メキシコの食文化を体感！地元っ子も訪れるカンクン「チェドラウイ・セレクト」

更新日：2018/07/31 15:45

浅井みら野総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボードバッジテスト 1級

食べ物や生活用品が売られているスーパーは、“その国らしさ”が感じられる場所として、実は多くの旅行客が訪れる隠れ人気スポットではないでしょうか。リゾートホテルがひしめくカンクンの中心地にある大型スーパー「チェドラウイ・セレクト」は、メキシコ料理に欠かせない食材がずらりと並び、日本では見慣れないものも少なくありません。散策するだけでも充分異国感が感じられ、好奇心が刺激される楽しい場所なんですよ。

菓子パンが山のように売られているメキシコ

写真：浅井みら野

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まるでコストコのようなたたずまいを見せる「チェドラウイ・セレクト（Chedraui Selecto）」。最上階にあるベーカリーでは、毎日焼きたてパンの幸せな香りがあたりを包みます。いくつかの棚に並んでいるパンを見ると、黄色やモカ色の日本のメロンパンのようなものや、メープルや砂糖がかかったドーナッツにスマイルマークの大きなクッキーなど可愛らしいパンの数々が並んでいます。

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クロワッサンやバケットなど甘くないパンも売られていますが、甘いもの好きなメキシコ人らしく菓子パンの種類が圧倒的に多いです。１つあたりの値段が100円もしないのに手のひらサイズという、その大きさも驚き。意外と知られてないメキシコのパン事情が感じられます。

メキシコ料理にかかせないトウガラシも豊富

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料理にピリッとした辛さを加えてくれる“タバスコ”。日本でも馴染みのある調味料ですが、メキシコのタバスコ州原産のトウガラシ（タバスコペッパー）から作られているんですよ。メキシコ料理に辛さは欠かせません。トウガラシ（メキシコではチリもしくはチリペッパー）も緑や赤、大小さまざまなものがあり、それぞれ辛さの程度も異なります。写真のようにトウガラシ型の棚まで置かれているほど、食生活に馴染みのある食材です。

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他にも野菜コーナーには“ノパレス”とよばれる、メキシコに群生している食用サボテンを見かけることも。どういう風に食べるのか、その外見から想像を膨らませてみるのも楽しいひとときに。パプリカも黄色や赤、緑と鮮やかな色が輝きを増して見えます。南国らしくフルーツも大量のパパイヤやマンゴーが安価で売られ、羨ましい気持ちになってしまいます。

ちょっと嬉しい試食が充実

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どんな味なのか、ちょっと試してみたい･･･。口に合うか、確かめてから買いたい…。味が予想できない外国の食品だからこそ、まずは味見してみたいものですよね。チェドラウイ・セレクトの食品エリアでは、試食コーナーが何ヵ所かに設けられています。サルサなど自分で買うには量が多いものも試せますので、訪れた際にはぜひ試食コーナーを探してみてくださいね。

色鮮やかなバス用品も実はおすすめ

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食品ばかりに目がいきがちですが、ドラッグストアもあります。棚には紫やピンク、白に緑など色鮮やかなバスソルトが金魚鉢のようなケースに飾られ、ひと際華やかな雰囲気に。量り売りで販売されていますので、適量を買うことができますよ。約20種類ほどもあり、きれいな色に惹かれたり香りで比べたり…、どれにしようか迷ってしまいます。

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他にもこちらに置かれている“Espuma de Luna（エスプーナ・デ・ルーナ）”も100%自然素材にこだわった手作りせっけんが自慢のブランド。見た目も鮮やかな色が特徴で、メキシコの明るい空気がそのまませっけんに入ったような印象です。

ひとやすみはフードコートでゆっくりと

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じっくり見てまわるには広すぎるチェドラウイ・セレクト。最上階にはフードコートがあり、訪れたひとたちが食事をしたり、おしゃべりを楽しんだりと、ゆるやかな雰囲気が感じられます。ピザやメキシコ料理も食べられますので、ランチ場所としても使えますよ。実は回転ずしもありますので、日本食が恋しくなった際はぜひ立ち寄ってみるのも。暑い日はフルーティーな色彩が美しいジェラートも人気です。

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まとめ

白い建物が目印のチェドラウイ・セレクト。カンクンのホテルゾーンにどーんと建ち、尊厳な存在感で目立っています。販売スペースも広く、旅行客だけでなく、地元っ子も家族で訪れるほどの人気スーパーです。普段なかなか目にしないメキシコの食文化や日常の様子も見ることができる、メキシコらしさが感じられる場所ですよ。