五稜郭の新しい見どころ!140年の時を経てよみがえった箱館奉行所

五稜郭の新しい見どころ!140年の時を経てよみがえった箱館奉行所

更新日:2013/11/11 09:53

函館観光では欠かせない観光地、五稜郭の新しい見どころ箱館奉行所はご存知ですか。江戸幕府の箱館(函館)開港により設置された役所が140年の時を経て、4年かけて復元されました。歴史好きは必見です!

五稜郭と箱館奉行所

五稜郭と箱館奉行所
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珍しい星形の土塁をした五稜郭は、1860年箱館港周辺の防衛対策として、西洋式築城術を参考に作られました。その中心に建てられたのが箱館奉行所です。そのわずか4年後に大政奉還があり、その役目は裁判所へと変わり、戊辰戦争最後の戦い、箱館(函館)戦争の舞台となります。

明治時代に解体された箱館奉行所ですが、過去の資料や遺構の発掘調査からその姿が解明され、140年を経て復元されたのです。

圧巻の大広間

圧巻の大広間
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函館奉行所の1/3が今回復元されています。建物は、新築の木材のいい香りが漂っています。

見どころは、72畳もの広さになる大広間。いまどき、こんな大広間を見る機会もなかなかありません。一直線に奥の間までつながっている様子は圧巻です。遠山の金さんが出てきそうな雰囲気です。

忠実に再現された奉行所

忠実に再現された奉行所
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奉行所の見どころは、それだけではありません。材料や建築技法も当時に忠実に再現されており、杉、松、ヒバなどの木材、畳、瓦など全国から厳選され、宮大工が結集して作られたそうです。日本建築の素晴らしさには感嘆するのみです。

写真は函館奉行が接見に使用した部屋です。左手にある違い棚はけや木の一枚板に漆を塗ったもの。美しく光っていました。天井には杉が、畳は備後表が使用されています。

館内では要所要所で係員の方が説明してくださり、ビデオや展示資料で復元プロジェクトについて知ることができるので、より奉行所の理解が深まります。また、展示室では天井板を外して、建築技術も実際に見られるようになっています。まるでプロジェクトXを見ているようで、技術を持つ職人にしびれます。

箱館(函館)戦争についてのクイズもありますよ!

幸せを呼ぶ「ふしぎな石」

幸せを呼ぶ「ふしぎな石」
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市電を利用して、五稜郭に向かう途中、幸せを呼ぶ「ふしぎな石」に出合いました。写真の右側の石枠の中に立っているものがそれです。願い事を思いながら、石を触るとよいようです。いいことあるかもしれませんよ!

五稜郭よ、再び!

五稜郭観光と言えば、公園、五稜郭タワーでしたが、箱館奉行所ができて、じっくり歴史を知ることができるようになりました。
一度訪れている方も、箱館奉行所ができた五稜郭を再び訪れてみてください。新たな魅力が満載ですよ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/08/24 訪問

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