写真:たぐち ひろみ
地図を見る連日観光客で賑わう東京・浅草。その浅草寺の北側に「裏浅草」と呼ばれるエリアがあります。もともと閑静な住宅街のこの場所に、おしゃれなカフェやレストラン、ショップが続々とオープン。最近ことに注目を浴びている新しい観光エリアです。
その裏浅草の通りのひとつに長年店舗を構えるのが、今回ご紹介する「洋菓子工房 浅草あろーむ」。狭い間口と小さめの店内、一見してどこにでもありそうな洋菓子屋さんですが、ここで販売しているクッキーがとにかくかわいいと評判を呼んでいます。写真をご覧になれば、皆さんにもご納得いただけるはず。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るこの「あろーむ」は、1985年にケーキが食べられるカフェとして創業しました。後年、現在の場所に移転と同時に、本格的にケーキや焼き菓子を販売する洋菓子店として営業を開始。その商品のひとつがこの手作りクッキーでした。今でも焼き菓子やケーキも各種売られていて、来店するお客さんが求めていく商品もさまざまですが、イチオシはやはりお店の半分を占めるクッキー類です。
小麦粉、卵、バターでできたクッキーは、一見ちょっと硬そうですが、食べてみると意外とソフトでサクサクな食感。甘さ抑えめでバター風味の生きた味はシンプルで、やや誇張された現代風調味にならされた舌にはとても新鮮です。ひとことで言って、おいしい!のです。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るとにかく種類が豊富な「あろーむ」のクッキー。猫、うさぎ、パンダ、ペンギン、ライオンなど、子供が大喜びしそうなアニマルクッキーから、「浅草」、「雷門」、「東京スカイツリー」、招き猫など、お土産にぴったりな浅草もの、「ありがとう」、「おめでとう」などちょっとしたメッセージ入り「にこちゃんクッキー」まで、ありとあらゆる「顔」を持つクッキーが店内ところ狭しと並んでいます。さらに、クリスマス、お正月、ひなまつり、ハロウィーンなど、季節ごとに限定ものも販売されるので、訪れるたび新しい発見ができるお店です。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るこのあろーむでうれしいのは、1枚ずつバラ売りしているため、気に入ったクッキーを好きなだけ単品で選べること。1枚140円〜と価格が抑えめなのも魅力です。お好みのリボンやパッケージで包んでもらえば、もらった人が誰でもにっこりしてしまう、ハートフルな贈り物のでき上がりです。
また、定番クッキーとは別にオーダーメイドクッキーの注文も可能です。107種類の型、4つのサイズ、2種類の生地から気に入ったものを指定して、好きなメッセージを入れたクッキーを焼き上げてもらいます。最少10個からオーダーできて、価格は2100円から。ひとつひとつ個別包装してくれるので、そのまま贈り物として持参することもできます。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る手作りクッキーで有名な「あろーむ」ですが、そこは洋菓子屋さんのこと、ケーキなどその他のお菓子も充実しています。なかでも「レーズンサンド」と「オレンジチョコ」はお店の定番、変わらぬ人気を誇る品々です。
他店でもときどき見かける「レーズンサンド」(1個220円)。このお店のそれは、これ以上詰められないくらいたくさん挟まったレーズンと発酵バターの風味が引き立つかなり厚手のクッキー生地が特徴です。ボリュームもたっぷり、1個食べるだけでかなりの満足感が得られます。子供でも食せるようにレーズンにラム酒を使用していない気遣いもうれしいですね。
そして、大人へのイチオシは「オレンジチョコ」(80g入り850円〜)。完熟のオレンジピールをベルギー産ビターチョコでコーティングし、さらにココアパウダーでくるんだ、もろ大人味の一品です。赤ワインとも相性がよさそうなほろ苦い甘さが魅力のこのチョコは、甘党でない方にもおすすめできます。オレンジ色のパッケージも洗練された大人仕様で素敵!
浅草で見つけた珠玉の洋菓子屋さんと手作りクッキーをご紹介しました。「洋菓子工房 浅草あろーむ」は、地下鉄銀座線浅草駅から10分ほど歩いた場所にあります。浅草寺からなら、裏側の大通り「言問通り」を越えて道を一本入るだけ。白地にグリーンで「あろーむ」と書かれた看板を目印に探してみてください。
見た目がかわいくて、美味しくて、しかも価格も手ごろ。そんなお菓子が買えるのも、浅草ならではかもしれません。ぜひ一度足を運んでみてください。実物のクッキーはさらにキュートで愛くるしいですよ。
2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/26更新)
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