北国でしか出会えない!最北の絶景を望む『稚内』を旅しよう

北国でしか出会えない!最北の絶景を望む『稚内』を旅しよう

更新日:2016/11/14 16:45

日本の最北端「稚内」を訪れたことはありますか? 北海道の中でも最北に位置するこの地域は、札幌や函館などと比べると観光雑誌などに大きく取り上げられることは少ないかもしれません。しかし最北ならではのスポットや数々の絶景など、まだまだ多くの人に知られていない魅力も眠るこの「稚内」の街。ご紹介していきましょう。

これぞ"最北端"の観光スポット「宗谷岬」

これぞ"最北端"の観光スポット「宗谷岬」
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日本国内で行ける最北端の地が、「宗谷岬」です。稚内空港を降り立ってからさらに北へ走り続けると辿りつくこの地は、稚内の中で最も賑わっている観光スポットともいえます。海際に座って休んでいると、強い波と風の音に加えて、次々と車やバスで降り立つ観光客たちの声が、絶え間なく聞こえてくるでしょう。

宗谷岬の傍には、最北端のお土産屋「柏屋」があり、そこへ行くと100円で「日本最北端到達証明書」を貰うことができます。お店には最北ならではのステッカーなど面白いお土産も多く販売されているので、宗谷岬へ訪れた際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。そのほか、近くの飲食店で食べられる「帆立ラーメン」などもおすすめです。

利尻島の傍を沈む夕日が美しい「野寒布岬(ノシャップ岬)」

利尻島の傍を沈む夕日が美しい「野寒布岬(ノシャップ岬)」
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稚内で美しい夕陽を臨める観光スポットのひとつが、「野寒布岬(ノシャップ岬)」です。夕暮れの時間帯になると、夕陽を見に多くの観光客がカメラを片手に訪れます。

この観光スポットの特徴は、夕陽と一緒に北海道の最北にある島「利尻島」を一緒に眺めることができるというところ。最北端まで訪れるなら、利尻島や礼文島などの島まで足を運ぶ予定があるのではないでしょうか? 「どんなところなんだろう…」と想像しながら眺めるこの時間も、きっと印象的な思い出となることでしょう。


ちなみに、北海道には少し変わった地名や、道内に似ている名所がある地名などがありますが、これは語源となる「アイヌ語」を、その響きをもとに日本語に直すケースが多いからと言われています。ノシャップもそのひとつで、「岬が顎のように突き出たところ」、「波の砕ける場所」といった意味のあるアイヌ語「ノッ・シャム」が語源とされています。

最北の街を見下ろせる「稚内公園」

最北の街を見下ろせる「稚内公園」
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「稚内公園」は、稚内市内にある大きな公園です。代表的なモニュメント「氷雪の門」の近くにある売店では、ソフトクリームが販売されており、とても美味しいと評判です。高い建物の少ない稚内を見下ろせる数少ないこの観光スポットは、日中も清々しくて気持ちがよいですが、夕陽や夜景を見られるのも魅力的なポイントです。

稚内公園は駅から徒歩20分と少し遠いところにあるため、車やタクシーを使っていく方が多いかもしれません。しかし、時間に少し余裕があるのであれば、ぜひ歩きで向かってみることをおすすめします。小山の上にあるこの公園へ向かう途中には天然のエゾジカなど、最北の街ならではの野生の動物と出会うことができるでしょう。

稚内観光で、日本最北の美しさを体感してみてください

美しい海に囲まれ、街中で野生動物に出会えるほどに美しい自然が残っている「稚内」。決して派手ではなく、静かでゆったりとした時間が流れるこの街に訪れると、なんだか頭も心もスッキリと落ち着いていく感覚を得ることができるでしょう。
まだまだ多くの魅力が眠るこの街へ、ぜひ一度訪れてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/19−2016/11/26 訪問

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