写真:八岳木 流泉
地図を見るJR中央本線の「韮崎」駅からは、山交タウンコーチのバスに乗ります。まずは15分ほど北上したところにある道の駅「にらさき」へ寄りましょう。
増富温泉郷線のバスで「ゆーぷるにらさき」停留所下車。この道の駅は、国道141号線を挟んで東側に直売所や食堂があり、西側に日帰り温泉「ゆーぷるにらさき」があります。屋根付きの歩道橋で繋がるので、移動も簡単です。
直売所には、農作物から山梨土産。また、日本百名山で知られる登山家、深田久弥の限定グッズなども売られており、要チェックです。
写真:八岳木 流泉
地図を見るゆーぷるにらさきは、韮崎温泉を引く施設です。朝9時30分から夜9時まで営業しているので、ぶらり散策の朝風呂におススメです。
泉質はナトリウム-炭酸水素・塩化物泉。浴室は1の湯、2の湯に分けられてますが、ウェットサウナとドライサウナの違い以外、大差はありません。
利用料金は大人710円、子ども410円です。
なお、車の場合は中央自動車道「韮崎」インターから国道経由で数分です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る来たバスで一度韮崎駅に戻り、南へ向けて乗り換えます。駅にはコインロッカーもありますので、道の駅で買い物した場合はそちらに預けておくことをおススメします。
乗り換えるバスも山交タウンコーチです。大草経由甲府駅線で「御勅使(みだい)南公園」バス停を降ります。
御勅使南公園は、御勅使川の清流を軸に据える大きな公園です。冬でも雪はあまり降らず、周年穏やかな雰囲気です。
公園はいくつかのゾーンに分かれています。最もおススメするのは川面が近い「交流ゾーン」。さらに、クロスカントリーコースがある「親水ゾーン」や、県下一の遊具数を誇る「遊戯ゾーン」など、その趣向も様々です。家族連れで時間を過ごしたり、散歩や本を読んだりと、韮崎市民の憩いの場で、のんびり体を休めてください。
車の場合は韮崎インター、もしくは中部横断自動車道「白根」インターからアクセスでき、駐車場も無料です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る御勅使南公園から、山交タウンコーチのバスに乗り、韮崎駅方面へ戻ります。途中、公園バス停から5つ目の「南宮神社」で降りると、韮崎散策の仕上げにおススメする「韮崎旭(にらさきあさひ)温泉」が近いです。
韮崎旭温泉は、2001年に創業された日帰り施設です。元来、近接の福祉センターのために造られた施設ですので、規模は小さめで簡素です。中に食事処があったり、マッサージができたりするスーパー銭湯のような日帰り施設とは一線を画しています。
目印となるのは、外壁に描かれた大きな温泉マーク。誰がどこでどう見ても、ここは温泉施設だとわかりますね。
館内には、浴室と自動販売機、休憩用の広間が備わるばかり。食べ物の販売はありませんが、持ち込み可能なのでみなさん楽しそうにくつろいでいます。
営業時間は午前10時から午後8時まで。火曜日が定休です。入浴料は大人600円、子ども300円です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る韮崎旭温泉の浴室は男女別の内湯のみです。露天やジャグジー、サウナ等の設備は全くなく、とにかく温泉が湧き出ているばかり。。
何といっても、ここの醍醐味は良質な源泉と、非加温非加水非循環で掛け流されるお湯の使い方です。浴室に入ると、源泉からの湯けむりがモウモウ上がり、視界をひとたび遮ります。源泉100パーセントの湯けむりなので、呼吸器に良いミストサウナに入っているようなもの。
驚くのはその湯色。日によって透明だったりしますが、概ね琥珀色からエメラルドグリーンの色味を帯びています。また、鉄の成分が要因となって湯口付近の浴槽床は黒く変色しています。
色に加えて驚くのは、体へのアワ付きです。シュワシュワと気泡が体を包み、どれほど拭っても次々と付いてきます。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。源泉温度は40℃前後で、そのまま掛け流すため、少しぬるめで長湯ができます。
道の駅や公園を巡る韮崎散策。泡に包まれる絶好の湯が、少し疲れた体を癒してくれることでしょう。
ガイドブックに載らない公園。バスの車窓と途中下車。立派で綺麗な温泉施設に、琥珀色の良質温泉。おススメする韮崎の散策は実に充実したものです。今回楽しさを覚えたら、次はどこの散策とするか。視野の広がる散策旅へ、気の向くままに出てみませんか。
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(2024/3/28更新)
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