写真:浅井 みら野
地図を見るカンクンがあるユカタン半島に多い“セノーテ”。川が流れていないこの半島では、雨水は地上から石灰質の地層に流れこみ、地下水となり海へ繋がります。多くの地下水路は地表の下にあるため、私たちの目で見ることができませんが、セノーテと呼ばれる場所は天井がなく、水も流れず溜まっているため、まるで天然のプールのように泳ぐことができるのです。
セノーテの特徴は、何といっても抜群に高い水の透明度。数十メートル先の景色や、水中に流れ込む太陽の光がスポットライトのような様子まで綺麗に見ることができます。泳ぐ際はゴーグルや水中カメラを持っていかれることをおすすめします。
写真:浅井 みら野
地図を見る地下に続くうす暗い階段をおり続け、少しの不安と疲れが感じられるころ、セノーテイキル(Cenote Ik kil)が目の前に現れます。上からは眩しい太陽の光が降り注ぎ、暗闇に慣れた目で眺めると、輝いてまぶしいほど。
ぐるりと周りは岩壁に囲まれ、その表面にはツタや木の根が絡みついています。その草木が数十メートル先の泉に向かって枝や根を垂らす様を見ていると、まるで未開の地もしくは太古の泉に迷い込んだような気分に。耳をすませば横から流れてきた地下水が滝のようにセノーテへ 流れ落ちる音が聞こえてきます。
写真:浅井 みら野
地図を見るセノーテイキルの水深は約40m。その深さを利用して、なかには飛び込むひとの姿も。一番高い場所だと高さ5mからダイブすることができます。すぐ近くに監視役のスタッフもいて、危なくないよう飛び込む姿勢やタイミングを教えてくれますよ。他のセノーテではなかなかできない体験ですので、旅の思い出にいかがでしょうか。
写真:浅井 みら野
地図を見る飛び込む以外にぷかぷか浮いているだけでもセノーテイキルを充分楽しむことができます。頭上を見上げれば、はるか先に地上の様子が。地上から水面まで25mの高さがあり、セノーテイキルの壮大さを改めて実感できますよ。ゴーグルをつけて泳げば魚が見られることも。午後になると訪れる人数もぐっと多くなりますので、人が少ないお昼前後がおすすめです。
泳がない場合でも、セノーテイキルは地上から泉を覗き込むことも、階段をおりればすぐ水際まで行くこともできます。上と下からでは全然見える景色も違うので、ぜひ見比べてみてくださいね。
写真:浅井 みら野
地図を見る更衣室やトイレの設備が整っているのも嬉しいポイントですよね。セノーテイキルにある更衣室とトイレは清潔で数も多いです。ツアーで訪れるとライフジャケットを借りられる場合が多いですが、ない場合も更衣室前で借りることができます。セノーテの底は深く、足も届かないので、ライフジャケットがあると安心して泳げるのでおすすめです。
同じ敷地内にレストランとお土産屋さんもあります。レストランはメキシコ料理のビュッフェがメイン。お土産屋さんにはカラフルな食器やドクロ、銀アクセサリーなどメキシコを代表するお土産が幅広く取り扱われてます。炎天下のチチェン・イッツァでからだが火照ったら、セノーテイキルの冷たい清冽な泉で爽快になるのはいかがでしょうか。
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(2024/4/18更新)
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