写真:堀内 京子
地図を見る熊本県阿蘇市にある「阿蘇一の宮門前町商店街」は全国的にも珍しい横参道の門前町です。
阿蘇神社の鳥居そばから続く仲町通りや栄通りを中心に、食事処・豆腐店・雑貨店・ギャラリー・土産店などが並んでいます。手軽に楽しめるおやつもたくさんあり、その中からとくにオススメの5店舗をご紹介いたします。
まず1軒目は昭和レトロな佇まいの「たしろや」から。回転万十(今川焼き)やお好み焼きを販売していて、とくに回転万十が甘党の方に評判。北海道の小豆を使用し、丁寧に焼き上げられる回転万十は、中央が丸く盛り上がったユニークな形。黒あんと白あんがあり、どちらも粒あんがぎっしりと詰まっています。1個90円は嬉しい安さですよ。
写真:堀内 京子
地図を見る次にご紹介する「阿蘇とり宮」は1955年創業の老舗精肉店。熊本名物の馬刺しやあか牛のブランド牛「阿蘇王」を始め、食肉加工品や総菜などを販売しています。注文を受けてから熱々に揚げてくれるメニューがあり、1番人気は馬肉を使った馬(ば)ロッケ!秘伝の味付けで仕上げた馬肉ミンチが入って、揚げ立てホクホクの美味しさ。辛口がお好みでしたら、悶絶激辛馬ロッソ(各180円)をぜひどうぞ。
阿蘇はあか牛料理も有名で、手軽にあか牛を楽しめる串焼きもあります。あか牛は黒毛和牛などと比べると脂肪分が少なくて低カロリーとご存じでしょうか。あか牛串焼きは、お肉本来の旨みを味わえるようにシンプルな味付けで提供。他にも、鶏肉・おから・野菜を使った畑のメンチカツ、栗とかぼちゃのコロッケなどがあります。
写真:堀内 京子
地図を見る門前町がある阿蘇市一の宮は清らかな湧水の宝庫で、店先に水基(みずき)と呼ばれる水飲み場が約30ヶ所点在しています。水基にはそれぞれ個性豊かな名前が付いて、学業の泉・金脈の泉・縁結びの水・幸の泉など、パワースポット的な名前も。おやつ巡りと合わせて湧水散策「水基めぐり」も楽しまれてはいかがでしょう。
湧水で淹れるまろやかなコーヒーと、赤牛カレーパンやASOの揚げあんぱんが評判の「エレファントコーヒー」店頭にも水基が設けられて、謹製阿蘇人サイダーや蛍丸サイダーを冷やしています。門前町の湧水を使ったサイダーはすっきりとした味わい。阿蘇神社復興支援のために作られた蛍丸サイダー(300円)は、阿蘇神社に代々伝わった幻の宝刀「蛍丸」から名付けられました。1本に付き100円が阿蘇神社に寄付されます。
写真:堀内 京子
地図を見る門前町には古民家をリノベーションした店舗も並び、「ギャラリー喫茶 ことの葉」も趣きある佇まい。店内で、ことの葉ブレンドの珈琲や手作りケーキをいただきながら、ゆっくりと寛ぐのも良いでしょう。ポークカレー・パスタ・ドリアなど食事メニューも用意しています。
おやつにオススメの「阿蘇ジャージー牛乳ソフトクリーム」は、ジャージー牛乳をたっぷりと使用してコクがあり、控え目な甘さで後味すっきり。大きさはMサイズ(300円)と、Sサイズ(200円)がありますので好みで選びましょう。小さめのSサイズ(写真)でも十分なボリュームがあり、満足の美味しさです。
写真:堀内 京子
地図を見る1927年創業の老舗菓子店「阿蘇お菓子工房 たのや」は店舗前に湧き出ている湧水「菓恋水」を使った多彩なスイーツが自慢。ショーケースには阿蘇マドレーヌ・阿蘇バーム・苺のパンナコッタ・和栗のミルフィーユなど、彩り豊かなスイーツが勢揃いしています。
看板商品「たのシュー」は、香ばしいアーモンドのふわっとしたシュー皮に生カスタードクリーム入り。なめらかで口溶けの良いクリームは爽やかな甘さ。小ぶりなサイズですので、パクパクと何個でも入りそうですよ。120円(消費税別)の手軽さは、おやつにもお土産にもオススメです。
季節限定になりますが、「桃子」も味わいたい逸品。ピンク色の丸いフォルムが可愛く、桃を贅沢に1個丸ごと使ったスイーツになります。店入口に「今年も桃子できました」の案内を見かけたら、ぜひゲットしてください。
2016年4月に発生した熊本地震では、阿蘇神社も多大な被害を受けて、国指定重要文化財の楼門や拝殿が無残にも倒壊しました。震災後は復興を願う参拝客が次々と訪れていて、現在は仮拝殿が完成しています。
これから復旧工事が進められる予定ですが、長い歳月と莫大な資金が必要になります。そのような辛い現状の中でも門前町は震災に負けず、元気に営業しています。復興支援に阿蘇を旅して、阿蘇神社門前町へぜひお立ち寄りください。美味しいおやつが待っています!
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(2024/4/20更新)
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