写真:権丈 俊宏
地図を見る「雲仙観光ホテル」は昭和10年創業のクラシックホテル。平成15年には国の登録文化財に登録されました。スイスシャレー様式の建築は、高原の風景にマッチした爽やかさを感じつつも、歴史を重ねた風格を兼ね備え、ノスタルジックな雰囲気が魅力的。立ち寄り湯は、昼食を利用した人に限り利用可能(別料金)です。
雲仙観光ホテルの温泉は雲仙地獄からの引湯。源泉は高温で酸性がとても強いですが、水を巧みにブレンドすることにより、刺激的過ぎずマイルドな感触に仕上げられています。ドーム型の天井をはじめ、曲線を上手に組み合わせた浴室のデザインも秀逸。温泉と建築、双方にこだわる方におすすめの温泉です。
写真:権丈 俊宏
地図を見る「民芸モダンの宿 雲仙福田屋」は自家源泉を持つ宿。内湯と露天風呂が有り、どちらも立ち寄り入浴出来ます。また貸切湯も四ヶ所有り、プライベート重視の方にもおすすめ。建物は“民芸モダン”と呼ばれる、和とモダンを融合させた斬新かつ落ち着きのある空間が魅力的です。
写真:権丈 俊宏
地図を見る雲仙福田屋のお湯は白濁の硫黄泉ですが、源泉の状態や気候・光加減により、緑や青みがかって見えることもあります。これは温泉が生き物であり、言い換えると本物の温泉である証。濃厚な硫黄の香りが魅力的で、酸性が強くキシキシとした硬質感がある肌触りですが、同時に肌を包み込む様な優しさも感じられる絶妙の浴感!“雲仙の温泉ならココ”と決めている固定ファンも多い上質湯です。
写真:権丈 俊宏
地図を見る「名湯の宿 雲仙いわき旅館」は敷地内に自家源泉を持つ、源泉100%かけ流しの宿。日本温泉協会の審査では全項目満点の評価を得ており、全国的に見ても非常に貴重な温泉施設です。
(写真は宿泊者専用露天風呂)
写真:権丈 俊宏
地図を見る雲仙いわき旅館は内湯と露天風呂が有りますが、立ち寄り湯出来るのは内湯です。浴室に入った途端、まるで雲仙地獄に居るかの様な濃厚な硫黄の香りに魅了されます。加水や加温することなく湯船に注がれる温泉は、入った途端は少々ピリッと引き締まる浴感ですが、次第に肌に馴染み、体の芯までよく温まる良泉。 鮮度と泉質にこだわる人におすすめです。
写真:権丈 俊宏
地図を見る「湯の里温泉共同浴場」は温泉街から少し裏手に入ったひっそりとした場所にある共同浴場。近年、外観などがリニューアルされ、一般客にも入り易い雰囲気になりました。入浴料200円と安価なのも魅力です。
浴室は小判型の浴槽が一つだけあるシンプルなものですが、シャワーが完備されており、使い勝手良好。温泉はいかにも雲仙らしい、硫黄香る酸性のお湯です。またこういった共同浴場では、地元の人との会話も旅の醍醐味。マナーを守りながら、地元に愛される共同湯の雰囲気を楽しみましょう!
写真:権丈 俊宏
地図を見る「民宿 丸登屋」は雲仙温泉の南側に位置する“小地獄”の脇にひっそりと佇んでいます。浴室は男女別の小さな内湯がそれぞれ一つずつあるだけ。しかし使い込まれた浴室は風格を感じさせ、年輪を重ねた渋い魅力を放ちます。
丸登屋の源泉は近くの日帰り入浴施設や国民宿舎と同一で、小地獄の源泉を引湯しています。酸性でなく中性で、乳白色のお湯が美しく印象的。小さな湯船に源泉そのままのお湯が滔々とかけ流されるので、お湯がとても新鮮で、心身ともにサッパリします!特に温泉マニアの方におすすめしたい隠れた良泉です。
雲仙温泉の立ち寄り湯五選は如何だったでしょうか? 雲仙温泉の魅力は奥深く、ここで紹介した施設は一部に過ぎません。最大の魅力は、好み・予算・目的に応じて、ホテル・旅館・民宿・共同湯など様々な施設が選べる層の厚さ! 雲仙温泉は、これから温泉を巡りたいと思っている人から温泉通の人まで幅広くおすすめ出来る、九州を代表する温泉地です。
また雲仙は瀬戸内海や鹿児島の霧島と共に、日本で最初に国立公園に指定された地で、観光もあわせておすすめします。定番は雲仙地獄めぐり。遊歩道が設置され、湯けむり溢れる雲仙温泉の源を無料で見学出来ます。
雲仙温泉から車で少し上った所には、仁田峠ロープウェイがあり、雲仙の自然を気軽に体感出来ます。冬は樹氷、春はツツジ、夏は避暑、秋の紅葉・・・雲仙の四季を楽しめる、おすすめの絶景スポットです。
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(2024/4/19更新)
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