写真：麦吉 ぼに
地図を見る広島県竹原市忠海港からフェリーで約12分、大久野島はその昔毒ガスの製造拠点だったため「地図から消された島」としても知られています。悲しい過去とは裏腹に、今の大久野島は風光明媚で美しいリゾート。多くの観光客が釣りや海水浴に訪れます。
とりわけこの島を有名にしたのは、島内に700羽以上いると言われる野うさぎ。かつて島の小学校で飼われていたのが放され、天敵がいないため大繁殖したのだそうです。
休暇村大久野島は、この「ラビットアイランド」唯一の宿。プールやプライベートビーチ、キャンプサイトなどアウトドア設備がいっぱいだから、夏休みのファミリーやグループツアーにも最適です。
写真：麦吉 ぼに
地図を見る「休暇村大久野島」の客室は、全室海側に面したマリンビュー。窓からは、庭で遊ぶうさぎ達と瀬戸内海の多島美を見ることが出来ます。
特にサンセットタイムが見事、金色に染まる瀬戸内の夕陽を楽しめます。
ホテルの前庭には、ディスクゴルフの出来る芝生が広がっているのですが、ここでプレイする人は見かけません。なぜなら島に棲んでいるうさぎは「アナウサギ」という種類。穴掘りが大好きなので、芝生広場はうさぎ達の掘った穴がいっぱいです。
そしてホテルの宿泊客が夕食を終える頃、芝生広場では不思議な光景が見られます。
写真：麦吉 ぼに
地図を見る芝生の上にポコポコいるのがうさぎ達。
うさぎは早朝や宵の口によく活動するそうで、昼間は植え込みの下あたりにベーッと寝そべっているモフモフ達が、ほの明るいホテル前の芝生に集まって来ます。
写真：麦吉 ぼに
地図を見るお腹を空かしている時間なので、餌を持っていると大人気♪うさぎに餌をやる時は、立ってやりましょう。ベンチに座ったままだと大変なことに…。
「わーい！」とばかりに集まって来たうさぎが、膝につかまり立ちするわ、腿に乗るわ、ベンチに上って背中に手（前足）をついて覗き込むわで身動きが出来なくなります。大久野島では「うさぎに触らない」という掟があるので、撫でてはいけません。モフモフまみれになりつつ、うさぎがいなくなるのを待ちましょう。
写真：麦吉 ぼに
地図を見る「休暇村大久野島」では早朝に、野生のうさぎと触れ合いながら島の植物や歴史を知る、ネイチャーガイド付きお散歩会もやっています。
かつて「毒ガス島」と呼ばれた島内には、毒ガスの貯蔵庫や砲台跡、発電所跡などの遺跡があります。廃墟となり草に覆われた遺跡は、まるでラピュタのよう。そんな遺跡を歩くと、目ざとく見つけたうさぎがテテテッと駆け寄って来ます。廃墟で駆け寄ってくるうさぎを見ると、愛らしさにキュン！とします。
うさぎ島としてすっかり有名な「大久野島」。島内にうさぎの餌は売っていないので、持参するか忠海港のフェリー乗り場でラビットフードを買いましょう。そして「休暇村大久野島」に泊まれば、最高のうさぎ体験が出来ます。
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(2024/4/20更新)
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