写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る金刀比羅神社は、大国主命を主祭神とし、須佐之男命と加具土命などが共に祀られている神社。ご利益は商売繁盛や学業成就、五穀豊穣、厄除け、鎮火・防火など多岐にわたります。
もとは名古屋城三の丸の重臣、大道寺氏邸に祀られていたのですが、庶民繁栄を願って1859年(安政6年)に今の場所に移されました。以来、150年以上にわたって円頓寺商店街界隈を守り続けている氏神様です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る気になる名古屋弁おみくじ。早く引きたいかもしれませんが、まずは手と口を清め、参拝をするのがおまいりの作法。おみくじは神様からのメッセージですから、心を込めたおまいりが先です。
なお、絵馬は神社向かいの松川屋道具店で取り扱っています。絵馬を奉納したい人は、松川屋さんに寄ってお尋ねください。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る2013年の金刀比羅神社の例大祭で初登場した名古屋弁おみくじ。「どえりゃあええがね」「春だぎゃあ」なんて書いてあるおみくじもあるので、全国的にも有名な河村市長の声が聞こえてきそうですね。非常に好評だったため、2014年からは常設になっています。
このおみくじ、人気の秘密は名古屋弁だけでなく、その妙に具体的で実践的な内容。
写真のおみくじなら、
恋愛:真心が通じたで両親も賛成だわ
商売:利益あるでよ 酒は注意だでね
お勤:将来は部課長級努めやあ
など。ほかにも、
恋愛:最後のものは与えたらかんに大切に
お勤:目上の人には逆らったらかんよ
失物:出る 間にはさまっとる
就職:選らんどったら決まらん/コネに頼ったらかんよ
などなど、クスッと笑いつつも身が引き締まるお言葉がいただけます。大吉でも「賭け:その辺にしやあ」と警告してあったり、末吉でも「縁談:どえりゃあ良縁だがね」と温かい言葉が記されていたりするので、真摯にメッセージを受け止めましょう。
おみくじは1回100円、お賽銭箱に入れてください。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る街おこしの一環で、円頓寺商店街では、年間を通してさまざまなお祭りやイベントが行われています。2014年より、「円頓寺 秋のパリ祭」では名古屋弁おみくじが「水に溶ける願い紙入り」の特別バージョンとなって登場。紙に願い事を書き、用意されているたらいの中に浮かべるとじわじわと溶けていくのです。
水に溶かすという風習はそう多くないようですが、願い紙は全国にありますね。七夕の短冊しかり、願い事を紙に書くという行為には何かしら不思議なパワーが宿るのでしょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る円頓寺商店街界隈は、隠れ家的なお店が次々にオープンしている注目のエリア。「商店街に泊まる」というコンセプトを実現した「喫茶、食堂、民宿。西アサヒ」も誕生し、昔ながらの商店街でありながら夜も楽しめるスポットになりました。夜の金刀比羅神社は、静かな商店街の一角で温かい光を放っています。円頓寺商店街界隈でグルメを楽しんだあとに、おまいりするのもいいですね。
戦後の都市計画により、1/3ほどの面積に縮小されてしまった金刀比羅神社。しかし、春には桜が咲き、秋の例大祭ではお神輿や獅子頭がお披露目され、四季折々の情緒を感じることができます。今後は境内の神楽殿を展示スペースにするという計画もあり、円頓寺商店街でさらに存在感を増していくことになりそうです。
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(2024/4/26更新)
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