写真:澁澤 りべか
地図を見るチェーン店ではない本格アメリカン・ハンバーガーを食べたい人におすすめなのが、NYはグラマシー地区の18丁目にある「ピーツ・タヴァーン Pete’s Tavern」です。
こちらの店は1864年創業で、NY最古のレストランバーとも言われています。作家のO・ヘンリーはここの常連でした。彼は入口から2番目のブースで小説『賢者の贈り物 The gift of the Magi』(1906年発表)を書き上げたそうです。
彼が座っていたブースにはそのことを示すプレートがあります。
写真:澁澤 りべか
地図を見る屋外のテラス席も人気ですが、初めてならぜひ店内へ。昼でも薄暗いライティングでレトロな雰囲気に満ちています。壁や天井のオブジェや装飾も独特です。
入口に近いカウンター席は、昼食どきを過ぎた午後3時でも、ビール片手にくつろぐ地元の男性たちでにぎわってます。かと思うと、奥のテーブル席では銀髪の品の良い老婦人たちが、フォークとナイフでハンバーガーを食べながらおしゃべりに花を咲かせていて、幅広い客層に愛されていることがわかります。さすが老舗です。
写真:澁澤 りべか
地図を見る写真は「クラシック・チーズバーガー」$10.50。こんな風に開いた状態でサーブされます。自分で重ねて完成させてください。ボリュームあるパテは半生状態で、切ってみると日本では考えられないピンク色!生肉が苦手な人は注文の時に「ウェルダン」と言っておくといいでしょう。付け合わせのフレンチフライがすごい量なので、日本人の女性なら1つを二人でシェアしてもいいかもしれません。
写真:澁澤 りべか
地図を見る注目すべきは店中の壁を覆う写真。よく見ると日本人にもおなじみのハリウッドスターの姿がそこかしこに!
このお店では必ずトイレに行ってください。地下のトイレへと続く通路にも、これでもかという写真、写真、写真・・・。誰が写っているのか気になってなかなかトイレにたどり着けないくらいです。
ハリソン・フォードにアンジー&ブラピ、ナタリー・ポートマン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズなどなど。特にジョニー・デップの写真は何枚もあり、多くのセレブたちがここの常連であることがよく分かります・・・皆さんもぜひ有名人を探してみてくださいね。
このお店は前菜、サンドイッチ、パスタなども充実しています。ブランチメニューにはエッグ・べネディクトやフレンチトーストも。古き良きアメリカを思わせる雰囲気のなか、手ごろなお値段でセレブと同じものが食べられる貴重なお店。観光途中の食事スポットとしてもいち押しです。
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(2024/4/26更新)
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