写真:乾口 達司
地図を見る日本聖公会に属する奈良基督教会の設立は、1885年(明治18)のこと。1930年(昭和5)には礼拝堂などが建てられ、現在の規模になっています。敷地内には親愛幼稚園もあり、朝夕には園児たちの登降園の様子も見ることが出来ます。
そのような奈良基督教会が一年でもっとも華やぐのが、師走。正門を入ってすぐのところにはご覧のような巨大なツリー型のイルミネーションも置かれており、クリスマスシーズンの到来を強く印象付けてくれますが、嬉しいのは、奈良基督教会が近鉄奈良駅に接続するような形で南(なら町方面)にのびる東向商店街(ひがしむきしょうてんがい)のなかほどに位置していること。近鉄奈良駅からだと徒歩数分の距離にあり、アクセスがきわめて快適である上、アーケードには雨除けの屋根もかけられているので、奈良基督教会までは雨に濡れるような心配もありません。イルミネーションの時期に奈良を訪れるときは、ぜひ、奈良基督教会にお立ち寄りください。
※…写真は2015年の様子です。
※…2017年のイルミネーション点灯期間は12月10日(日)から25日(日)まで(点灯時間は午後5時〜9時)
写真:乾口 達司
地図を見るもちろん、イルミネーションは上で掲載した正門前のものだけではありません。高台に位置する礼拝堂へと続く階段の手すりにも、さまざまなものが飾り付けられています。大きなイルミネーションも見応えがありますが、こういった細かい飾りも良いものですよ。
写真:乾口 達司
地図を見るせっかく教会に足を運んだのですから、高台に位置する礼拝堂も目指しましょう。階段を上り詰めると、すぐ目の前は礼拝堂。しかし、礼拝堂に入る前にそのすぐ横のイルミネーションにも目を向けてください。これはイエス・キリスト誕生のシーンを表したもの。東方の三博士らに崇められてキリストが誕生したことがうかがえ、教会のイルミネーションにふさわしい作品であるといえるでしょう。
写真:乾口 達司
地図を見る2015年、国の重要文化財に指定された礼拝堂は、1930年(昭5)の建立。屋根は瓦葺きで、寺院建築にしばしば見られる入母屋破風や千鳥破風が取り付けられている上、内部も格天井や欄間などの「和」の様式が見られます。その一方で教会ならではの意匠も見られ、奈良基督教会の礼拝堂が和洋折衷のスタイルであることがうかがえます。数多くの神社仏閣がひしめく古都・奈良にふさわしいスタイルの教会だと思いませんか?ドイツ・ウエルナーボッシュ社製の見上げるほど巨大なパイプオルガンとあわせて、その独特の建築様式もしっかりご覧ください。
写真:乾口 達司
地図を見る奈良基督教会のイルミネーションを堪能した後は、奈良基督教会の前にのびる東向商店街のイルミネーションにも目を向けましょう。アーケードにとりつけられたイルミネーションを良く見ると、そこには奈良のシンボルであるシカの姿も!こちらもお見逃しなく。
神社仏閣の宝庫といったイメージが強い土地柄だけあり、教会のイルミネーション、新鮮ではありませんでしたか?期間中は日によってコンサートなどももよあされるため、その日に合わせて訪れるのも一計。奈良基督教会のイルミネーションを満喫し、初冬の奈良をあたたかな気持ちでお過ごしください。
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(2024/3/28更新)
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