写真:八岳木 流泉
地図を見る糸魚川市の能生地域は、海に面する漁師町です。漁師町と聞けば猛々しいイメージですが、それだけではありません。かつては北前船などの寄港地として、宿場町が置かれていたりと、様々な面で栄えた場所です。現在では、夏になれば海水浴客が大勢訪れ、一定の賑わいを見せています。
そんな能生で、冬の海の幸三昧を楽しもうとするならば、道の駅「マリンドリーム能生」が断然おススメです。駐車場やトイレも完備されますし、新潟県下の土産もそろいます。何より、能生漁港直送の海の幸がたくさん売られ、市場のような活気に満ちています。そして食事は二階の食事処「番屋」へ。市場も土産も食事メニューも、品ぞろえ豊富で目移り必至です。
道の駅「能生」へ車で行く場合は、北陸自動車道「能生」インターから海沿いの国道8号線経由で。電車の方は、えちごトキめき鉄道「能生」駅からタクシー利用で約5分です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る道の駅マリンドリーム能生は、地域の情報や土産売り場、食事処が備わる本部棟と、カニや鮮魚が売られる市場棟とに分かれています。着いたらまずは市場をグルリ。カニの最盛期には買ったその場で食べることもでき、休日などは非常に混み合います。
新鮮で安い海産物をぶらりと眺めるだけでも良いですし、気軽に購入することもできます。配送も可能なので、箱買いをしても大丈夫。
なかでも見事なのは、寒風にさらされるハタハタ干し。冬が旬のハタハタを、何百匹単位で干していきます。その暖簾のような様子は壮観で、思わず見入ってしまいます。
写真:八岳木 流泉
地図を見る生ガキやゆでガニを味わうだけでなく、腰を据えて食事をするならば、二階にある食事処「番屋」がおススメです。海を眺めるロケーション。カニやちらし寿司を筆頭とした豊富なメニューなど、全てそろって人気の店です。
まずは頼みたいお造りの盛り合わせ。シーズンによってネタは変わりますが、イカにブリに甘海老に、光って新鮮さを教えてくれます。
写真:八岳木 流泉
地図を見るお造りでオシャレに海の幸を知ったあとは、「カニ汁定食」でガツガツとカニを味わいましょう。ズワイガニの半身が入ったカニ汁と、数品の小鉢に海老の刺身。ダシがしっかり溶け込んで、新鮮がゆえにカニの身も甘い。これを食べずに何を食べるか、そう思わせる一品です。
写真:八岳木 流泉
地図を見るカニが苦手な人、あるいはカニなど食べ飽きたというセレブな人には、「ノドグロの塩焼き定食」を推薦します。ノドグロはアカムツとも呼ばれる赤い魚体の高級魚。一キロ一万円もするという人気の魚で、食味としては冬季が最もおいしいとされています。また、刺身も良いですが、ノドグロの食べ方としては塩焼きが一番だとか。
番屋のノドグロの塩焼きはまさに絶品。脂がジュワと出てきて、本当においしいです。魚のアラ汁も実に良いダシがきいていて、気づけば完食しています。
道の駅マリンドリーム能生は、日本海に面しているため非常に寒さの厳しい場所です。それでもそこには深い味わいがゴロゴロ点在。お好みの魚介類を食べ、お土産を買って、ハタハタの暖簾に驚いて、これ以上ない楽しみを能生の海で見つけてください。
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(2024/3/19更新)
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