一つで四役!岐阜・平湯温泉の「アルプス街道平湯」は万能選手!

一つで四役!岐阜・平湯温泉の「アルプス街道平湯」は万能選手!

更新日:2016/12/02 17:49

八岳木 流泉のプロフィール写真 八岳木 流泉 温泉ライター
岐阜県の温泉と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、奥飛騨温泉郷でしょう。新穂高温泉から栃尾、福地、新平湯など、その種類もさまざま。なかでも温泉情緒に溢れているのが、歴史深い「平湯温泉」です。この平湯温泉にある「アルプス街道平湯」は万能の複合施設。湯浴み、土産、食事に加え、バスターミナルも付いています。一つの施設で何と四役!実に便利な存在です。

終日にぎわうバスターミナル

終日にぎわうバスターミナル

写真:八岳木 流泉

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「アルプス街道平湯」は、岐阜県高山市の平湯温泉郷にあります。この施設は非常に大きなもので、一階にはバスターミナルに食事処と土産売り場。二階には団体客用のレストラン。そして三階に日帰り温泉が用意されています。

バスの発着に関しては、上高地や乗鞍、高山市街へ向かう路線バスをはじめ、新宿や京都、大阪等を繋ぐ高速バスなど、多くの便がこのターミナルを利用しています。

もちろん一般車両の利用も可能。長野県側からは、長野自動車道「松本」インターから国道158号線経由、安房トンネル(有料・ETC可)を通ってアクセスできます。名古屋方面からは中部縦貫自動車道「高山」インターから国道利用。駐車場も備わっています。

まずは3階で温泉入浴

まずは3階で温泉入浴

写真:八岳木 流泉

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まずは温泉を浴びに、三階までエレベーターで上がりましょう。「パノラマ大浴場」と呼ばれる同施設には、掛け流し(加水あり)の内湯と露天が男女別に用意されます。

内湯は四角く大きな浴槽。少し熱めの温泉はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉という長ったらしい泉質です。早く言えば、塩分と鉄分と重曹成分が入ったお湯ということ。少しツルツルとして薄い黄土色を呈しています。

露天は不思議なローマ調

露天は不思議なローマ調

写真:八岳木 流泉

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露天風呂に出ると、ローマ調の造りに驚きます。パルテノン神殿のような柱に天使のオブジェ。平湯温泉の雰囲気とは大きく異なる趣向に、どこか不思議な感覚も。浴槽は洋風の石で造られた楕円形。ゆったり入れる大きさです。また、北アルプス笠ヶ岳も綺麗に一望でき、さすがはパノラマ大浴場です。

季節によって流動的ですが、温泉の営業は概ね朝の8:30から午後7:00まで。大人600円の子ども300円です。

一階に戻り食事の時間

一階に戻り食事の時間

写真:八岳木 流泉

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入浴のあとは、同施設の一階に降りて食事といきましょう。「アルプスホルン」というレストランは、昼どきやバスが着いた時刻などには行列ができる人気店です。

カレーや蕎麦・うどんなどの定番メニューもありますが、ここではご当地の味、飛騨牛を味わっておきたいところ。飛騨牛天丼やステーキ定食など、惹かれる品が数々あれど、おススメは「朴葉(ほおば)焼き定食」です。

高山地方に伝わる朴葉焼きは、朴の葉の上に甘辛い味噌を乗せ、ネギ等の薬味とともに飛騨牛を焼いていくもの。一人用コンロに火が着いたならば、ジワジワ焼けるのを待つばかり。

さすがの飛騨牛 ご飯がススム!

さすがの飛騨牛 ご飯がススム!

写真:八岳木 流泉

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飛騨牛は上質なものが5切れほど。それにご飯と小うどん、刺身などがついて同定食は2100円です。ジュ〜といい具合に焼けてきて、香ばしい匂いも漂い始めます。焦げを帯びた味噌と一緒に、上品な脂の飛騨牛をひと口。そうしたら最後、箸はもう止まりません。ごはんのおかわりは必至の絶品、是非食べてみてください。

なお、腰を据えた食事でなく、軽食スナックの販売もしています。飛騨牛の串焼きや飛騨牛まんなど、手軽に地元の味を知るのも良いですね。

一施設で三役四役

アルプス街道平湯は、バスターミナルのみならず、入浴、食事、買い物と、多くの役割を担っています。ここに行けば大丈夫!そんな安心感を与えてくれる、山あいの頼もしいヤツなんです。

掲載内容は執筆時点のものです。

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