激安！バンコクの空港から無料送迎付のホテル「トンタリゾート」は1泊なんと2000円！

スワンナプーム空港から無料送迎バスで10分の激安ホテル「トンタリゾート」

写真：吉田 彩緒莉

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スワンナプーム空港から無料で送迎してくれるホテルは、空港近郊にいくつかありますが、それを含めて一部屋2000円のホテルはありません。そんなに都合の良いホテルがあるの？そこまで安いと恐い…と疑いたくなる気持ち、凄くわかります。最初はみんなそうです。それが今回ご紹介するホテル「トンタリゾート」。毎日毎日沢山の旅人を迎えては送り出している、太っ腹兄貴的な存在です。

ホテルへのバスは、スワンナプーム空港の到着フロア4番出口。他のホテルと合同の送迎バス集合場所があるので、そこにいるスタッフに「トンタ」と伝えれば、バウチャーを確認の上「そこで待ってて」と教えてもらえます。まあ、安いホテルなので、即出発という事はまずありません。出発した直後は20分以上待たされることがありますが、予め時間を教えてもらえるので、トイレに行ったり、両替を済ませるのも良いでしょう。

ミニバンタイプの車に乗ってホテルに到着すれば、あら意外。2000円と言えばタイではゲストハウスの個室の値段ですが、そこそこ立派なホテルではないですか？このビルはスーペリアルームの客室。スタンダードタイプよりワンランク上の客室がある建物です。スーペリアルームでも1室2500円ですけどね…。

フロントスタッフは無愛想な男性スタッフですが、タイ語で話しかけると時折にやり、と笑顔（笑）。とてもシャイです。彼の凄い所は、チェックイン、翌日のモーニングコール、翌日の空港への送りの時間まで、テキパキと質問し処理します。このスピードは待たされている側にはありがたく、この値段のホテルの人件費で実現することは奇跡に近いでしょう。

タイ気分に浸れるタイ長屋風の客室も意外と大人気

写真：吉田 彩緒莉

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一番スタンダードな客室は、ビルディングタイプとタイ風長屋タイプがあります。スタンダードルームのあるビルはフロントや朝食用のカフェに近く便利ですが、悲しいことにエレベーターがありません。10,000円でもエレベーターの場所だけ教えて知らんぷりするようなリゾートホテルがあるタイで、2000円にもかかわらずポーターが荷物を客室まで運んでくれるこのホテルならチェックアウト時もヘルプしてもらえば良いので（チップ20バーツ程度は忘れずに）、4，5階にアサインされない限りは大丈夫。予約時にリクエストし、フロントで再確認すると良いでしょう。

意外とお勧めなのがタイ風長屋タイプの客室。通路や壁は涼し気なデザインで、レリーフまで飾られたデザインホテル風。客室は長屋風ですが（笑）、意外にもタイに住んでる気分が楽しめると欧米人や日本人のリピーターには人気です。

トンタリゾートはスタンダードルームでも快適！

写真：吉田 彩緒莉

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こちらはスタンダードルームのビルタイプの客室。2000円なのになんと広さは38平米！狭いゲストハウスの個室並みの値段でこの快適空間は感動ものです。ベッドの上にはメイドさんの力作「タオルアート」が飾ってあります。実はこのタオルアートもトンタリゾートの名物。この写真は「押してもなかなか倒れない立体的な象」。感動ものの出来栄えです！他にも「巨大イカ」「謎の宇宙人？」「不明の動物」…というようにバリエーション豊富。リピーターは毎回写真に収めるほどユニークです。

タオルアートができるレベルのタオルですから、当然ふんわり柔らかいというものではありません。でも忘れてはいけません。このホテルは2000円ですぞ！この値段のホテルでバスタオルとフェイスタオルが置いてあるだけでもありがたく、そしてこんなに可愛らしいサービスができるって素晴らしい。少々ガサガサしていても、水の吸収率が良いと割り切りましょう(笑）。値段が3倍する中級ホテルでもタオルはこのレベルです。

テレビがつかない、お風呂のお湯が出ない、というトラブルが起きた時、例え深夜であっても電話をすると5分もしないうちにエンジニアが飛んできてくれるのには驚かされます。高級ホテルですら「今夜は無理です」と断られるケースが多いタイにおいて、この対応は素晴らしい。日本では当然かもしれません。でもこの宿泊料ですよ？凄くないですか？

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ホテルの近くには屋台街＆ナイトマーケット！

写真：吉田 彩緒莉

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トンタリゾートを利用する人の多くがリピーターです。その理由は激安プライスだけではなく、ホテルのある小路の入り口に、10軒以上の屋台が連なる屋台街があること！更に安く飲みに行けるパブが5、6軒（生演奏付のバー）、そして、17:00から21:00までオープンするローカル向けのナイトマーケットまである、というのもたまりません。特に屋台とパブは深夜まで営業しているので、夜遅い到着でも「よーしタイ料理食べに行くぞ！飲んじゃうぞ！」なんていう人には嬉しい環境。

空港近くだから何も無さそう、というイメージはこのホテルには不要。しかも屋台もパブもナイトマーケットも、ローカルのタイ人向け。思い切りタイの雰囲気が味わえるのが最高です。バンコク中心部になると有名店はほとんど外国人観光客だった、とか、ローカル店に行ったのに、日本人だらけでタイに来た感じがしなかった、なんて事もよくあります。そういった意味では、初日や最終日にこのホテルに泊まってローカル気分を味わうのも良いものですよ。

かわいいカフェでいただくシンプルな朝食もまた良し

写真：吉田 彩緒莉

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屋台は朝も出ているので、素泊まりプランにして屋台で朝食を、という嬉しいこともできるのがトンタリゾート。もちろん朝食付のプランもあります。このホテルは、ワンランク上のスーペリアに泊まって朝食を付けても1室3000円超えません。安すぎます！

もちろんこの値段ですから、朝食はトーストに目玉焼き、ウインナーとコーヒーもしくは紅茶のシンプルなセットですが、1泊の値段からは考えられないコストパフォーマンス。しかも朝食を食べるだけのカフェは、かわいらしく整えられた南国の庭園を眺めるテラスがあり、空港の近くなのにプチリゾート気分で食事ができます。

トランジットが楽しくなるコストパフォーマンス最高のホテル

タイ・スワンナプーム空港は、東南アジアを代表するハブ空港。24時間飛行機が発着する東南アジアの玄関口です。入国して首都バンコクと近郊を旅する人、乗り継いでリゾートを楽しむ人、地方都市に向かう人、そして他の国へ向かう人…タイの良さを楽しみつつ、帰国前の前泊、到着日、そしてトランジットに安心して使える激安ホテルを知っていれば、旅はもっと快適になります。

一番便利なのはスワンナプーム空港直結のノボテルホテルですが、通常1室18000円程度の高級ホテル。うーん…寝るだけに泊まるにはあまりにも贅沢です。その9分の1で泊まれて無料送迎付きなら、このホテルはパーフェクト。

最後にこの「トンタリゾート」を初めて使う場合、ある程度知っておいてほしいことがあります。

◎ホテルの周りにパブが複数あるので、夜中までタイミュージックの生演奏が聴こえます
す。
◎室内は禁煙です。それぞれのビルに喫煙スペースがあるので、愛煙家さんはそこで喫煙を。
◎2000円という低料金なので、さすがに高級ホテルと同等のサービス、笑顔、とはいきません。でも2000円を遥かに超えた対応をしてくれます。
◎送迎のバンは20分以上待たされる場合がありますが、ここはタイ。穏やかに待ちましょう。
◎この値段なので、団体旅行の外国人が沢山泊まります。マナーを知らない人も多いので、廊下が騒がしい事もありますが、激安トランジットホテルということで、多少目をつぶってあげましょう。