美しい白鳥が舞い降りる!新潟「瓢湖」エサやりも面白い

美しい白鳥が舞い降りる!新潟「瓢湖」エサやりも面白い

更新日:2016/11/20 16:21

新潟県阿賀野市にはラムサール条約登録湿地「瓢湖」があり、白鳥が毎年10月頃にシベリアから渡来し、3月頃まで滞在します。特に11月下旬の最盛期には5,000羽を超える白鳥が飛来!!背景には五頭山がそびえ立ち、眺めのよい景色が広がっています。また、白鳥おじさんによる1日3回の餌やりも見所の一つ。近くには瓢湖を眺めながらスイーツが楽しめる「しょこら亭」というお店もありますよ。

白鳥を近くで観察

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瓢湖に飛来する白鳥は主にオオハクチョウとコハクチョウの二種類。オオハクチョウはコハクチョウに比べて体が大きく、翼を広げた時の長さもあり、クチバシの黄色い部分も多いのが特徴です。遠くで飛んでいる白鳥を見分けるのは大変ですが、羽を休めて湖を泳ぐ白鳥はすぐ足元でみられます。じっくりと観察できるのも良いところですね!

白鳥の群れの中には白色だけでなく灰色をした鳥の姿もみられ、この珍しい灰色の鳥はまだ幼い子供の白鳥(幼鳥)です。この幼鳥はこれから成長に伴い、羽は灰色から白く変わり、くちばしの色も黒色から黄色へと変化していきます。

白鳥おじさんによる「エサやり」

白鳥おじさんによる「エサやり」
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白鳥が飛来する時期は毎日9時、11時、15時の一日三回白鳥おじさんによるエサやりがあります。おじさんがふれあいさんばしの上を歩くと、一斉に鳥たちがバタバタ羽ばたき橋の周りに集まってきます。姿をみるだけでこれから餌が貰えることがわかるのでしょう!!

おじさんが大きな声を出して白鳥を呼ぶと、遠くにいた白鳥もたちまち近くまでやってきます。おじさんは橋の上から餌を撒くだけでなく、散歩道から湖を眺める観客たちの横にも現れて、素早くサッと湖に向かって餌を撒いています。

瓢湖は白鳥で有名ですが、実際に行くと、白鳥の周りに他の水鳥が大勢泳いでいる姿がみられます。一見すると同じカモのようですが、よくみると羽の色や目の色が違う。自然豊かな瓢湖はマガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ミコアイサなど十数種類の水鳥が集まる場所でもあるのです。茶色や黒色をした水鳥の中で首の長い真っ白な白鳥は目立っていますね!

ちなみにお米を膨らましたやわらかい「水鳥のえさ」も1袋100円で販売されています。自分で実際に餌をあげて水鳥が食べる様子を間近でみるのも楽しいですよ!

「しょこら亭」でひとやすみ

「しょこら亭」でひとやすみ
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瓢湖から歩いてすぐの場所にチョコレート専門店の「しょこら亭」があります。こちらのお店のお食事席からは先ほどの瓢湖が一望できます。紅茶を注文するとナッツの入ったチョコレートがついてきます。和テイストなお店の中であたたかい紅茶を飲み、甘いチョコレートを食べればホッと一息つけますね。

瓢湖の散歩道から綺麗な白鳥をずっと観ていたい!ですが、白鳥が飛来する時期の外の寒さは厳しいもの。こちらで休憩をいれるのもお勧めですね。チョコレートだけでなく、あたたかいうどんも美味しいと評判です。お持ち帰り用には、新潟ならではの地酒となめらかなチョコレートがコラボした生チョコやテリーヌも揃います。

おわりに

白鳥が美しく飛ぶ姿を眺めるだけでなく、エサやりの時間にはカモに混じり必死に餌に群がる白鳥の野性的な一面もみれたり、すぐ足元を泳ぐ白鳥に餌を自分であげたりと、様々な楽しみ方もある瓢湖。

湖のほとりに立つ白鳥観察舎には白鳥の情報や阿賀野市のイメージキャラクターの「ごずっちょ」のグッズ販売もあります。この「ごずっちょ」は五頭山と白鳥を掛け合わせた愛らしいキャラクター。お土産にも最適ですね。

これから飛来のピークをむかえる瓢湖に行ってみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/06 訪問

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