受験や試験前に訪れたい神様仏様!厳選東京4選!

受験や試験前に訪れたい神様仏様!厳選東京4選!

更新日:2016/12/01 09:41

鈴木 旅人のプロフィール写真 鈴木 旅人 旅行写真家
「困った時の神頼み」という言葉があるように、普段信仰心がなくても、困った時やお願いごとがある時にはつい神様仏様に頼ってしまいたくなりますよね。
日本の神様はたくさんいて、様々な御利益の違う神社仏閣があるですが、今回はそんな沢山の神様の中から都内にある受験や試験に効く神社仏閣を4社厳選し、ご紹介いたします。

失敗できない受験や試験にプレゼンなど、ここ一番の前に是非お参りしたいパワースポットです!

これ以上落ちません「上野大佛」

これ以上落ちません「上野大佛」

写真:鈴木 旅人

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写真の通りお顔だけというインパクトの強い仏様。台東区上野公園内の「寛永寺」にある「上野大佛」という仏様で、元は像高約6メートルの体のある大仏様だったのですが、このお姿になるまでには幾多の困難がありました。

1631年に設立されて以降、数度の地震や火災に見舞われ、1923年の関東大震災で遂に崩壊。その後、胴体の部分は戦争の軍需資源として使用され、顔のみが残ったのです。

顔だけが残され痛々しいお姿になってしまいましたが、現代になりまさかの人気を得る様になります。顔だけが地面に接している様子が「これ以上落ちない」と言われる様になり「合格大仏」として親しまれるようになったのです!

現在では多くの受験生などが訪れ、都内有数のパワースポットとなっています。大仏様に直接触れることもできるので、是非、直接パワーをいただいて試験に望みたいですね。

厳しい門もスルッと抜ける「回向院」

次にご紹介するのは墨田区両国にある「回向院」です。なぜこちらをご紹介するのか。それはこちらに江戸時代に名を馳せた有名な泥棒、「鼠小僧次郎吉」のお墓があるからなんです。

回向院の創設は、今からおよそ360年前の明暦3年(1657年)、「振袖火事」と呼ばれる10万人以上の亡骸を葬るために墳墓を設け、御堂が建てられたことに由来します。
そういった性格上、様々なお墓があるのですが、ひときわ人を集めているお墓が、鼠小僧その人のお墓。

その理由は、どんなに厳しい門もくぐり抜け目的を達していたことから、どんな難関・困難も「するりと抜ける」と受験や試験を受ける人たちの名所となっているからなんです。

また「お前立ち」という墓石を削りお守りに持つ風習が江戸時代から盛んで、長年捕まらなかった運にあやかろうと、お財布のお守りにと削りに来る方が後をたちません。普段持ち歩く御守りとしてもオススメ!是非お参りしておきたいお寺です!

厳しい門もスルッと抜ける「回向院」

写真:鈴木 旅人

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他を抜く「柳森神社」

千代田区秋葉原駅にほど近い「柳森神社」。こちらの創建は室町時代に遡る由緒正しい神社で、電気街の秋葉原駅に近いという立地ながら、この一角だけ別世界の空気が漂います。

神社内には7つの神社があり、それぞれご祭神が違い御利益も違うのですが、今回ご紹介するのは、この神社の中で最も有名な神社「福寿神」です。

福寿神は江戸幕府五代将軍徳川綱吉の時代、ご生母であった桂昌院により江戸城内に創建されたことに因ります。桂昌院は八百屋の娘だったのですが、なんと春日局に見込まれ三代将軍家光の側室に大抜擢!

そのことから、他を抜いて(たぬき)玉の輿にのった桂昌院の幸運にあやかりたいと、こぞってお狸様を崇拝し、今なお人気を博しているのです。懐妊の狸像が本尊らしいのですが、その姿から安産のご利益もあるのでは、という説もあるようです。

また、柳森神社にいるお狸様は様々なユニークな表情をしているので、試験前の殺伐とした空気間が和むこと間違いなし!他を抜く為、「他を抜く」為に訪ねておきたい神社です。

他を抜く「柳森神社」

写真:鈴木 旅人

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みんな当たります「皆中稲荷神社」

最後にご紹介するのが、新宿区百人町にある「皆中稲荷神社」(かいちゅういなりじんじゃ)です。この珍しい町名は、江戸時代に幕府のお役目である鉄砲衆の百人組が住んだことに由来します。

ある時、射撃がうまくいかず悩んでいた鉄砲組の与力がお参りしたところ、大矢場(練習場)での射撃が百発百中となったという逸話が残されていて、そのことから「当たる」ものに御利益があると人気を集め、現在は「賭けごとの神」としても親しまれているのです。

「みな当たる」ということから志望校に的中する為、受験生は勿論、様々な勝負事を控えた人が訪れます。一発逆転に、そして狙いを的中させる為に、是非訪れたい神社です!

みんな当たります「皆中稲荷神社」

写真:鈴木 旅人

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語呂合わせだとしても

都内で人気の受験パワースポット、いかがでしたでしょうか?日本人は昔から語呂合わせが好きで、和歌などにも多々残されていますし、江戸時代に至っては、駄洒落のような語呂合わせが町民によって沢山作られました。

今回、ご紹介させていただいた神社仏閣の多くは、江戸時代から町民によって親しまれてきたものばかりです。語呂が良いと誰かが信仰を始め、御利益があるらしいと評判となりブームになっていったのでしょう。
先人たちもそのように神頼みし、心を安定させることで実力以上のものを発揮し、困難に打ち勝ってきたのです。

試験前や失敗できないここ一番、なかなか平常心を保つのは難しいものです。是非、神頼みをして心をリラックスさせましょう!きっと御利益は後から付いてくるハズです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/19−2016/11/26 訪問

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