長寿と子宝に恵まれる!?鹿児島県奄美大島のおすすめグルメ

長寿と子宝に恵まれる!?鹿児島県奄美大島のおすすめグルメ

更新日:2013/11/14 18:02

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
鹿児島県の離島奄美大島は九州と沖縄の中間辺りにある、佐渡島に次いで2番目に広い面積をもつ亜熱帯の島です。
奄美大島のグルメとして名高いのは「鶏飯(けいはん)」ですが、実際に食べた事がない方が多いのでは?その味わい深さは全国区になるべき!と思うほど。
また奄美大島は長寿・子宝に恵まれた島。その大きな要因として食習慣が挙げられています。
美味しいだけでなく、長寿・子宝に恵まれるグルメ。是非お試しあれ!

鹿児島のみならず全国区になってもいいイチオシグルメ「鶏飯(けいはん)」

鹿児島のみならず全国区になってもいいイチオシグルメ「鶏飯(けいはん)」

写真:しの

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奄美大島の郷土料理として名高い「鶏飯(けいはん)」。
簡単に言えば鶏茶漬けですが、出汁がとにかく奥深い。丸鶏をじっくり煮出したものに、醤油・みりん又は砂糖などの甘み少々で味をつけると言うシンプルながら滋味あふれたスープ。
そこに鶏のほぐし身、しいたけ、錦糸卵、みかんあるいはたんかんなどの柑橘類の皮、パパイヤの漬物、ネギなどの島素材の具がたくさん添えられています。
熱々ご飯に自分好みに具を乗せ、スープをたっぷり注げば出来上がりです。
さらさら〜っと食べてしまい箸がもう止まりません。
その美味しさは何故全国区の料理でないのか不思議なほどです。

■食べたお店■
店名:マリンテラス
住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木628-1
電話番号:0997-62-3785(要予約)

奄美大島の家庭料理の代表「油ぞうめん」

奄美大島の家庭料理の代表「油ぞうめん」

写真:しの

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家庭料理の代表格は「油ぞうめん」。「ぞうめん」と濁って発音される事が多いですが、「ぞうめん」とはいわゆる「そうめん」のこと。茹でたそうめんに油を絡め、だし汁や具と一緒に炒め合わせます。

奄美大島では祝い事や田植えなど人が集まるや時、台風で外出に困る際など自宅にあるもので簡単にできる油ぞうめんが、重宝されています。
家庭料理なので入れるものや味付けはそれぞれ異なりますが、茹でたそうめんを油で炒める際にだし汁を使うことや、具に野菜、動物性のたんぱく質が入るなどは共通しています。バランスがいいのも特徴ですね。
実際に食べた感じもそうめんにいろんな具や出し汁がからんで食べやすいです。「奄美のおふくろの味」を是非味わって下さいね。

■食べたお店■
店名:陽子
住所:鹿児島県奄美市名瀬金久町9-8
電話番号:0997-53-4985

鹿児島と言えば豚肉!なかでも「豚骨(トンコツ)」はいかが?

鹿児島と言えば豚肉!なかでも「豚骨(トンコツ)」はいかが?

写真:しの

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鹿児島県全土で有名な豚肉。奄美大島でも豚肉料理が多いです。
あまり本土でみかけない料理でおすすめは「豚骨(トンコツ)」。
郷土料理のお店で「豚骨(トンコツ)」を薦められた時は「トンコツ???」と思いましたがハマリますよ!
骨付き、あるいは豚の軟骨などを醤油と島の黒糖でじっくり煮こむ。お肉はほろほろっと崩れるほど柔らかく、味はよくしみこんでいてご飯にもお酒にも合う一品。
お店によっては醤油味ではなく味噌味仕立てにしてあることもあります。
■食べたお店■
店名:陽子
住所:鹿児島県奄美市名瀬金久町9-8
電話番号:0997-53-4985

お粥なのに冷たい!「小豆粥」

お粥なのに冷たい!「小豆粥」

写真:しの

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お粥と言えば温かいイメージがあるのですが、奄美大島は鹿児島市よりさらに南方に浮かぶ亜熱帯の島。そう、暑いんです。そこで冷たいお粥と言うものが存在しているんですね。メジャーな食べ物なのでスーパーなどでパック詰めされているものにも遭遇します。夏メインの食べ物ですが、冬に近い時期にも見かけました。
小豆の入ったお粥の冷たいもので暑い日にもさらさら〜っといけますね。とてもやさしい味わいなので食欲のない時、また観光だとどうしても胃腸を酷使してしまいますね(笑)?そんな時にもいいですよ。

■購入したお店■
店名:グリーンストア入舟店
住所:鹿児島県奄美市名瀬入舟町18−21
電話番号:0997-53-7087

編集後記・・・奄美大島のグルメを勝手に再現しちゃいました。

一見素朴、しかしながら奥深い奄美大島のグルメ。
筆者、帰宅後も忘れられず再現してみました。
鶏飯については丸鶏ではなく、鶏ガラを煮出し、塩・薄口醤油・みりん、黒糖醤油で味付けしたスープをつくり、具もそれぞれ揃えました。
豚骨については焼き色をつけ一旦茹でこぼした豚の軟骨(又はスペアリブ)を圧力鍋で加圧30分、その後黒糖焼酎・黒糖・醤油・しょうがを入れ圧力鍋で15分。
それぞれ近い味には再現でき、自画自賛(笑)
いずれもそれなりに時間がかかります。
奄美大島の料理はそうした地味深いものが代表なんですね。
是非皆さまも奄美大島・グルメの旅へ出かけてみませんか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/11/11−2011/11/14 訪問

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