写真:木村 優光
地図を見る夜の帳が落ち始めるころ、展望台から北側を眺めてみると、雄大な富士山のシルエットが聳え立ちます。その姿は日本を代表する山であることの証!形状も非常に美しい稜線から形成されたシルエットが、周りの風景を引き立ててくれます。
写真:木村 優光
地図を見る手前は田子の浦港で、埠頭から構成される水辺沿いは、数々の倉庫が林立しています。大都市の埠頭とは違い、地方カラーがとてもよく出ているところが特徴的です。静岡県は漁業も盛んですので、田子の浦港には漁業系の倉庫が少なからず点在しています。
写真:木村 優光
地図を見る富士山と工場のコラボレーションは、神奈川県の川崎市でも見ることができますが、ここまで大きく、しかも裾野まで見ることができる富士山とのコラボレーションは、富士市ならでは!富士市は製紙が有名ですので、製紙工場に隣接する煙突から排出される水蒸気と富士山のコラボレーションは、富士市の特徴であると言えます。
写真:木村 優光
地図を見る田子の浦港は、漁港よりも埠頭沿いに建ち並ぶ資材系の倉庫の数が比較的多いですが、夕刻以降はオレンジ光の外灯により、倉庫街が徐々に照らされ始める様子は独特の雰囲気を生み出しています。都会の埠頭でも同じようにオレンジ光の外灯により倉庫やクレーンなどがライトアップされますが、田子の浦港はその規模の小ささが心を和ませてくれます。
写真:木村 優光
地図を見るそして背景の空が街を包み込むようなカラーリングに変化していく様子は、都会でも見ることはできますが、「富士と港が見える公園」の展望台から見る夕景は、手前の富士市街を隔てて真正面に富士山を向かい入れるため、東京などでは味わうことができない特権!あまりの美しさに開いた口がふさがらないです。
製紙工場のライトアップも徐々に点き始め、広角で見ると徐々に見ごたえのある夜景へと変わっていきます。この時間帯は1分ごとに空の色が変わっていくため、暫く見ていると、地球は周っているのだな!という実感がこみ上げてきます。
写真:木村 優光
地図を見るこちらは北西方面を見たものですが、太陽が沈む方角に近いこともあり、日没時はオレンジ色とピンク色を混ぜたような空が広がることも!そして水面にも空の色が反射し、非常に美しい光景を見ることができます。製紙工場から排出される水蒸気が紅色に染まった西空にアクセントを加えています。
背後に見える山々は、富士宮方面の山のシルエットになります。
写真:木村 優光
地図を見るこちらは漁港で形成されたエリアで、所々に停泊している漁船もローカルチックな雰囲気を出しています。しかしすぐ後ろを製紙工場が林立しているので、富士市街はどこを見ても製紙工場が目に飛び込んでくる街であることがわかります。
写真:木村 優光
地図を見る展望台は上空から見ると八角形をしており、高さ的には3階建ての建物とほぼ同じくらいですが、元々公園自体が周囲のレベルより高台に位置するため、展望台からの眺めは予想以上に高度があり素晴らしいです!
なお、夕刻前の明るい時間帯に展望台に上がるのであれば、特に問題はありませんが、夜間に展望台へ上がろうとすると、内部の階段部に照明がないため、足元を十分に注意する必要があります。
写真:木村 優光
地図を見るなお、夏場ですと展望台周囲に植えられた木々に葉が付き、若干視界が狭まることもありますが、逆に空気のくすみ具合で冬場とは違った夜景を見ることも可能!山から見下ろす夜景ではないため、天候にそれほど左右されないのがメリットと言えます。
そして、園内には数台ながらも駐車場があり、さらにはトイレもあるため、車訪問でも安心して長居することも可能です。
製紙工場が建ち並ぶ富士市ですが、間近で見る製紙工場の工場夜景も見応えがあります。特に内陸部の岳南電車沿いのエリアは、線路沿いに製紙工場が建ち並び、迫力満点の工場夜景を見ることができます。
さらには東海道新幹線と富士山を同時に眺めることができるポイントもあります。つまり日本を代表するもの二つを同時に見ることができるため、こちらもオススメですよ。
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(2024/4/20更新)
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