写真:なおぢ はるみ
地図を見る「京のお宿 しづや」は、京都駅から徒歩10分、京阪七条駅からは徒歩5分弱という好アクセスの地にあります。河原町七条交差点の北東角にある、茶室の露地を彷彿させる小道の先に、ひっそりと建っているお宿です。
交差点の角という喧騒の中、この小道に入るやいなや静かで穏やかな空気感に引き込まれる感覚は、ちょっと特別な旅館に訪れた際のそれに似ています。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る温かな感触の木の引き戸を開けると、白熱色の照明に包まれ広く開放的なフロントロビー。こちらは、女性専用のお部屋がある母屋です。男女共有のお部屋と、宿泊客とのコミュニケーションが楽しいキッチン&リビングは、離れにあります。
「しづや」の床は全て無垢の杉板で、柔らかな木の特性から人にやさしい素材です。壁は珪藻土を左官で仕上げ、二階は高い天井の梁をそのままに設計。元旅館の郷愁を残しつつ、できる限り自然素材でリノベーションされた無駄のないミニマムな空間は、権威ある建築誌『新建築』にも掲載されました。それも納得の、完成度です。
特に母屋二階、中央の廊下から両サイドに女性専用の個室が並ぶ空間は、半分外のような開放感と、確かに守られた室内空間であるという安心感が内在し、さらにお部屋はなんと上下に分かれた個室であるという、とても面白い造形です。パブリックとプライベートのバランスが絶妙で、ちょっと京の長屋を彷彿させます。
写真:なおぢ はるみ
地図を見るゲストハウスなので、決して寝床が広いわけではないのに、落ち着いた旅館に泊まっているような感覚になる宿。それは建築の妙だけではなく、主人こだわりのホスピタリティにもその真髄があります。
少ないスタッフ数で、よくもここまでと思うほど掃除・手入れが行き届き、ふかふかの布団に真っさらなシーツ、ノーストレスで使えるアメニティーや設備が充実しています。宿の敷地内にある井戸の美味しい水や、それで煎れたお茶などが用意されているのも嬉しいサービス。
「化粧水などは女性の必須アイテムだと思うのですが、旅行で持ち歩くのは重いだろうから、女性も安心して使えるアメニティーを用意して、できるだけ軽い荷物でお越しいただけるように。」「床材をやわらかな感触の杉にしたのは、お客様に裸足でリラックスして過ごしていただけるように。」という主人の思いやりが、ここまでの居心地の良さを生み出しているのです。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る「しづや」に泊まるなら、隣接するお店で美味しいコーヒーとカレーを味わうというのも、魅力的な過ごし方。「しづや」の母屋と離れに挟まれるように、相部屋営業の「HIBI COFFEE」と「カレー屋 asipai」があります。いずれもおしゃれな食の雑誌『エル・ア・ターブル』で紹介された人気店です。
「HIBI COFFEE」は朝8:00から美味しいコーヒーやモーニングがいただけます。おヒゲの店主が淹れてくれるスペシャリテーコーヒーは、店内で必要な分だけ焙煎し、新鮮ですっきりとした飲み心地。京都のコーヒー通をうならせ、さらにはコーヒーが苦手という方も美味しい!とわかる実力派のコーヒースタンドです。
ランチでカレーをいただいた後、「HIBI COFFEE」のデザートとコーヒーという、ナイスなコースをオススメします。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る鳥取県で創業し、京都店は2号店となる「カレー屋 asipai」はランチタイムとディナータイムに営業。スパイスたっぷりで優しくマイルドなカレーは、毎日でも食べたくなる、やみつき度の高い味です。
美味しすぎて手が止まらず、ペロリと一皿食べられてしまいます。いただいた後、満腹感に浸りながらも、不思議とまたすぐ食べたくなるような記憶に深く残るカレー。ぜひ、一度ご賞味を!
はっきり言います。「しづや」は、ゲストハウスの域を完全に超えた、スペシャルな宿です。特に、女性にとことん優しい。本当は、秘密にしておきたい、とっておきの隠れ家です。
コストパフォーマンスに優れ、ホスピタリティーの真髄をしっかり感じて心から安心して過ごせる。隣接のお店で美味しい食事やコーヒーも楽しめる。これが宿の大当たりくじって、いうのだな!と実感すること間違いなしです。次の京都旅、泊まるなら絶対「しづや」でしょ!
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(2024/3/29更新)
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