シュタイン・アム・ライン(Stein am Rhein)は、旧市街の建造物の壁に描かれたフレスコ画が密集する、中世の時代にタイムトリップしたかのような重厚感かつ、チャーミングで大変美しい町です。町の規模はとても小さいながら、 ドイツとの国境をまたぐボーデン湖畔にあるとても印象に残る町として、特にヨーロッパからの観光客に人気のスポットです。
この町の歴史の始まりは16世紀、当時描かれた色とりどりのフレスコ画は、特に市庁舎広場(Rathausplatz)からの眺めが最も美しいとされています。
チューリッヒからの電車での所要時間:ウィンタートゥールで乗り継ぎで約1時間20分。田園風景が広がる車窓からの眺めもとても贅沢ですよ!
またシュタイン・アム・ラインは、町の発展のきっかけとなったザンクト・ゲオルゲン修道院(Kloster Sankt Georgen)でも名が知られています。この修道院は、美しい中庭と、厳かで質素な内観が神聖な雰囲気を醸し出しており、是非立ち寄ることをお勧めします。
旧市街のすぐそばの丘の上にはホーエンクリンゲン城(Burg Hohenklingen)があります。ここは、城壁で囲われているシュタイン・アム・ラインの旧市街の全景が一望できるとっておきのスポットです。城内にはレストランもあるので、お茶やランチをしながらゆっくりと、のどかで美しい景色を眺めるのもいいでしょう。
ユネスコ世界遺産登録されているザンクト・ガレン修道院。現在見られるこの修道院の建造物は18世紀に建設されたものですが、修道院の創設はなんと7世紀にまで遡るのだそうです。現在は宗教的な意味での修道院ではなくなってしまいましたが、建築物そのものは当時のまま大変美しいものです。
修道院内にあるバロック様式の大聖堂の姿も堂々たるもので見事です。しかし!なんと言ってもスイス最古、そして世界でも最大級の中世の図書館として誇る修道院付属図書館の荘厳さ、美しさには息を呑むでしょう。図書館の内装の棚や装飾だけでも見応え十分ですが、図書館に収蔵される膨大な数の貴重稀な中世の写本や観書は思わず息を止めて覗き込んでしまうものばかり。これらの重要資料は一番古くて17〜18世紀にまで遡ることができ、世界的にも他に例を見ないほど大変良好な状態が保たれています。驚くことに、これらほとんどの資料は、申請をすれば誰しもが手に取って閲覧可能なのだそう。
*残念ながら図書館内は写真撮影禁止のため、写真は大聖堂の内部を掲載しています。
アクセス:チューリッヒ中央駅から電車で直通1時間強。チューリッヒからもとても近いので是非足を延ばして頂きたい!
スイス東部で逃してはならないのが、ライン滝(Rehinfall)。ライン川はスイスからドイツへと流れ込み、最終的にはオランダにまで流れ着く、まさに昔の人にとっては千山万水の間を旅せねばなりませんでした。ここで紹介するライン滝は、ライン川流域の高地ライン(Hochrhein)と呼ばれる地方にあります。
ライン滝が生まれたきっかけは、最終氷期にジュラ山脈にライン川がぶつかったことが始まりだと言い伝えられています。その水量の多さは圧倒的で、ヨーロッパ最大レベル!怒涛のごとくパワフルに落ちるその滝は、観光客を魅了して止みません。
アクセス:チューリッヒからの所要時間は約1時間。シャフハウゼンでバスに乗り継ぎ約10分。
名物はこの滝中央部の岩に向かって運行されている遊覧船です。ぜひチャレンジしてみてください。その他にもラウフェン城(Schloss Laufen)から見下ろす滝を楽しんだり、 お城への道中にある見晴台から水しぶきを浴びながらライン川の大スペクタクルを楽しむのもオススメです!
皆さんいかがでしょうか。ドイツの息吹を感じるシュタイン・アム・ラインの独特なフレスコ画に囲まれた、中世のおとぎの国のような世界や、スイスが誇るユネスコ世界遺産に指定されるザンクト・ガレン修道院及び修道院付属図書館、想像以上に力強い大圧巻のライン滝に行ってみたい!と思っていただけましたでしょうか。
どこも、チューリッヒ中央駅から電車ですぐ!スイスの山ももちろん素晴らしいですが、スイスの歴史文化に触れる旅も良いものですよ。
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