真冬の虹の架け橋!秩父「尾ノ内百景氷柱」は美しすぎる渓谷

真冬の虹の架け橋!秩父「尾ノ内百景氷柱」は美しすぎる渓谷

更新日:2017/12/23 18:18

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 神社・グルメナビゲーター
「尾ノ内百景氷柱」をご存知ですか?
歌舞伎とバイクで知られた埼玉県秩父郡小鹿野町にある尾ノ内渓谷の氷柱のこと。毎年、1月上旬〜2月中旬にかけて地元の人たちによって創られる巨大な氷柱が冬の風物詩として話題を呼び、期間限定のライトアップでは幻想的な光景が超絶景なのです。
冬の2ヶ月間だけに現れる超絶景を見に、秩父路三大氷柱の一つ「尾ノ内百景氷柱」に行ってみませんか。

尾ノ内百景氷柱とは

尾ノ内百景氷柱とは

写真:Naoyuki 金井

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両神山を源流とする尾ノ内渓谷は小鹿野八景の一つで、緑と清流の美しい景勝地として知られ、遊歩道も整備されており春の新緑、夏の滝巡りなどで楽しまれています。その尾ノ内沢の玄関とも云われているのが吊り橋で、吊り橋から見える「一番滝」が渓谷の情緒を醸し出し、トレッキングのモチベーションを上げてくれるのです。

尾ノ内百景氷柱とは

写真:Naoyuki 金井

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「尾ノ内百景氷柱」は、その尾ノ内沢から500メートルのパイプを引いて尾ノ内渓谷に人工的に創られた氷柱で、"百景"は「冷っけぇ(ひゃっけぇ)」から付けられました。
氷柱は、遊歩道のスタート地点である吊り橋周辺に造られており、春、夏とは全く違う眩いばかりの氷の世界が広がっています。

尾ノ内百景氷柱へのアクセス

尾ノ内百景氷柱へのアクセス

写真:Naoyuki 金井

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尾ノ内渓谷は、秩父市から秩父郡小鹿野町を走る国道299号線を埼玉・群馬県境の志賀坂峠方面に向かったところにあり、龍頭神社が渓谷への入り口となります。ほとんどが道幅の広い国道ですから運転も比較的楽ですが、一部狭い箇所などの未改良区間もあり、凍結と共に注意は必要です。

尾ノ内百景氷柱へのアクセス

写真:Naoyuki 金井

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龍頭神社前ではスタッフが道案内をしており、国道を左折して林道を約1.2kmほど進むと「尾ノ内自然ふれあい館」があり、この駐車場が利用できます。更に進んだ先にも龍頭神社駐車場がありますが、混雑時、どちらの駐車場になるかはスタッフの誘導次第です。ふれあい館の駐車場から龍頭神社駐車場まではシャトルバスが運行されていて(氷柱開催期間のみ)、龍頭神社駐車場からは歩いて2〜3分です。
公共交通は電車とバスの乗り継ぎで、本数も限られているのであらかじめ確認が必要です。

龍頭神社駐車場先が氷柱の入り口で、環境整備協力金 200円(中学生以上)を支払っていよいよ氷の世界に向かいます。

尾ノ内百景氷柱へのアクセス

写真:Naoyuki 金井

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案内所から進むと吊り橋の見える位置に氷見台があり「尾ノ内百景氷柱」の全景を望むことができます。氷柱の規模は周囲150m、高さ50mで、実際に見る光景は荘厳で大迫力の絶景です。

尾ノ内百景氷柱の見所

尾ノ内百景氷柱の見所

写真:Naoyuki 金井

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氷見台からの光景は圧巻です。
近くに見える吊り橋と氷柱のコントラストが、他の季節では味わえない冬ならではの風物詩を物語っています。

尾ノ内百景氷柱の見所

写真:Naoyuki 金井

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大迫力の氷柱と共に、特に一番の見所は吊り橋からの氷柱です。
通常は吊り橋を渡って遊歩道を進むのですが、冬季は吊り橋を渡るまでが開放されています。しっかりした吊り橋ながらやはり揺れるのが常で、ドキドキの吊り橋を渡り始めると今度はドキッとした光景を目の当たりにします。夏季には清涼感溢れる尾ノ内沢に落ちる「一番滝」ですが、夏とは違う神々しい輝きを感じるから驚きです。

尾ノ内百景氷柱の見所

写真:Naoyuki 金井

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キラキラ輝く氷柱もまた氷の芸術として絶景を構成しています。
あちらこちらで見られる造形の美を満喫することができるでしょう。

尾ノ内百景氷柱のライトアップ

尾ノ内百景氷柱のライトアップ

写真:Naoyuki 金井

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クライマックスは、何といってもライトアップです。EV車電源を使用したエコライトアップの最初は、シンボルの吊り橋を"虹の架け橋"に変へ、超絶景が始まります。

尾ノ内百景氷柱のライトアップ

写真:Naoyuki 金井

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ライトアップ時の吊り橋は渡ることができませんので、人の陰のないフォトジェニックなひと時で、あなただけの時が過ぎていきます。

尾ノ内百景氷柱のライトアップ

写真:Naoyuki 金井

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刻一刻と変わるライトアップの光景は、まさに冬に生まれた異次元の世界。これを見なければ氷柱を語れないほどの絶景に思わず感動の声さえも失う事でしょう。
是非、お見逃し無いようお出かけくださいね。

氷柱見学前の絶品B級グルメ

氷柱見学前の絶品B級グルメ

写真:Naoyuki 金井

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氷柱見学の腹ごしらえに超おススメするのが秩父のB級グルメ「わらじかつ丼」。
美味くてボリューミー、その上安いと秩父を訪れたライダーに評判となり、メディアにより一気に人気となりました。その「わらじかつ丼」発祥の店が、秩父郡小鹿野町にある「安田屋」で、連日行列が絶えません。

氷柱見学前の絶品B級グルメ

写真:Naoyuki 金井

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国道299号線の小鹿野町にある「安田屋」は大正5年に創業した老舗。
蓋からはみ出る"カツ"がまるでわらじのようだと云われたことから命名されました。カツの枚数も選べるのでご自分のお腹の具合でチョイスしてください。
なお、10月〜3月までは季節限定としてみそ汁が無料となるのもグルメには嬉しいサービスです。

氷柱見学前の絶品B級グルメ

写真:Naoyuki 金井

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冬の夜に掛かった虹の架け橋はいかがですか。
秩父では、このほか秩父市「三十槌の氷柱」、秩父郡横瀬町「あしがくぼの氷柱」があり合わせて秩父路三大氷柱と呼ばれています。距離的に1日で昼夜三か所を廻るのは難しいですが、三氷柱を1日で見ることは可能です。また、最近ではバスツアーもあるので、効率的に利用するのも良いでしょう。
一年の内、2か月間の絶景ですから、是非、お見逃し無いようにお出かけください。

尾ノ内百景氷柱の基本情報

住所:埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢996−1
※上記住所地は、国道299号線からの尾ノ内氷柱の入口ですので、ご注意ください。
問い合わせ先:西秩父商工会 0494−75−1381
アクセス:
【車】関越自動車道:花園IC ⇒ 国道140号を秩父市内へ ⇒ 国道299号線を小鹿野市街地から群馬県方面に約18km、「小金平バス停」の先、「龍頭神社」を左折。
ICからの所要時間:約1時間半

2016年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/06 訪問

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