学問の神にあやかる!難関突破に防府天満宮の必勝祈願

学問の神にあやかる!難関突破に防府天満宮の必勝祈願

更新日:2016/11/17 12:43

山口県防府市にある防府天満宮は、「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」の詩で知られる菅原道真を学問の神として祀った神社です。受験シーズンの合格祈願はもちろん、人生の節目を迎え、その後の安泰を祈る参拝客が訪れます。
仕事や勉強で行き詰って悶々とした時は、千百余年の歴史を持つ境内の名所を巡ってリフレッシュしましょう!

集中力を養う境内散策

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防府天満宮のご神体に祀られる菅原道真は平安時代の右大臣です。高杉晋作をはじめとする幕末の志士たちに厚く信仰され、参拝路の途中には「大専坊」という隊の駐在所が設けられました。

大専坊の向かい側は、日本庭園に囲まれたお茶室「芳松庵」があり、ここで出される茶筅でたてられた抹茶のしぶみが、ほろ甘いお茶請けとよく合います♪日本庭園の風格を感じさせるお茶室で集中力を養いましょう。

御祈願祭は受験や就職活動、結婚など、人生の一大イベントの成功を願うものが目立ちます。千百余年の歴史を持つ重厚な空気感に満たされた社殿は、参拝者の気持ちを新たにさせるようです。

1100本が開花!梅まつりでお花見

1100本が開花!梅まつりでお花見

提供元:写真AC

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道真公は幼少期から梅を愛好し、梅に因んだ数々の詩を残しました。左遷され、無念の思いで亡くなった道真公は、三大怨霊に数えられる朝廷の祟りになり、左遷に関わった人物とその家族に災厄をもたらしたといいます。

防府天満宮は道真公の祟りを鎮めるとともに、天神信仰を広め、現在は受験生や就活生に親しまれています。境内には、天神様の象徴として1100本の梅の木が植えられ、これらは受験シーズンに見ごろを迎えます。

梅の開花時期に合わせて催される梅まつりでは、梅酒の試飲会ならびに先着500名に境内で採れた出世梅の無料配布が行われ、参拝客で賑わいます。この時期は梅の香りに誘われたメジロが集まってきます。

●梅の開花時期:2月中旬〜3月上旬

撫でると治る!体の不調に撫で牛

撫でると治る!体の不調に撫で牛
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不調がある体の部分で撫牛を撫でると、良くないものが牛に移っていくという信仰は、道真公にまつわる言い伝えに由来しているともいわれています。撫牛信仰がある人には病気平癒のみならず、あらゆる願い事が叶うとされています。思わぬチャンスに万全の態勢で挑みたい時、おすすめのパワースポットです。

中身は引いてからのお楽しみ!防府天満宮のご利益をお持ち帰り

中身は引いてからのお楽しみ!防府天満宮のご利益をお持ち帰り
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防府天満宮のおみくじは3種類。12種類のうち1つの縁起物が入った幸運おみくじ、風水に因んだ根付が入った風水おみくじ、よく当たると評判のおみくじがあり、運勢を吉凶と和歌で表現します。おみくじに書かれた詩は、詩人で学者、政治家だった道真公を思わせます。持ち帰ってお守りにしましょう。

防府天満宮のグルメは梅と海産物!

防府天満宮のグルメは梅と海産物!
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防府の海産物は絶品です!伝統の製法で作られた杉本利兵衛本店のかまぼこ「白銀」、岡虎の「黄金竹輪」、佐波川でとれた「天神鱧」が防府の特産として挙げられます。この3つのうち天神鱧は、割烹料理店の季節限定メニューでしか味わえない防府グルメです。

防府天満宮周辺の土産物店では、井上商店のしそわかめのふりかけ「萩・いのうえ」や、「ふぐヒレ酒」が選ばれています。山口土産の王道スイーツは、カスタードクリームとふわふわの生地がとろける「月で拾った卵」で、甘いもの好きにはたまらない一品です。茶蔵庵本店の蒸したてが評判の外郎「豆子朗」も袋詰めで販売されています。

食べ歩きには、外はサクッと中はしっとり焼きあがった「天神餅」や、梅の酸味が新鮮な「梅ソフト」が定番です。

難関突破に天神様のご利益

晩年は左遷という不運に見舞われる道真公ですが、18歳で大学の詩文・歴史を学ぶ文章生として学識を深め、33歳で大学教授にあたる文章博士に就任するなど、異例の早さで数々の難関を突破しました。梅が開花する冬休みの時期に防府天満宮を訪れてみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/11−2017/03/25 訪問

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