台湾中部・絶景レストランで新幹線を撮影しよう!…彰化県「銀河鐵道」探訪ガイド

台湾中部・絶景レストランで新幹線を撮影しよう!…彰化県「銀河鐵道」探訪ガイド

更新日:2016/11/16 10:28

もんTのプロフィール写真 もんT チューター、フリーライター
海外でも活躍中の日本の新幹線。台湾の台北・高雄間の全長345kmを、「のぞみ」と同タイプの高速鉄道が、最速1時間45分で結んでいます。この新幹線を、のんびりと食事も楽しみながら見学・撮影できるスポットが、台湾中部の彰化県にあります。台北からの日帰りも新幹線を使えば余裕で可能!今回は、新幹線ファン必見!台湾・彰化県の有名レストラン「銀河鐵道」を新幹線に乗って訪ね、新幹線を撮影する旅をご案内します。

新幹線に乗って台中へ…新幹線と在来線は駅名が違うので注意!

新幹線に乗って台中へ…新幹線と在来線は駅名が違うので注意!

写真:もんT

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台湾の新幹線は在来線とは別会社が運営しています。「高鐵」という表示がある窓口、あるいは自動券売機で切符を買いましょう。日本の新幹線「のぞみ」と同じように、自由席も3両連結されていて、気軽に利用できます。料金は片道およそ3000円弱。台北駅からは1時間弱で台中(タイチュン)に到着です。

台中駅で在来線(台鐵)に乗り換えますが、接続する在来線の駅名は「新烏日(シンウーリー)」。新幹線の改札を抜けると広いコンコースがあり、その先に台鐵の切符売り場と改札があります。乗り換えに要する時間は、5分くらいは必要でしょう。

途中のコンコースにはいろいろなお店が並びます。特に注目なのは、写真の「TRC臺灣鐵道故事館」。このお店、台湾の主要駅には必ずあるのですが、ここ新烏日店は特に売り場面積が広いです。鉄道模型、昔の硬券の切符や路線図、時刻表…など、台湾の鉄道関連のグッズが揃っています。もちろん鉄道グッズ以外のお土産もいろいろあり。ぜひ立ち寄ってみて!

在来線に乗り換えて員林へ…ここからはタクシーで

在来線に乗り換えて員林へ…ここからはタクシーで

写真:もんT

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在来線の切符売り場で、ここ新烏日から5駅目、員林(ユアンリン)までの切符を買いましょう。台中方面ではなく、彰化・二水方面のホームから、区間列車に乗って、約30分。区間快速でも大丈夫です。

員林駅に着いたら、駅前からタクシーです。ここから向かう先は、レストラン「銀河鐵道」。運転手さんに「銀河鐵道」と書いたメモを見せれば、すぐに通じます。タクシー料金は交渉で決まりますが、片道300元(約1200円)と相場が決まっているようです。員林駅から約20分で到着します。

写真は、高架・改築された、真新しい員林駅です。

撮影は土・休日のお昼がおススメ…開店前の時間も有効活用しよう!

撮影は土・休日のお昼がおススメ…開店前の時間も有効活用しよう!

写真:もんT

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レストラン「銀河鐵道」は、平日は午後5時から、土・休日は午前11時から真夜中までの営業。山の中腹にあり、ふもとの街並みも眺望できる素敵なレストランです。夜景がとても素晴らしいのですが、高速走行の新幹線を撮影するのであれば、ぜひとも日中に訪れたいもの…。日中の営業がある土曜・日曜・祝日がおススメです。

開店時刻は11時ですが、入り口のゲートは10時半には開いていて、レストランの庭先に入れます。お庭は緑豊かで、ここからも新幹線やふもとの街並みの展望が…。食事の前に、さっそく写真撮影が楽しめます♪

庭からは南行き列車が…お昼前が完全順光でベストタイム!

庭からは南行き列車が…お昼前が完全順光でベストタイム!

写真:もんT

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この付近、新幹線の線路はちょうど南北に走っていて、「銀河鐵道」はその線路のすぐ東の脇にあります。したがって、午前中の南行き(高雄方面行き)の列車が、写真のように完全順光で撮れます。光線状態にこだわるのであれば、ぜひとも開店前の30分も有効活用しましょう。

日本では駅のホーム端などからも、高速走行する新幹線をお手軽に撮影できるのですが、台湾ではホーム上の構造物の関係で、駅での走行シーンの撮影はまず不可能…。そのせいか、このレストラン、鉄道ファンはもちろんのこと、新幹線をゆっくり見たいという観光客にも人気のスポット。現在のところ、台湾新幹線の走行シーンが撮れるベストポイントです。

南に向かう列車は、台中駅を発車しておよそ8分後にこの場所を通過していきます。見通しのきく直線上を走ってきますが、点のように見えたら、みるみる近づいてきます。シャッターチャンスをお見逃しなく!

テラスからは北行き列車も…眺望と食事も楽しんで!

テラスからは北行き列車も…眺望と食事も楽しんで!

写真:もんT

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レストランのテラス席からは、さらに一段高い位置で撮影ができます。開店時刻の11時になったら、入店です。カメラを持っていると、間違いなくテラス席の線路に近い側に案内してもらえるでしょう。

テラスからは、南行きだけでなく、北行き(台北方面行き)の列車も、街並みを背景にきれいに撮れます。もちろん、周囲の迷惑にならない範囲で、ちょっと場所を移動して写真を撮ったりするのは、まったく問題ありません。

食事もしっかりいただいていきましょう。300〜400元(約1200〜1600円)くらいのものが、飲み物やご飯もセットになったメニュー。肉料理に魚料理、それにイタリアンもあり…。メニューの詳細は「銀河鐵道」のウェブサイトで確認できます。

注文は着席時にメニューの一覧が載ったメモと鉛筆を渡されるので、注文したい料理に丸をつけて、店員さんに渡せばOK。(なお、一人あたり最低120元の飲食が求められています。)のんびりくつろぎながら、眺望と新幹線ウォッチングを心ゆくまで楽しんで♪

おわりに…

レストラン「銀河鐵道」の最大のセールスポイントは夜景。夜は街の明かりをバックに新幹線が駆け抜けていくという、まさに銀河鉄道の世界が展開します。夕方から夜にかけての訪問も素敵です。

なお、帰りの足ですが、会計のレジにて店員さんにタクシーを頼むと、お店の関係者の方が250元で員林駅まで送ってくれます。スタッフは皆さん、とても親切でフレンドリーなので、安心です。

彰化県のレストラン「銀河鐵道」、新幹線に乗って、ぜひ出かけてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/04 訪問

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