世田谷の小京都!千歳烏山「烏山寺町」で思わず写真を撮りたくなるお寺はここ

| 東京都

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

世田谷の小京都!千歳烏山「烏山寺町」で思わず写真を撮りたくなるお寺はここ

世田谷の小京都!千歳烏山「烏山寺町」で思わず写真を撮りたくなるお寺はここ

更新日:2016/11/17 14:32

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 旅行ライター

「烏山寺町」は、東京都世田谷区の千歳烏山にある「世田谷の小京都」とも呼ばれる一角。北烏山の四丁目から五丁目にかけての狭いエリアに26もの仏教寺院が立ち並び、静寂でしっとりとした空気に包まれています。自然豊かなこの地域では、春には桜、秋には紅葉など四季折々に変化する風景も見所のひとつ。ここでは、数ある寺院の中でも、庭園や本堂が素晴らしく思わず写真を撮りたくなるお寺をご紹介します。

烏山寺町

写真:Kaycom D

地図を見る

世田谷区の京王線沿線「千歳烏山」にある「烏山寺町」は、狭い区域に26もの仏教寺院が集まり、いつのころからか「世田谷の小京都」とも「東京都内の小京都」とも称されるようになりました。

寺町の中を突き抜ける「寺町通り」に入ると、右も左もお寺だらけで、よくこれだけの数がこの一箇所に集まったなと思うはず。実はこの辺りのお寺は、関東大震災や戦争で被災したあと、区画整理などにより次々と移転してきたのだそう。そのお陰で、昔は荒地だったこの地域が美しく整備され、現在のような情緒ある景観を作っています。

お寺の多くは、門を入るとすぐ近くに本堂があり、広大な敷地を持つ有名どころのお寺のように、長い参道をずっと歩いたり、気の遠くなるような石段を上ったりすることはありません。お寺巡りをしていると「墓地分譲中」の案内などが各所で見られ、なんとも庶民的な一面も垣間見られます。

※写真は「稱往院(称往院)」

瑞泉山高源院

写真:Kaycom D

地図を見る

「高源院」は、昭和11年に品川から移転した風光明媚なお寺。敷地内には鴨が越冬する「鴨池(弁天池)」があり、その池の中ほどには弁財天を祀った「浮御堂」が建てられています。池のほとりから浮御堂まで赤い欄干の橋が渡され、橋の上やお堂からは、池の水面に広がる睡蓮がよく見えます。

境内に入って池へ続く小道を進むと、木々の間から浮御堂を見ることができます(掲載写真)。ここからだと、池に映るお堂や橋、周りの木々の彩りも加わってとても絵になる景色なのでおすすめ。高源院のシンボルともなっている鴨池は「せたがや百景」にも選定され、昭和60年には世田谷区の特別保護区にも指定されています。

本覚山妙寿寺

写真:Kaycom D

地図を見る

「妙寿寺」は、関東大震災の翌年にこの地に移転した広大な庭園を持つお寺。門を一歩入ると緑豊かな庭が広がり、ここが東京23区内だということを忘れてしまうような光景が広がります。

入ってすぐ右手には、昭和2年に移築された蓮池藩鍋島家の邸宅が客殿としてひっそりと佇んでいます。優れた意匠のこの建物は、貴重な明治の遺構として区指定の有形文化財にも指定されており、妙寿寺のみならず寺町の中でもぜひ見ておきたい建物のひとつ。境内には他にも、心学者の中澤道二の墓や宮沢賢治の詩碑、太田近江大掾藤原正次作の梵鐘なども見ることができます。

木々が鬱蒼としているので、午後も時間が遅くなるとほとんどの敷地内が日陰になってしまいます。そのため、特に日の短い秋冬は午前中からお昼過ぎごろまでに訪れるのがおすすめ。

桜田山在明寺

写真:Kaycom D

地図を見る

「存明寺」は、もとは現在の桜田門に建立されましたが、その後移転を繰り返し昭和2年に烏山寺町に移ってきました。本堂は都内でも珍しいとされる伊藤平左衛門の作で、その趣のあるどっしりとした姿は、建築に詳しくなくてもじっくり鑑賞したくなる魅力があります。

秋には、紅葉で色づいた境内に建つ古びたお堂と、その前の「親鸞聖人」像とのコラボレーションが、どこからか童謡が聞こえてきそうな昔ながらの日本を感じさせる風景となっています。夕暮れ時にはオレンジ色の夕日が境内を染め、さらにノスタルジックな雰囲気がアップ。ぜひその時間帯に訪れてみてください。

天護山妙祐寺

写真:Kaycom D

地図を見る

「妙祐寺」は、寺町の中でもちょっと変わった色と形の建物なので、遠目からでもかなり目を引きます。このデザインは古代インド様式のもので、築地にある「築地本願寺」などと同系。お堂の扉に「蟹梅の紋」があるのも印象的です。

妙祐寺がこの地に移転する前、廃寺だったこの寺院を復元した了頓法師が、将軍徳川吉宗の習字の先生をしていたこともあり、お寺には吉宗の墨絵なども残されています。また、将軍はじめ、当時の高身分の方々が鷹狩に出た際、よくこのお寺に立ち寄ったとも言われています。

最後に・・・

京王線の千歳烏山駅から一番奥の高源院まで歩いても20分ほどですが、駅から出ている巡回バスを利用すると寺町の中心「寺町通り」まで連れて行ってくれます。寺町通りは南北に連なる道で、その両側にお寺が並んでいるのですが、午前と午後で太陽の光の角度が正面から真後ろ、またはその反対になるので、写真を撮る場合はそのあたりも参考にして訪れてみてください。
また、多くのお寺が17時前には門を閉めるので、巡拝する場合は16時半くらいまでに最後のお寺に着くようにするといいでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/12 訪問

- PR -

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

事業拡大のため、デザイナー、システムエンジニア募集中!国内最大級の旅行サイトを一緒に作りませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ