写真:島塚 渓
地図を見る「かにっこ館」は、世界中の約20種類のカニについて学ぶことが出来る貴重なスポット。 カニに関する紹介を中心に、鳥取の海で見られる魚も展示している親しみやすいコンパクト水族館です。
“見て・ふれて・体験できる”をコンセプトに、自由にさわったり捕まえたりできる「ふれあい水槽」をはじめ、小規模ながら個性豊かな展示内容になっています。
見ごたえたっぷりの展示にもかかわらず、入場料はなんと無料。とってもお得な水族館なので、ぜひ1度足を運んでみてください。
写真:島塚 渓
地図を見る奥の丸型水槽に育成されているのが“タカアシガニ”。日本近海の深海に生息する超巨大なカニです。世界最大の大きさを誇るこのカニは、1匹いるだけでも見ごたえ十分。「かにっこ館」では丸型水槽を2等分して、2匹の“タカアシガニ”を展示しています。
足を広げた大きさは約4mにもなるので、その迫力に圧倒されること間違いなし!「かにっこ館」を訪れる人が、必ずといっていいほど立ち止まる目玉展示の1つです。
写真:島塚 渓
地図を見る「かにっこ館」ではメジャーなカニだけではなく、珍しい種類のものも多く展示されています。その1つが“ミズヒキガニ”。細長い手足と紅白の縞模様が、なんともチャーミングなカニです。海底50m〜300mに住んでいるため、普段、目にすることはまずありません。
この“ミズヒキガニ”という変わったネーミングは、祝儀袋にかける水引(みずひき)に似ているから名付けられたようです。足を広げても15pほどの小さなカニなので、水族館に行かれた際は見逃さないようにしてください!
写真:島塚 渓
地図を見る「かにっこ館」の隣には「かろいち」という魚市場があります。水族館でカニを観たあとは、ぜひこちらにも足を運ばれることをおススメします。
「かろいち」のなかは威勢のいい声が飛び交っており、魚市場独特の熱気が充満しています。歩いているところをお兄さんに呼び止められると、ついつい商品を買ってみたくなるのが人情。なかには珍しい魚介類もならんでおり、店員さんにいろいろ質問してみるのも楽しいかもしれません。
鮮魚店はもちろんのこと、ここでは新鮮な海の幸を使ったレストランも4店舗営業しています。鳥取市の台所として、地元の人にも旅行者にも愛されているのが、ここ「かろいち」なんです!
写真:島塚 渓
地図を見る日本海に面した鳥取港では、豊かな海の幸が水揚げされます。「かろいち」では、新鮮な魚介類を1年中販売していますが、冬の人気ナンバー1といえば、やはり“松葉ガニ”。
すでに冒頭でも触れたように“松葉ガニ”とは山陰でのズワイガニの別称。さらに正確に言うと“松葉ガニ”と呼ばれるのは、オスのみ。
では、メスのカニの名称はと言うと、山陰地方では一般的に“親ガニ”と呼んでいます。水揚げされるメスのカニは、お腹にたくさん卵を抱えていることから、“親ガニ”という名前が付けられました。メスは、オスに比べると体が小さいので、身をむいてそのまま食べるのではなく、カニ汁(親ガニを使った味噌汁)やカニ飯にして食べるのが一般的です。
例年11月6日〜3月20日までがカニ漁の解禁期間(平成28年も同様)となっており、このシーズンになると遠方からわざわざ“松葉ガニ”を求めて足を運ぶ旅行者もいるほど。みなさんもぜひ、冬の味覚の王様“松葉ガニ”を味わいに行ってみてください!
今回紹介した「かろいち」の隣には、世界的有名コーヒーチェーン店「スタバ」をもじった「すなば珈琲」が出店しています。いまや鳥取の名所の1つになっている「すなば珈琲」。歩き疲れた際は、ぜひこちらでコーヒーブレイクをとってください!
「かにっこ館」と「かろいち」はここだけでしか味わえない、カニ尽くしのエンターテイメント施設。旅慣れた方でも、きっと新しい発見があるはずです!
「すなば珈琲」に関する情報を、下記の関連MEMOに載せておくので、よかったらチェックしてみてくださいね。
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(2024/4/26更新)
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