くまでのハードルが高めな分、隠れ家感、特別感も格別な「アリーンタ」。客室数が少ないので、もちろんにぎやかな団体客と遭遇することもありません。バンコクから週末に訪れるタイ人が多く、逆に外国人にはまだまだ穴場。今だからこそぜひ訪れたい、極上のリゾートです。

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/18−2016/12/21 訪問

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