地元っ子の強烈お奨め!安くておいしいローマ料理店「ロモロ・エ・レモ」

地元っ子の強烈お奨め!安くておいしいローマ料理店「ロモロ・エ・レモ」

更新日:2018/07/25 11:34

ご紹介するレストランは、手頃なお値段で素朴でおいしいローマ料理を出すことで知られているお店「ロモロ・エ・レモ(Romolo e Remo)」です。大衆的で飾らない雰囲気のレストランは、近年、外国の観光ガイドブックにも掲載されるようになり海外からの観光客も増えましたが、まだまだ”知る人ぞ知る”といった感じの地元の人でいっぱいなレストランです!

ローマ観光時にも気軽に立ち寄れる、年中無休の営業に!

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ローマ料理のレストラン・トラットリア・ピザ屋「ロモロ・エ・レモ」は、365日無休で営業しています。お店はローマのサン・ジョヴァンニ地区にあり、最寄り駅は、ローマの七大聖堂の一つサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂がある地下鉄A線サン・ジョヴァンニ駅です。昼食時及び夕食の場合は20時頃までに入店すれば比較的空いていますが、21時近くから地元のお客さんで混み合いますので、事前の予約をおすすめします。

近くにはカラカラ浴場やチルコ・マッシモ、コロッセオなどの観光スポットがありますので、それらの訪問時に昼食、夕食を摂られても良いでしょう。

ローマ料理なら双子の兄弟の店へ!

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まずご注目いただきたいのはこのお店の名前です。お店の名前「ロモロ・エ・レモ(Romolo e Remo)」は、ローマ建国の祖となった双子の兄弟”ロモロとレモ”から来ています。ローマではオオカミがシンボルアニマルとなっていますが、それはローマのテヴェレ川に捨てられていた双子の兄弟、ロモロとレモを育てたのは雌オオカミだったことによります。双子の兄弟の兄、ロモロはローマ初代国王となり、パラティーノの丘に作った国に自分の名前"ロムルス Romulus(ラテン語)"から、"ローマ Roma"と名付けました。紀元前753年4月21日のことです。

このローマのマスコット、心優しき雌オオカミの下でフォークを振り上げるユーモラスな双子の兄弟がレストラン「ロモロ・エ・レモ」の看板になっています!

パスタからお肉・お魚料理、ピザまで当たり外れなし

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「ロモロ・エ・レモ」では、前菜からプリモ・ピアット(第一皿目)、お肉・お魚料理のセコンド・ピアット(第二皿目)、ピザ、ドルチェまでローマらしいものが揃っています。お店はカジュアルな雰囲気ですので、高級レストランの様に洗練されたサービスはありませんが、誰でも気取らずにふらりと入れるのが良い所です。写真は、イタリアではお馴染みの手長海老のクリームリゾット(9ユーロ)です。

おすすめは、前菜なら「ローマ風揚げ物盛り合わせ(Fritto Misto Romano)」、プリモ・ピアットなら「魚介類のパスタ(トンナネッリ)(Tonnarelli allo Scoglio)」や「ハタのリングイーネ(Linguine alla Cernia)」などです。ローマの名物、「ブカティーニ・アッラマトリチャーナ(Bucatini all’Amatriciana)」や「スパゲッティ・アッラ・カルボナーラ(Spaghetti alla Carbonara)」もとても人気があります。

また、シンプルなピッツァ「マルゲリータ(Margherita)」から、「サーモンとモッツアレッラチーズ(Salmone e Mozzarella)」「カプリチョーザ(Capricciosa)」まで約30種類あるピザもおすすめです。大きなピザのお値段は、平均して1枚8〜9ユーロ前後です。
ピザの発祥地はナポリで、ナポリ風ピザといえば生地に厚みがありモチモチむっちりとしたピザが特徴的ですが、ローマでは生地が薄いカリカリのクリスピータイプのローマ風ピザとなっています。イタリアではピザは夕ごはんとして食べられますので、このお店でもピザのサービスは夕食時のみ扱っています。

ローマ名物、アーティチョーク料理!

ローマ名物、アーティチョーク料理!
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そして、ローマを訪れたなら是非味わって欲しい一品はアーティチョーク料理です。イタリアではパニーノやサンドイッチ、ピザの具としても良く登場します。ローマで代表的なアーティチョークの調理法には、「アーティチョークのローマ風」と「アーティチョークのユダヤ風」の2種類があります。

アーティチョークのローマ風は、”カルチョフィ・アッラ・ロマーナ(Carciofi alla Romana)”と言い、アーティチョークの蕾の中にローマミントなどを詰めて、白ワインとオリーブオイルで蒸し煮にしたものです。

一方、アーティチョークのユダヤ風は、”カルチョフィ・アッラ・ジュデア(Carciofi alla Giudea)”です。こちらは蒸し煮ではなく、丸ごと唐揚げにしたもので、パリパリの食感が最高においしい一品です。(写真参照)
ユダヤ風というのは、ローマにヨーロッパ最大のユダヤ人コミュニティーがあったことに由来しています。現在でもテヴェレ川沿いの旧ユダヤ人地区(ゲットー)には大きなシナゴーグが建ち、ユダヤ料理のレストランなどがひしめいています。そうしたことからローマでは、おいしいユダヤ料理も堪能できることで知られています!

手作りの素朴なデザート程おいしいものは他になし!

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デザートの中で一番のおすすめは、イタリアを代表するドルチェのパンナコッタ、ティラミス、チョコレートムースの3種類がお皿に入った「デザート3種類の盛り合わせ(Trittico della Casa)」です。お値段は5ユーロです。

また、生クリームを掘るとボロボロサクサクと粉々になった焼き菓子が出て来る、写真の「ズブリッチョラータ(Sbriciolata)」や、ペルジーナ社のヘーゼルナッツ入りチョコレートで作るチョコレートムース「バッチョ・ペルジーナ(Bacio Perugina)」もおすすめです。

まとめ

美食の国イタリアの住民が評価するお食事処「ロモロ・エ・レモ」。店内は、今までに訪れた俳優、サッカー選手、文化人などのサインと写真でいっぱいです。
永遠の都ローマでは、地元のローマっ子に混じって、印象的なお食事タイムをお楽しみ下さい!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/29 訪問

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