1万年続く祭祀の地、伊勢原・比々多神社は超パワースポット!

1万年続く祭祀の地、伊勢原・比々多神社は超パワースポット!

更新日:2016/12/24 08:58

神奈川県伊勢原市にある比々多(ひびた)神社。霊山大山をご神体に仰ぐこの神社の祭祀の歴史はなんと1万年!はるか縄文の昔からパワースポットだったのです。

癒しに満ちた境内、歴史を裏付ける土器や環状列石、強力な大地のエネルギーが流れる元宮。1万年続く祭祀の地だからこそのパワースポット、比々多神社をご紹介いたします。

癒しの力に満ちた比々多神社は1万年続く祭祀の地

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神奈川県伊勢原市、霊山大山の麓に位置する比々多神社。相模六宮の三宮であります。神社のご由緒によりますと、創建は神武天皇6年。豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)を「日本国霊」として国家安泰を祈願したのが始まりとされています。神武天皇は西暦では紀元前660年に即位したとされている初代天皇。時代区分で言えば縄文時代末期にあたるでしょうか。

普通であれば「そんな古くから?あくまで伝承でしょ」と思ってしまいがちですが、ここは違います。というのも境内遺跡からは縄文時代の土器を始め、古墳時代の勾玉などが出土。その出土品から推察される歴史はなんと1万年!人々が聖域・パワースポットとして崇めてきた歴史は、他とは比べ物にならないのです。

癒しの力に満ちた比々多神社は1万年続く祭祀の地
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そんな神聖な境内に流れる空気はとても穏やか。縄文の昔に祭祀の地に定められただけのことはあって癒しの力が強く、ここに居るだけで不思議なほど心が落ち着き、安らいでいきます。

境内の入口、狛犬の後ろから参拝客を迎えてくれるのは、「相生のけやき」。1つの株から2本の幹が仲良く伸びていて、満願成就や恋愛成就・良縁にご利益があります。

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綺麗に掃き清められた境内の中に、鬱蒼とした場所があります。それは境内社の秋葉神社付近。木々に囲まれた石造りの社は、妙に古代から続く祭祀の地を実感させる雰囲気。ここだけ縄文の昔に迷い込んだかのような、不思議な感覚になります。

目に見えない力が助けてくれるかも!?

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比々多神社のご祭神は
豊斟渟尊…別名・豊國主尊(とよくにぬしのみこと)。天地開闢(てんちかいびゃく)の頃に生まれた、国土創建を司る神様。
天明玉命(あめのあかるたまのみこと)…玉造、不思議な霊力の発揮、子宝の神様。
稚日女尊(わかひるめのみこと)…機織り、衣料の神様。
日本武尊(やまとたけるのみこと)…叡智と武勇、出世、開運、除災、交通の神様。

天明玉命の「玉造」の「玉」は「勾玉」を指しています。勾玉は縄文の昔から祭祀に用いられて来ました。この神様が祀られていることからも、この地が昔から祭祀の地であったことが窺われます。

目に見えない力が助けてくれるかも!?
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実はこの神社を参拝された人の中には「奇跡が起きた」と言う方がいらっしゃるのです。
「交通事故を起こしてしまい車がぐちゃぐちゃになったが、体はかすり傷ひとつなく警察にも『奇跡だ』と言われた。」
「無理と思っていた難関大学を受験したが、たまたま自分が好きな分野の問題が沢山出て、合格することができた。」
などなど…。
ご神力なのか1万年続く祭祀の地ゆえのことなのか、目に見えない不思議な力が働いているのかも知れません。

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本殿の裏にある摂社・末社です。左側より、白山神社・弁天社・神明神社・東照宮権現社・稲荷神社

本殿を拝むと、自然とこちらの摂社・末社も拝む形となります。小さな祠ですが、ちょっと気になる存在。目立たない所にあるので忘れがちですが、こちらもお参りして行きましょう。

縄文時代から続く祭祀の証拠!郷土資料館と環状列石

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近隣にはかつて360を超える古墳があり、遺跡からは多数の出土品が発掘されています。その一部が展示されているのが、境内にある「三宮郷土博物館」。一見普通の住宅と見間違うかのような建物ですが、なかなかお目にかかれない貴重なものが展示されています。それは縄文時代の土器に付けられていた「顔面把手」や勾玉、かつて人骨が納められていたと推測される大きな須恵器の甕など。中でも見逃せないのは関東最古、高さ41cmほどの珍しい木彫りの狛犬。持統天皇朱鳥6年(692年)、社殿修復の際に奉納されたものです。なんとも言えない柔和な表情や、木の持つ独特な温もりは一見の価値あり!ぜひ一度見てください。

※三宮郷土資料館は通常は開館時間内でも施錠されています。拝観される場合は、神社の方に声をかけてください。

縄文時代から続く祭祀の証拠!郷土資料館と環状列石
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神社本殿の裏には古代祭祀の「環状列石」があります。この環状列石は近隣の下谷戸縄文遺跡から東名高速道路の拡張工事により発掘、比々多神社の境内に移設されました。移設、というと少しがっかりしてしまいますが、比々多神社の境内はかつて広大で下谷戸縄文遺跡のあった場所の住所も「三ノ宮」。下谷戸縄文遺跡も含めて、この地域一帯が縄文時代より祭祀の地であったと考えられています。

半端じゃないパワースポット!かつての比々多神社の地「元宮」

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比々多神社に参拝したら、ぜひ訪れていただきたい場所があります。
それは比々多神社の「元宮」。本殿裏の環状列石から400mほど、畑を抜けて急な坂道を登った先にあります。
なんとなく寂しい場所にあり「え?ここ?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かつて比々多神社はこの地にありました。しかし戦国時代の兵火で現在の地に遷ったため、今では畑の中に石で作られた小さな祠があるだけ。それなのに、ここのエネルギーが半端ないのです!

半端じゃないパワースポット!かつての比々多神社の地「元宮」
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石段を登り、祠の前に行くと神域を示すかのように、簡易なしめ縄があります。そのしめ縄の内側に流れているのは、とても強い気。何か見えない力に遮られて、なかなか前に進み出ることができないほどです。心を静めてしっかりとお参りしてください。

元宮の背後にあるのは、比々多神社のご神体でもある霊山大山。大山は「龍脈」と言われていて、この場所にはその大山からのエネルギーが直に流れて来るようです。

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元宮からの眺望です。ちょうど中央付近に見える森が比々多神社の境内。市街地が一望でき、この場所が小高い場所にあるのがお分かりいただけるのではないでしょうか。それだけに大山を遥拝するのにも、絶好の場所だったと考えられます。

おわりに…

今よりはるかに自然が豊かだった縄文時代。そんな時代に祭祀の地に決められたのは、大地のエネルギーがそれだけ強い場所だからではないでしょうか。ぜひ比々多神社を訪れて、その1万年の祭祀の地が持つ力と歴史に触れてみてください。

アクセス
電車:小田急電鉄小田原線 伊勢原駅北口〜神奈川中央交通バス「関台経由栗原行」〜バス停「比々多神社」下車〜徒歩、約0.1km。
車:東名高速道路 (東京方面から)厚木IC〜R246号〜県道612号経由、約9km。(名古屋方面から)秦野中井IC〜県道71号〜R246号経由、約9km。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/03 訪問

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