写真:木村 優光
地図を見るまず最初は長野駅からそれほど遠くない「村山橋」付近のご紹介です。2009年まで、千曲川を渡す村山橋は鉄道線と道路が一体となっていて、両者の隔たりが背低のガードレールのみで、日本では珍しい鉄橋でした。しかし、2010年に改修工事が行われ、鉄道と道路は同じ鉄橋であるにも関わらず、鉄道線と道路の隔たりは高い壁によって完全に分離されています。
しかしそんな村山橋の北側エリアは、線路が弧を描くカーブとなっていて、背後の積雪の街並みを入れると、雪国らしい1枚を撮影することができます。写真は関東の大手私鉄である東急から移籍してきた8500形車両で、短い3両編成ながらもこの長野の地で第二の人生を送っています。
なお、この車両はまだ東急田園都市線でも多数残っており、東急線内でもまだ数年は現役で活躍すると思いますが、鉄道ファンにも意外と人気がある車両ですので、東急線から引退になる前にカメラに収めておくと良いでしょう。
写真:木村 優光
地図を見るお次に紹介するスポットは、これこそ雪国!と思わせるベストスポットです。場所は信濃竹原駅と夜間瀬駅の間で、夜間瀬川を渡す「夜間瀬鉄橋」を狙ったスポットです。この付近は、鉄橋の南側を中心として弧を描く形に敷設されている線路形状が特徴です。
狙うのは南側から高社山の積雪風景を背景に、夜間瀬川を渡る列車を撮影すると良いでしょう。夜間瀬川沿いは遊歩道状の堤防となっているため、線路際までアクセスできますが、踏切がありませんので線路を渡る際には十分注意しましょう。
写真は関東の大手私鉄である小田急にて、特急ロマンスカーとして使用されていた列車で、小田急時代に比べると短編成になってしまいましたが、それでも特急列車らしい風格は小田急時代と変わらず!周囲の風景にとてもなじんでいます。
写真:木村 優光
地図を見る上で紹介したスポットでも、カメラの向きを変えれば全然イメージの異なった写真を撮ることができます。信濃竹原駅方面を向いてみると、雰囲気のある住宅街を含めた1枚を撮ることができます。
降雪後はどこが線路と道路の境目なのか見分けがつきにくいですが、そんな真っ白な風景の中をシルバーの長野電鉄の車両が走り抜けると、ボディーにきらきらと反射してとてもきれいです。こういったステンレス車両は味がないという方もいますが、雪風景では異色の輝きを放ちます。
なお、この車両ですが、都心を走る営団地下鉄(現:東京メトロ)日比谷線で活躍した車両で、今ではこの長野の地で第二の人生を送っています。寒冷地などで良く使用される湯たんぽに似ていることから。愛称が「湯たんぽ」と呼ばれています。
写真:木村 優光
地図を見るお次は上条駅から歩いてすぐのスポットです。上条駅より北側へアクセスすると、背後には雄大な高社山が聳えますが、これと列車を綺麗に収めることができるスポットが存在します。ちょうど線路がカーブ状態から、南北の向きを変えた辺りが最適ポイントです。
辺り一面にはリンゴ畑が広がるエリアで、収穫時期になると、車窓から真っ赤なリンゴをたくさん実らせた様子を見ることができます。真冬の降雪時期はほぼ全域に銀世界が広がり、素晴らしい光景となります。
そんななか、写真のように元小田急ロマンスカーの特急列車が走ってきたら、迷わずシャッターチャンスです!なお、積雪時は線路と畑の境目が判別しにくいため、線路内に立ち入らぬよう、十分注意してください。また、上条駅周辺は道幅が狭いため、車訪問の場合は通行に十分注意してください。
「長野電鉄」は終点である湯田中駅に、長野県内でメジャーな湯田中温泉を控えています。そのため、真冬の積雪風景のみならず、その他の季節でも温泉旅行を企ててもOK!
また、沿線は屈指のリンゴの名産地です。リンゴの実が赤く染まる季節は、車窓から見る風景も素晴らしいの一言!運が良ければリンゴの収穫シーンを見ることができます。
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(2024/3/19更新)
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