デザイナーズ旅館で越前がに!福井「うおたけ 新館」で贅沢の極みを味わう

デザイナーズ旅館で越前がに!福井「うおたけ 新館」で贅沢の極みを味わう

更新日:2016/11/29 09:50

Happy ブンブンのプロフィール写真 Happy ブンブン
福井県の蟹で有名な越前港のすぐ近くにある「うおたけ」は、新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で食べられる宿として有名です。さらに3室限定の離れの新館は、すべての部屋に温泉の展望風呂が有り、食事も各部屋専用の食事の間と呼ばれる専用個室が用意されています。ベッドやアメニティにもこだわった新館は、まさにデザイナーズ旅館とよべるでしょう。居心地の良い部屋でゆっくりと越前の海の幸を楽しんで下さい。

わずか3室の新館は落ち着いた佇まいの大人のお宿

わずか3室の新館は落ち着いた佇まいの大人のお宿

写真:Happy ブンブン

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越前がに自慢の旅館や民宿の立ち並ぶ中、ひときわ黄色が目立つ5階建ての建物が「うおたけ」の本館です。黄色は越前がにである事を証明するタグと同じ色なのです。その本館と道を挟んで、2階建ての黒が基調の落ち着いた小さな建物が離れの新館です。入口には小さな箱庭もあり、この近辺の旅館や民宿とは少し違った佇まいです。

部屋は2階に「いさりび」「しおさい」の2室、1階は「えちぜん」が1室だけの構成になっていて、1階のえちぜんは3室の中でも1番広く食事処も部屋にあります。一方2階の2部屋は別室にそれぞれの個室の食事処が用意されています。全室に日本海一望の温泉の展望風呂が用意されているだけでなく、インテリアやベッド、テレビにまでもこだわったこの3室はまさに「デザイナーズ旅館」と呼ぶにふさわしい部屋です。

写真は玄関を入るとすぐ横にあるロビーで、全室に備えられたDVDプレーヤーで見る事が出来るDVDのソフトや新聞などが用意されています。焼酎や日本酒なども飾られている大人の雰囲気の場所です。

えちぜんの間はどこからも日本海が見える広い部屋

えちぜんの間はどこからも日本海が見える広い部屋

写真:Happy ブンブン

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1階にある「えちぜん」は部屋に入るとすぐ食事処が有り、奥がベッドが置かれたリビングになっています。ソファーからはもちろん、ベッドで横になっても海を眺めていられます。窓の向こうは歩道を挟んですぐ海です。堤防までの距離はわずか2m、海が荒れるとすぐ前まで波が押し寄せます。冬は荒々しい日本海を部屋にいながら感じる事が出来るのです。

新館の全室にある部屋のお風呂は「くりや温泉」泉質はナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩泉で、スベスベの肌触りは女性にうれしい美肌の湯です。「えちぜん」のお風呂は黒を基調とした落ち着いた雰囲気の岩のお風呂です。少し小さめの窓ですが、お風呂からも海を眺める事が出来ます。窓はマジックミラーになっているので、外からは見えないようになっているので安心です。

2階の部屋は大きな窓があるお風呂から日本海が一望

2階の部屋は大きな窓があるお風呂から日本海が一望

写真:Happy ブンブン

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「いさりび」と「しおさい」の間は海側の窓全面がお風呂に面していて、大きな窓からは日本海が一望です。温泉に浸かりながら日本海の景色を楽しむなら、こちらの2階のお部屋がお勧めです。寝室を兼ねたリビングからもお風呂越しになりますが、海を見る事が出来ます。

食事処は部屋を出たすぐの所に各部屋用の「お食事の間」と呼ばれる個室があり、一枚板の大きなテーブルに料理が並びます。壁には越前がにの大きな絵が飾られ、その迫力に圧倒されそうです。

言葉はいらない!茹でた越前がには最高

言葉はいらない!茹でた越前がには最高

写真:Happy ブンブン

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日本海側の広い地域で捕られるズワイガニですが、福井県の越前港などで揚がった雄のズワイガニの事を特別に「越前がに」と呼び、蟹の中でも最高級のブランド蟹として有名です。港の近くに漁場があるので、新鮮な蟹が港に並びます。「うおたけ」の店主は越前港での競りの仲買人なので、最高の食材をリーズナブルに買い付ける事が出来ます。最高のコスパの料理がテーブルに並ぶ理由はここにあります。

越前がには毎年11月6日が解禁で、旅館などでは7日から出されます。翌年の3月20日までの冬の味覚です。写真の茹でがには1キログラム弱の大きさで、最高の越前がにである事の証明である黄色のタグが付けられた蟹。ベテランの料理人が一番おいしい状態に茹で上げてくれます。茹でがには500グラムから1キロ以上の物まで好きな大きさの蟹を選ぶ事が出来ます。

かにのフルコースなのに驚きの舟盛りが

かにのフルコースなのに驚きの舟盛りが

写真:Happy ブンブン

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「うおたけ」は新館と本館の宿泊施設の他に、食事処でお土産なども豊富な「かに亭うおたけ」も経営しています。食事処には豊富なメニューがありますが、その中でも刺身は大好評です。店主が毎日漁港から最高の素材を買い付けてくるからです。夕食には蟹の時期でもそんな新鮮な刺身が舟盛りでドーンと出されます。その日によって魚は変わりますが、活き造りを含めた魚介類はなんと10種類近くです。この写真の刺身はヤガラとキジハタの活き造りを中心にヒラマサ、エチゼンカレイの魚の他にもアオリイカやバイガイ、ボタンエビなど10種類以上盛り込まれています。

蟹のフルコースなので、焼きがにやかにの刺身もちろん出されます。全部食べられるお客さんがほとんどいないので、2016年からの新プランで、茹でがにを二人で分け合って食べるプランが出来ました。せっかくの料理を残すはもったいないので、茹でがには大きな蟹1杯がいいかもしれませんね。

「うおたけ」の料理は冬だけでなくオールシーズン大満足

越前町はどうしても冬の越前がにのイメージが強いですが、「うおたけ」ではその日に捕れた一番いい魚介類を出してくれるので、蟹のオフシーズンでも美味しい物が色々と食べられます。活きたアオリイカや大ぶりの鮑、日本海側では特に美味しいアマダイなどが出されます。越前は蟹というイメージがあるので、北海道産のズワイガニになりますが、茹でがにも出してくれます。美味しい魚介類と居心地のいい部屋は通年変わる事はありません。

また2016年10月に本館がリニューアルされ、昔の民宿スタイルからモダンな旅館に生まれ変わりました。美味しい魚介類が食べられれば、他はこだわらないという方はこちらの本館がリーズナブルでお勧めです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/08−2016/11/09 訪問

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