写真：旅人間
地図を見る伊勢神宮・内宮に向かう宇治橋から、おはらい町通りを歩き「おかげ横丁」に来るのはお伊勢参りの醍醐味の一つと言って良いでしょう。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような街並み、活気ある人の行き交い、そして見渡す限り延々と目に入る魅力的な店の数々。
そんな中で一際賑わいを見せているのが、目の前でパタパタと焼いている姿に誰もが心揺さぶられてしまう「だんご屋」。国産のうるち米から作られた団子をじっくり焼き上げ、甘い醤油にどっぷりつかった「みたらし団子」に、江戸時代からの味を再現したと言う伊勢醤油を使った「生醤油団子」、そして伊勢地方で昔から食べられてきた黒蜜タレの「黒蜜団子」など。とにかく美味い！この店は立ち寄っておかないと後悔するかも…。
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地図を見るおかげ横丁を散策していると、どの店も美味しそうで次から次に入ってしまいあっという間に満腹になってしまうと思いますが、この店の前に通りかかったら、どれだけ満腹でも買って食べたくなると言うのが…、寿司屋「横丁 君家」の店の前で販売している「松阪牛にぎり」＆「伊勢海老にぎり」のセット。
「松阪牛にぎり」は１貫500円、「伊勢海老にぎり」１貫800円と単品で購入も出来ますが、セットで買うと1200円（2016年11月現在）。松阪牛は口の中で贅沢なほどにとろけ、伊勢海老はプリプリっとした食感がたまらない。もちろん店の中に入って寿司を堪能する事も出来ますが、お寿司屋さんの名物握りを立ち食いで味わえるのは一興ですね。本当に美味い！
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地図を見るおかげ横丁の中で特に個性的なメニューとしては「八知玉屋の伊勢おでん」を外すことは出来ません。これは“伊勢のこんにゃく（八知玉屋のこんにゃく）”と“伊勢のはんぺい（若松屋のいか棒）”そして“伊勢の漬物（傳兵衛のたくあん）”の３種が串に刺さって「おでん」になったもの。何とも面白いメニューではありませんか！
ちなみにこの店は「八知玉屋」と言う手作りこんにゃく専門店で、隣近所のはんぺいを販売する「若松屋」と伊勢たくあんの「傳兵衛」とコラボしたメニューが、この店で販売する「伊勢おでん」です。甘口の田楽みそ、辛口の一味みそと選ぶことが出来ます。気になる味ですが、これが面白いほどに美味しく、話のネタに食べておきたい。
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地図を見るおかげ横丁で必ずと言って良いほど列をなしているのが「豚捨」のコロッケです。このユニークな屋号は牛肉にこだわって豚を捨てたことから名づけられたそうですが、店内では牛丼や牛すき、牛鍋などが食べられます。
この豚捨のコロッケは、厚めの衣に覆われた生地はカリッとした食感で、中身はホクホクのジャガイモ、そして肉の旨味を感じます。店内にはソースが置かれていますのでお好みで付ける事が出来ますが、基本的にソース無しで十分に美味しい。「おかげ横丁にきたら必ずここだけは立ち寄る」と言う人も多いそうですが、確かに納得の味！本当に美味しいですよ。
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地図を見るおかげ横丁を散策していると次から次に美味しそうな店があり、あっという間にお腹いっぱいになってしまいますね。もうお腹がいっぱいで無理と言いながらも、デザートは別腹と言う人も多いはず。そこでおススメしたいのが、「伊勢醤油本舗」の伊勢醤油が入ったソフトクリームです。
見た目は普通のバニラソフトと変わりありませんが、ほんのり醤油色をしています。一口ペロリと食べてみると口の中に香ばしさが浸み入ってくる感じは感動もの。しかも必要以上に醤油が強調されない絶妙な加減が心憎い！醤油のソフトクリームと言うと想像しにくいと思いますが、イメージ的にはキャラメルに似ています。三重県で古くから伝わる伊勢醤油のソフトは必ず食べて帰りたい一品ですね。
おかげ横丁で手に持って歩きながら楽しめる名物を５つ厳選して紹介しましたが、ハッキリ言うとここでは数を絞るのは実に難しい。それほど美味しいものに満ち溢れ、見て歩くのが楽しいからです。ここは雰囲気も最高ですからね！
伊勢の郷土料理にこだわるなら「伊勢うどん」「てこね寿し」の店に入るのも良いでしょう。お土産は、伊勢神宮へのお供え物として知られる「さめのたれ」が面白い。これは全国的にも珍しいサメの干物で酒の肴やご飯のお供に抜群ですよ。
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(2024/4/20更新)
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