写真：旅人間
地図を見る彦根駅から歩き始めるとスグに‟彦根名物”の文字、そして「麺類をかべ」と言うお店が目に入ります。この店は昭和三十八年に開業し、日本各地に約60店舗を展開する「ちゃんぽん亭総本家」の‟近江ちゃんぽん”発祥店であり、彦根駅前本店です。
この地で「麺類をかべ」に始まった‟ちゃんぽん亭総本家”は、創業当初はうどんやそばなどの小さな麺類食堂でした。そして、この店で作られる具沢山の‟ちゃんぽん”は評判となり、次第に彦根の名物料理として多くの人に愛され、今では彦根の味を全国に発信する人気店として各地で店舗展開をしています。
写真：旅人間
地図を見るこの創業当時の「麺類をかべ」の屋号を残す〝ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店"は、現在はレトロ感のある雰囲気で清潔感あふれる素敵なお店。本部の方にお話を聞くと「お店は改装して創業当時と異なるけど、まさにこの場所で始まったのですよ」と嬉しそう。
お店の中に入ると「創業昭和三十八年 近江ちゃんぽん発祥店」の言葉がドーンと目に飛び込みます。この誇らしげな文字を見ると、この場所から全てが始まったんだと、昭和３８年からの歴史的な重みを感じ、思わず気持ちが踊ります。
写真：旅人間
地図を見る一般的に‟ちゃんぽん”と言えば長崎ちゃんぽんをイメージする方も多いと思いますが、「近江ちゃんぽん」に関して言えば全くの別物で、これは中華料理ではなく和食なのです。
例えばスープは京風だしをアレンジした和風醤油、具は豚肉と野菜だけで海鮮は一切入っていません。麺は唐灰汁を使ったちゃんぽん麺ではなく、かんすいを使った中華麺。調理方法も中華鍋ではなく手鍋で煮込みます。あえて他のちゃんぽんとの共通点を探すなら、野菜が多い事、具が沢山入っている事、そして麺料理である事なのです。
写真：旅人間
地図を見る店内の各テーブルには「コショウ」「自家製ラー油」「特製醤油だれ」と「お酢」が置かれています。味の好みは人によって様々で、濃い味が好きな人、薄い味が好きな人、また辛い味が好みって方もありますよね。だから味をアレンジするのは分かります。ただ「お酢」って本当に入れて美味しいの？って方もあるかもしれません。
そこで店の案内を見てみると「スープの旨みがググっと増す。通の食べ方」として推奨しています。お酢は食欲増進に効果あるとも言われますし、ここは素直に説明通り半分ほど食べたら、お酢を加えて食べてみましょう。
写真：旅人間
地図を見る近江ちゃんぽんは、かつお節や昆布など7種類の国産厳選素材を黄金比率でブレンドした和風醤油仕立て。あっさりしていますが、豚肉の旨みが重なりコクが出て食べやすいのが特徴。このまま何も加えずに最後まで食べても十分美味しいです。
ちなみに「お酢」は、疲労回復、食欲増進、高血圧予防、脂肪燃焼効率アップ、ダイエット効果、骨の強化、美肌効果、利尿作用によるむくみ解消、便秘解消、新陳代謝アップ、血液サラサラ効果など効能があると言われていますね。
では、「お酢」を入れてみましょう。どのように変化するのか？ ワクワクして下さい。
写真：旅人間
地図を見るこの近江ちゃんぽんに「お酢」を加えて、少し恐る恐る食べてみると、きっと多くの方が同じ反応だと思いますが、ついつい「あっ！いける」と無意識に呟くはず。決して疑っていたわけではないけど、想像以上にスープの旨みがハッキリすると言った感じ。なるほど！これは確かに旨みがUPしている。
お酢の配分はレンゲ半分程度から入れ、自分の好みに合わせて、少しずつ増やし適量を調整するのがおすすめ。ただ「お酢を入れたら旨みが増す」と言うのが分かると、ついついお酢を入れ過ぎてしまうので要注意。しかし、このお酢を加えた味は後口も良く、これはハマってしまいますよ。
美味しくて野菜たっぷりの「近江ちゃんぽん」は、やはり本場の彦根本店で食べるのが超おすすめですが、もし近所に店舗があれば、まずはそちらで是非食べてみて下さい。各店舗に関する情報は下部「MEMO」の公式サイトよりご確認下さい。
- PR -
このスポットに行きたい！と思ったらトラベルjpでまとめて検索！
条件を指定して検索
(2024/4/20更新)
- PR -
- 広告 -
