写真:Nami Kita
地図を見る都内第一号の天然温泉に認定された「水月ホテル鴎外荘」はその名の通り、明治の文豪森鴎外ゆかりの地。結婚後は実際にここに住み、執筆活動を行っていたそうです。かの有名な「舞姫」を執筆したお部屋や和風の庭園を当時のままに見学することができるのが魅力。「舞姫」を執筆したお部屋は現在「舞姫の間」として宴会やコンサートなどあらゆる目的で使用されています。
「於母影の間」や「蔵の間」といった少人数用のお部屋も用意されており、特別な記念日などに利用されることが多いようです。
写真:Nami Kita
地図を見る敷地内には「舞姫の碑」や「於母影の碑」といった文学碑も見ることができ、文学ファンたちにはたまらない見物スポットとなっています。作品が生まれたこの場所で、実際に鴎外作品を読むというのも贅沢な過ごし方かもしれません。
写真:Nami Kita
地図を見る都内第一号として認定されたこちらの天然温泉は、重炭酸ソーダ泉の黒湯。PH値も高くお肌に優しい温泉です。「檜の湯」というと木目調の浴槽を連想しますが、こちらのお風呂は檜の上に漆を丹念に塗り重ねた珍しいタイプです。一方「福の湯」はふんだんに大理石を利用した贅沢なお風呂。男女日替わりでいずれかのお風呂を楽しむことができます。
決して広いとは言えないものの、清潔感漂う脱衣所には豊富なアメニティも用意されているので手ぶらでも安心して入浴が楽しめます。いずれもカルシウムやラジウムを多量に含み、体の芯から温まる湯冷めしにくいお風呂。神経痛・リュウマチに効くと言われているので、湯治にも適しています。駅からは歩いて10分程度。帰り道もぽかぽかと持続する温かさに感動することでしょう。
写真:Nami Kita
地図を見る落ち着いた温泉旅館の雰囲気を味わえる和室に、外国人観光客や足の悪い高齢者に好まれるベッド付の洋室とお部屋は好みに応じて選ぶことができます。お部屋には「鴎外」のロゴが入った湯呑を含めお茶とお茶請けのお菓子が用意されているのでまずはほっと一息。用意された浴衣に丹前を羽織って温泉に出かけましょう。温泉からお部屋までは館内を湯冷めすることなく帰ってこれるのが嬉しいですね。
入浴後はお布団を敷いて仮眠を取るもよし、テレビを見たり、お友達同士でゆったりと語らうもよし。小さなお子様連れも周りの目を気にすることなく過ごせるので快適です。
日帰り入浴のプランもたっぷり半日過ごすことができるものから2時間滞在の気軽なものまで。お部屋込みの入浴つき料金で一人当たり1,500円(2名一室利用時)からと大変リーズナブルです。インターネットからは利用日の3日前から予約が可能なので希望のお部屋タイプが空いているか事前にチェックしましょう。
温泉以外にも懐石料理「沙羅の木」で定評のある鴎外荘。時間が許す人は食事つきの宿泊プランも試してみては。お部屋に荷物を置いて谷中・根津・千駄木、通称「谷根千」を観光するというのも人気の観光プランです。上野という便利な立地柄、数年ぶりの集まりや会合などでも喜ばれること間違いなしです。
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(2024/3/19更新)
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