写真:島塚 渓
地図を見る「河合神社」の創建の年は明らかになっていませんが、858年の資料に記録が見られることから、それ以前にはすでに建てられていたことが分かっています。つまり平安京遷都からの歴史を持った、かなり由緒ある神社だということですね。
そして「河合神社」のご祭神は、玉依姫命(たまよりひめ)という神さま。彼女は初代天皇の神武天皇(じんむてんのう)のお母さんであり、古くから女性の守護神として信仰されてきました。安産・育児・縁結びなどにご利益があると言われる神さまで、女性ならば1度はお参りしておきたいスポットになっています。
写真:島塚 渓
地図を見る「河合神社」は世界遺産にも登録されている下鴨神社の“摂社(せっしゃ)”になります。摂社とは本社に付属する神社や社(やしろ)のこと。つまり河合神社は、本社である下鴨神社に属しており、ここだけで独立しているわけではありません。実際に下鴨神社の境内に広がる「糺の森(ただすのもり)」の南西に、ひっそりと「河合神社」が建立されています。
この「糺の森」は古くからの原生林の姿を残しており、樹齢200年以上の大木が、なんと600本以上も生えているんです。下鴨神社まで続く緑のトンネルの参道を通っていると、誰もが神秘的な気分になること間違いなし!「河合神社」に続くこの参道を通るだけで、太古の生命のパワーを吸収できるスゴイ場所なんです。
写真:島塚 渓
地図を見る河合神社の注目ポイントの1つが、顔の描かれた珍しい「鏡絵馬」が販売されているという点。この絵馬は、自分のなりたい顔を描いて奉納するという、ちょっと変わったシステムになっています。
「鏡絵馬」の表面には、始めからシンプルな顔が描かれているので、自前の化粧道具を使って理想の顔にメイクアップしてください。境内には「絵馬化粧室」という専用の建物まであるので、「鏡絵馬」を受け取った後は、ここで顔を描いていくのが一般的。メイク道具を忘れてしまった、という人でも「絵馬化粧室」で色鉛筆やクレヨンを貸してくれるから安心です。たっぷりと時間を使って理想の顔に仕上げてくださいね!
写真:島塚 渓
地図を見る御守りやお札を売っている「河合神社」境内の授与所(じゅよじょ)では、美人グッズもたくさん取り扱っています。なかでもカリンを使った「美人水」は要注目。下鴨神社の境内の奥にある「カリンの庭(葵の庭とも言われています)」で採れた神聖なカリンを使って、すっきりとした飲み心地のジュースに仕上げられています。
のど飴の成分としてもお馴染みのカリンですが、咳止めや喉の痛みの予防以外にも、美肌効果や疲労回復にも効能アリ!ホットでもいただくことができるので、寒い季節にはこちらがおススメです。
今回紹介した河合神社が、女性のための神社だと言われる理由が分かっていただけたでしょうか?もちろん参拝者も圧倒的に女性が多く、ワイワイはしゃぎながら「鏡絵馬」に理想の顔を描いている様子をよく目にします。
そして、糺の森を含めた下鴨神社の境内はとても広いので、この「河合神社」の他にも、まだまだ魅力的なスポットがいっぱいあります。下記の関連MEMOに下鴨神社に関する記事を載せておくので、よかったらチェックしてみてくださいね。
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(2024/4/24更新)
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