ご紹介する「七滝温泉ホテル」は、伊豆・河津町の観光スポットとして知られる河津七滝の河津川沿いの自然豊かな場所にあります。
ホテルは、自家源泉を２本所有し、泉質の良い湯に２４時間いつでも入れる温泉好きにたまらない至福な温泉宿。湯量が豊富で、ホテルの周囲に幾つかある温泉ホテルや温泉民宿にも温泉を送っていて、言い換えれば七滝温泉の元湯の宿なのです。
ホテルは、創業昭和年間からの老舗ホテル。ホテルの外観は、ちょっぴり古く昭和チックなイメージですが、館内や客室はリニューアルされていて、客室はご覧の通り、畳敷きの和室が用意されています。
川沿いに面した客室では、絶えず川のせせらぎが聞こえ、癒し効果もばっちり。森の木々も見られ、秋は色付いた紅葉も見られますよ。優しい日差しが差し込んで、森林浴の他、日光浴もできて気分もリフレッシュ！
宿に着いて一息付いたら、大浴場で羽を伸ばしたいもの。大浴場は２カ所あって、こちらは「庭園風露天風呂」です。露天風呂の浴槽の底から、絶え間なく温泉が湧き出ていて、浴槽の縁に目をやれば、温泉が惜しげもなく流れ出ている、まぎれもない源泉かけ流しの温泉。
この温泉の源泉温度は、約５４度とちょっぴり熱めですが、外気に触れると丁度良い温度になるため、夏場以外は、そのままの天然温泉１００％の状態で使われています。本当に最高の状態で入れる魅力的な温泉です。
そして驚いてしまうのが、大浴場は１９時３０分から翌朝の７時まで（繁忙期は、２２時から翌朝６時３０分まで）貸切で利用できてしまうのです。泳げるくらい広い大浴場を独り占めできてしまうなんて夢のよう。早起きして、朝焼けを望みながら入っても良し。夜中に、星空を見ながら入っても良いですね。
川べりにあるので、絶え間なく川のせせらぎが聞こえ、石灯籠などもあって日本的な情緒も素敵です。滞在中、時間を気にせずにいつでも入れるなんて、自家源泉を所有しているからこそできることですよね。
【温泉データ】
泉質：カルシウム・ナトリウム・硫酸塩温泉（低張性・アルカリ性・高温泉）
源泉温度：５４．２度
外来入浴：あり
変わってこちらは、貸切風呂の「鍵付桧風呂」です。このお風呂は、空いていればいつでも貸切で利用できます。貸切風呂は、この他に岩風呂など３タイプのお風呂がありますが、この桧風呂は大浴場と同じ川べりの並びにあってロケーションが最高。そして、露天風呂なので、開放的でお勧めなお風呂です。
温泉は、硫黄成分が含まれていないので、お肌に優しく刺激が少ない感触の湯です。ホテルの水道は、ミネラルをたっぷり含んだ河津の湧き水を利用しているので、温泉で火照った顔を水でパッティングすれば、毛穴が引き締まって美肌効果も期待できることでしょう。温泉パワーだけでなく、ここでは水もイイので一度試してみてはいかが？
そして、夕食。ここ河津は、天城山や海に面した場所にあって、海の幸の他、山の幸など食材が豊富。左下から時計回りに、花咲ガニ・鮎の塩焼き・猪鍋など。夕食は、海や山の幸の両方を味わい尽くすことができ、中でもお勧めしたいのが猪鍋です。
河津は、昔から猪の狩猟が盛んな土地で、特に秋から冬にかけて美味しい猪肉が出回るシーズン。料理に使われる猪肉は、地元の猟師が射止めた天然もの。煮立った鍋に、猪肉・白菜・椎茸・えのき茸・ダイコン・ゴボウ・人参などの具材を投入し、よく煮込んでから頂きます。猪肉の他、沢山の野菜が入っていて、栄養バランスも抜群です。
猪肉を食べてみると、しっかりとした弾力がある歯ごたえですが、噛めば噛むほど旨みが広がる何とも言えない美味しさ。そして、猪肉から脂が出るので、煮汁を飲めば体がよく温まり、温泉効果も加わって体がぽっかぽかになれますよ。
ホテルの大浴場は、化粧水などのアメニティーがないので、持参していくのが良いでしょう。「七滝温泉ホテル」のすべてのお風呂は、源泉かけ流し！ 温泉好きでなくても、虜にされてしまうような鮮度抜群の素晴らしい温泉に入れます。そして、時間を問わず、滞在中いつでも利用可能！の、正に温泉天国の温泉ホテルです。
今度の休日は、伊豆・河津七滝を訪れて、温泉三昧と美味しい料理を堪能する旅は如何でしょうか。
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(2024/4/23更新)
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