「天ケ瀬観光ホテル成天閣」は、大分県日田市の外れに位置し、福岡市から車で高速利用で約90分、JRでは久留米で乗り換え「ゆふいん号」で有名な久大本線の天ケ瀬駅から徒歩5分です。
どこか懐かしさを感じる古き良き情緒のある20軒以上の温泉宿が、水流に勢いのある玖珠川沿いに温泉街を形成しています。「天ケ瀬観光ホテル成天閣」はその真ん中あたり、玖珠川の水がいくつもの大きな石に当たって白く泡立っている絶好の景観を真ん前にしてそびえ立っています。建物前にも駐車場はありますが対岸の駐車場からは専用の吊り橋があり、それを渡ってエントランスに行きます。吊り橋から下の川を覗くとかなりスリルがあります。
吊り橋の下には、川のそばに誰でも100円を料金箱に入れれば入れる開放感たっぷりの露天風呂があります。
到着した瞬間からワクワクするホテルですね。
「天ケ瀬観光ホテル成天閣」の魅力はなんといっても多種多様な温泉です。正面玄関の近くの館外に足湯もあるのですが、館内になんと大浴場、露天風呂が8つ以上あるのです。
ホテルは5階建てですが、3階の風情のある古い温泉旅館のような廊下を渡って階段を登ると男女別露天風呂が各2つずつあります。打たせ湯もあり白い湯の花が浮かんでいたりします。さすがに湯量は豊富でもちろん天然温泉かけ流しです。温泉独特の硫黄のにおいがプンプンします。泉質は単純硫黄泉で神経痛や高血圧に効能があるといわれています。硫黄のにおいは強いですが、入るととろみはそれ程なく快適な湯です。以前は混浴でしたが、現在は男女別々になっています。
廊下を進んでいくと男女別の大浴場が2つあり、アメニティも充実しています。
2階のフロントの近くには「癒遊湯」と名付けられた男女入れ替え制の露天風呂があります。中には立ち湯、水風呂、蒸し湯、打たせ湯など5種類の露天風呂があります。
館内でこれだけ多様な湯めぐりができるホテルも珍しく、温泉三昧の一日を過ごせます。
館内の温泉ではもう一つ、3階の大浴場の先に女性専用露天風呂があります。ここには屋根付きの露天風呂があります。他の露天風呂もそうですが、洗い場がありシャワー、カランにシャンプー、リンスなどが完備されています。こちらも源泉の温度が高いため加水はしていますが、天然温泉かけ流しです。
さらに、露天風呂の奥には小さなロッジ風の小屋があり、誰でも利用できる岩盤浴になっています。無料で岩盤浴ができるのも女性にとっては嬉しいですよね。
男性も女性も温泉を満喫できる「天ケ瀬観光ホテル成天閣」の温泉です。
「天ケ瀬観光ホテル成天閣」の客室は、スタンダードの和室8畳、和室にベッドスペースのある和洋室、和室10畳の準特別室、さらに和洋室と客間の2間あるVIP感満載の特別室があります。
築年数は古いですが、部屋は古さは感じられません。むしろ柱などは古民家のような雰囲気があり、逆に風情を感じます。シャワートイレやバス、アメニティやWi-Fiなど必要なものは完備しています。
窓からはすぐ下を流れる玖珠川の渓流が吊り橋とともに見えます。夜には吊り橋などにイルミネーションが灯されてきれいな光景を目にすることができます。川のせせらぎを聞きながら眠りにつくのも心地よいものです。
夕食と朝食は4階の大広間で食べます。とにかく広い。ステージの付いた大広間のテーブル席で、夕食は地元産の食材を中心にした10品以上の会席料理です。大分名物の「とり天」やこの地域の特産「こんにゃく寿司」など郷土料理も盛り込んでいます。名産豊後牛の焼肉や鍋物などもあり、量的にも味的にも満足の夕食です。
朝食も大広間で、バイキングではなく一人ひとりに用意されています。シンプルですが健康的な朝食が食欲をそそります。
気さくなスタッフの女性たちが対応してくれます。
「天ケ瀬温泉」は開湯が奈良時代といわれ1300年以上の歴史のある温泉です。別府や湯布院に比べると全国的な知名度はいま一歩ですが、それでも関東からの宿泊客も多い「天ケ瀬観光ホテル成天閣」です。さすがに「おんせん県おおいた」だけあって湯量は豊富です。館内でいろんな種類の湯めぐりができる「天ケ瀬観光ホテル成天閣」。ぜひ、一度訪れて温泉三昧の一日を過ごしてみませんか。
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