鹿児島市街地に2016年11月オープン!極上三種の塩成分こだわり温泉銭湯「天然温泉かいせい乃湯」

鹿児島市街地に2016年11月オープン!極上三種の塩成分こだわり温泉銭湯「天然温泉かいせい乃湯」

更新日:2016/11/08 17:31

六三四のプロフィール写真 六三四 温泉ソムリエ師範、温泉フリーライター
2016年現在、県庁所在地における泉源270ヵ所は日本一!それが鹿児島市。昭和4年(1929年)に初めて温泉銭湯が生まれ、それを契機に市内各所で温泉掘削が行われました。現在は銭湯だけでなく旅館、ホテル、病院でも温泉の恵みを受ける文字通り鹿児島県の泉都!その温泉都市に2016年11月また温泉銭湯が誕生しました。市民にとって憩いの場であり『わが家のフロ』でもある新しい温泉銭湯は利用者が後を絶ちません。

温泉掘削は15年前湧き出た湯、この良泉を地域の皆さんに!

温泉掘削は15年前湧き出た湯、この良泉を地域の皆さんに!

写真:六三四

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建築会社の敷地に湧き出た「天然温泉かいせい乃湯」は鹿児島市西部、鹿児島中央駅から車で約10分、新川沿いに建つ温泉銭湯。温泉掘削は15年前で当時オーナーは温泉経営をしようとは夢にも思っていなかったとか。事実、10年以上従業員や会社関係者の福利厚生的一面での利用に留めていたそうです。しかし、最近になりこの温泉を地域の多くの皆さんに利用してもらいたいとの想いが芽生え一念発起。地域貢献というオーナーの熱い想いに社員、関係者が総出で日帰り温泉施設の建築に取りかかりました。そして遂に2016年11月にオープン。「かいせい乃湯」の名称はオーナーのお孫さんの名前から取ったそうで、その事からも想いの程を感じざるを得ません。

全ての利用者に満足を!日常使いへのこだわり

全ての利用者に満足を!日常使いへのこだわり

写真:六三四

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冒頭にも述べましたが鹿児島市民は温泉銭湯を『わが家のフロ』という位置づけで毎日利用する方も決して少なくありません。その毎日のフロを満足いくものにしたいというこだわりが「かいせい乃湯」にはありました。

源泉温度は45℃とそれだけでも十分な温度ですが、熱湯好きの利用者のために温泉をさらに沸かした熱湯槽を設け、通常温度の温泉はぬる湯として提供しています。また、シャワーとカランはその一カ所だけ利用しても、全てを開放しても均一な水量で利用出来るよう配管設備に配慮。さらに鹿児島温泉銭湯の定番サウナは広めにつくり、飲用可能な地下水の水風呂は70cmと深めに設置。これも毎日の利用者に不快感を与えないというオーナーのこだわりの表れです。

塩三種の名湯をかけ流しで堪能してもらいたい

塩三種の名湯をかけ流しで堪能してもらいたい

写真:六三四

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毎日の利用者数、湯量を考えると循環やむなしが鹿児島温泉銭湯の宿命ですが、広大な敷地を有する「かいせい乃湯」だからこそ出来るのが大型貯湯タンクの設置。熱湯は沸かさなければなりませんが、ぬる湯はかけ流しで提供する事に可能な限りこだわった為大型のタンクはどうしても必要となったそうです。

また温泉自体に手を加えたくない理由は他ならぬその泉質。温泉ファンの間では塩三兄弟とも呼ばれる塩類泉三種を持つ良泉。きりきず、末梢循環障害、皮膚乾燥症に特化し、さらにはクレンジング、潤い、保湿といった美肌効果も期待出来る美人泉であればなおさらの事。良質の温泉をいかに利用者に堪能してもらうかというこだわりでした。

露天風呂の床でのんびり寛いで!?

露天風呂の床でのんびり寛いで!?

写真:六三四

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鹿児島市街地は数多くの温泉銭湯がありますが露天風呂を有する銭湯はそれほど多くありません。その理由は桜島の降灰。確かに灰の降る日に露天風呂はナンセンスですが通年で市街地に灰は降ることはないのが現状です。利用者の満足度を第一に考えれば露天はどうしても作りたいということで出来たのが広々としたウッドデッキ露天風呂。デッキに寝転んでのんびり寛いで欲しいと作られました。実際、湯上がりに横になると床の素材は優しく、風も心地よくウトウト。ゴロ寝をする『温泉トド』だらけの日もそう遠くはないかもしれません。

日々の利用者の事を第一に考えた「天然温泉かいせい乃湯」。施設内はお年寄りや体の不自由な方にも安心なバリアフリー、また食事を提供する食堂はありませんがそれが『わが家のフロ』らしさのひとつであるのではないでしょうか。

「毎日利用したい。」そんな気持ちにさせてくれる温泉銭湯「天然温泉かいせい乃湯」にぜひ一度足をお運びください。


【施設名】天然温泉かいせい乃湯
【住 所】鹿児島市田上8-3-3
【泉 質】ナトリウム−塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉
【適応症】きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など

「かいせい乃湯」終わりに

かいせい乃湯は鹿児島中央駅方面から向かうと幹線道路から新川を挟んだ向かい側にあります。住宅街の一角ですが大きな温泉マークの書かれた看板を目印にお進みいただくとスムーズに到着できます。また敷地、施設内は全てバリアフリーとなっていますので車イスの方も安心して利用できます。駐車場から玄関へのアプローチはスロープをご利用下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/07 訪問

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