景色もごちそう!秀逸ロケーションで味わう長崎・島原グルメ3選

景色もごちそう!秀逸ロケーションで味わう長崎・島原グルメ3選

更新日:2016/11/14 16:29

羽田 さえのプロフィール写真 羽田 さえ 熊本在住ライター
長崎県南東部の島原半島。中でも半島の東端にある島原市は、観光資源の豊かな街。島原城のお膝元には今も武家屋敷が建ち並び、雲仙岳の恵みである豊かな湧水(ゆうすい)の里としても知られています。
海と山の狭間で湧き水も豊富な島原は、さまざまな食材の宝庫。歴史に裏打ちされた食文化も手伝って、おいしいものには事欠きません。今日はそんな島原らしさをたっぷり味わえる、ローカルグルメ3選をご紹介しましょう。

時が止まったようなカフェ「青い理髪館」

時が止まったようなカフェ「青い理髪館」

写真:羽田 さえ

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島原城のほど近く、古い街並みの残る森岳商店街の一角に、ひときわ目をひく青い建物が佇んでいます。その名も「青い理髪館(工房モモ)」。かつて理髪店として使われていた建物は登録有形文化財で、大正12年の竣工。瓦屋根の和洋折衷建築です。

中は落ち着いた雰囲気のカフェになっており、レトロな空間の中でゆったりとお茶をいただくことができます。ぜひ味わいたいのは島原の湧水で淹れたコーヒーと自家製ケーキのセット。暑い季節には、長崎名物のミルクセーキもおすすめです。

オーシャンビューのおいしい魚介「平野鮮魚」

オーシャンビューのおいしい魚介「平野鮮魚」

写真:羽田 さえ

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ランチは地元産の新鮮な魚介を楽しめる「平野鮮魚」で。地元の魚屋さんが経営しているだけあって、安くて美味しい魚が食べられると評判です。週末には11:30の開店時刻からすぐに行列ができることもある人気店のため、早めに出かけると良いでしょう。

子供連れに嬉しい座敷席もありますが、何と言ってもおすすめは屋外テラス席。ゆったりとした木のテーブルに腰をおろすと、島原湾の穏やかな入り江が目の前に広がります。

テラス席でいただく海鮮丼

テラス席でいただく海鮮丼

写真:羽田 さえ

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写真は「平野鮮魚」で一番人気の海鮮丼。地元産の新鮮な魚介が惜しみなく使われており、トッピングのとびっこと山芋のコントラストが目に鮮やか。わさびじょうゆでいただきます。薬味の青じそが爽やかなアクセントになって、どんどん箸が進みます。ちょっと贅沢に食べたい人には、地元産の車海老やウニがのったスペシャル海鮮丼もありますよ。
一品料理で目を引くのは、郷土料理の「がんばのがねだき」。ぶつ切りにしたフグを煮込んだ豪快な料理で、ぜひ試してみたいローカルグルメです。

湧水が育んだソウルスイーツ、かんざらし

湧水が育んだソウルスイーツ、かんざらし

写真:羽田 さえ

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湧水の里、島原で外せないソウルスイーツ、かんざらし。
観光客だけでなく地元民にも愛されている名店が「銀水」です。かつて大正4年に創業、代替わりを経て平成9年頃まで営業していた伝説の老舗が、平成28年8月に復活しました。そんな銀水は自噴する井戸「浜の川湧水」のほとりに立つ、風情ある一軒家。街歩きの後で立ち寄って休憩するのにぴったりです。窓辺の座敷席に座れば、浜の川湧水が目の前。テーブル席とカウンター席もありますよ。

古民家の甘味処「銀水」のかんざらし

古民家の甘味処「銀水」のかんざらし

写真:羽田 さえ

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銀水の「かんざらし」は、昔ながらの正統派。もちもちとした小ぶりの白玉に、やさしい甘みのさらりとした蜜がたっぷりかかっています。透きとおった蜜に浮かぶ、つやつやした白玉の美しさを楽しんでから口に運びましょう。おいしい湧き水の恵みをそのまま味わえる、シンプルながら贅沢なスイーツです。
甘いものが苦手な人には、さっぱりとした酢醤油でいただく「ところてん」もおすすめ。こちらも名水を活かした、透明感あるおいしさです。

おわりに

長崎県・島原のローカルグルメ3選、いかがでしたか。
それぞれ雰囲気の異なるロケーションですが、どれも旅の思い出になりそうな、島原らしさあふれる空間です。おいしいものがいっぱいの島原へ、ぜひ出かけてみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/29 訪問

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