写真:いしい ひい
地図を見るダッチベイビーが食べられるカフェがあるのは、ティリカム・プレイス(Tilikum Place)というにぎやかな街角。堂々たるアメリカ先住民の像がシンボルです。
この像はチーフ・シアトル(1786−1866)、その昔スクウォミッシュ族とドワミッシュ族の酋長を務めた人で、白人と友好関係を結び入植の手助けを行いました。そのチーフ・シアトルに敬意をこめて、白人の入植者はこの町を「シアトル」と名付けたのです。
ティリカム・プレイスの周辺には、博物館や劇場など見所がぎゅっと詰まったシアトル・センターがあり、地元住民と観光客でいつもにぎわっています。酋長の像の背景には、シアトルのランドマーク「スペース・ニードル」が見え、とてもシアトルらしい撮影スポット!
写真:いしい ひい
地図を見るそのチーフ・シアトル像の目と鼻の先に、話題の「ティリカム・プレイス・カフェ」があります。ローカル&オーガニックにこだわる人気レストランの中に入ると、ゆったりとしたソファーやテーブル席、大きな窓からは外の風景が見えて、優雅にくつろげる雰囲気。お店の人はとってもフレンドリーで、本日のお薦め料理などメニューの説明を丁寧にしてくださいます。
ドリンクは各種ありますが、香り高いフレンチプレス・コーヒーがおススメです。コーヒー・スプーンの上にちょこんと乗っかっているクッキーがかわいい!
写真:いしい ひい
地図を見るカフェの人気メニューがダッチベイビー。フライパンごとオーブンで焼いたパンケーキで、ドイツのパンケーキ料理に由来しています。
このお料理をアメリカで初めて提供したのが、シアトルの家族経営のレストランManca’s Café。1900年代の前半にお店の人気メニューとなり、オーナーの娘さんが「ダッチベイビー」と名付けたと言われています。ダッチベイビーの商標権も獲得しましたが、レストランは1950年代に閉店。それから年月を経て、ティリカム・プレイス・カフェで再びダッチベイビーが作られるようになりました。
シアトル生まれのダッチベイビー、今度は末永く続いてほしいですね!
写真:いしい ひい
地図を見るダッチベイビーの基本材料は卵、砂糖、牛乳、小麦粉、バターと、とってもシンプル。ローカル&オーガニックにこだわるティリカム・プレイス・カフェでは、一つ一つの素材を大切にしています。
オーブンでじっくり焼くので、注文してから焼き上がるまで20分ほどかかります。そして小さなフライパンごと出される熱々のダッチベイビーには、フレッシュなレモンが添えられています。雪のようにパウダーシュガーをまとったダッチベイビーに、レモンをたっぷり搾って頂くのが、基本的かつ伝統的な食べ方。中はふわふわ、外はかりかりの食感が楽しく、卵のリッチな風味と爽やかなレモンの酸味の組み合わせが絶妙です。
写真はオリジナルのダッチベイビーですが、他にもフルーツ入りの甘いダッチ・ベイビーと、野菜・チーズ・ベーコンなどが入った塩味系もありますので、気分に合わせてお楽しみください。
写真:いしい ひい
地図を見るティリカム・プレイス・カフェは多彩なメニューも魅力で、実はダッチベイビー以外にもおススメしたい料理がいっぱい!
写真はアメリカのブランチの代表料理エッグ・ベネディクト。とろーりしたポーチドエッグに濃厚なホランデーズソースが絡み、日替わりのパンまたはパイ、季節の野菜と一緒に、幸せいっぱいの美味しさ!
さらにはサンドイッチやキッシュなどの軽食や、自家製ソーセージもおススメです。
ティリカム・プレイス・カフェはお洒落でカジュアル、とても居心地が良いお店です。「ティリカム」とはネイティブ・アメリカンの言葉で「友達、仲間、部族」という意味。その名の通り、お店の人はとってもフレンドリー!
どこかシアトルの歴史を感じさせる街角で、ふわふわダッチ・ベイビーをはじめ美味しいお料理をお楽しみください。
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(2024/3/28更新)
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