1日でメキシコシティー観光攻略コース〜世界遺産や最大級の見どころ満載

1日でメキシコシティー観光攻略コース〜世界遺産や最大級の見どころ満載

更新日:2018/08/08 15:01

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表
メキシコシティーと成田を結ぶ直行便が、2016年6月1日から週5便に増便(アエロメヒコ航空)。メキシコ旅行だけでなく、南米や近隣諸国への乗り継ぎもますます便利になりました。
そこで今回は"短時間・メキシコシティー満喫!お勧めコース"をご紹介。世界遺産のピラミッドや歴史地区、最大級の広場から美しい宮殿など見どころ満載。カリブ海旅行のついでに、乗り換え時間に…などあまり時間がとれない人にもお勧めです!

巨大ピラミッドがある謎の「テオティワカン遺跡」へ

巨大ピラミッドがある謎の「テオティワカン遺跡」へ

写真:市川 芽久美

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まずは、メキシコシティー国際空港から車で約1時間ほどの「テオティワカン(Teotihuacan)遺跡」に直行。タクシーを利用してもいいですし、路線バスや観光バスもでています。

この遺跡、ラテンアメリカ最大の都市遺跡なんです。そして、遺跡内にある太陽のピラミッドは、世界で3番目に大きいピラミッド。紀元前2世紀頃に建造され、最大20万人もの人々が住んでいたと予想されているんです。
遺跡の名前はこの都市を建設した「テオティワカン人」の名前からきてきます。彼らは、8世紀頃に突然滅亡したといわれ、いったいどこから来て、どうして滅亡したかも未だ解っていません。

世界遺産「メキシコシティー歴史地区」

世界遺産「メキシコシティー歴史地区」

写真:市川 芽久美

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メキシコシティーの歴史地区は、世界遺産の街。1519年にスペインからの征服を受ける前のアステカ王国は、なんと湖に浮かぶ水上都市だったんです。侵略後はこの湖も埋め立てられてしまいましたが、かつての水上都市はいまでも街の地下に眠っています。

街の中央広場(ソカロ)を中心に、スペイン植民地時代の建築物が立ち並んでいます。この中央広場は、世界最大といわれているんです。そしてそこに建つメキシコシティ・メトロポリタン大聖堂は、南北アメリカ大陸で最大のカトリック大聖堂(Catedral)…と、最大級の見どころがオンパレード。

因みに、メキシコシティーにあるメキシコ国立自治大学(UNAM)も、ラテンアメリカ最大規模。広大な面積を持つ大学は、まるで1つの町のよう。その広大な大学都市の中央キャンパスは、2007年に世界文化遺産に登録されています。

壮大な美しい建造物の数々

壮大な美しい建造物の数々

写真:市川 芽久美

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歴史地区には、他にも壮麗な建造物が多くあります。
なかでも、ベジャス・アルテス宮殿(国立芸術院)は、アールヌーボー様式で、内装は、アール・デコ様式に統一されており、幾何学的なデザインが特徴の美しい宮殿です。建物内部には、メキシコ芸術界の巨匠と呼ばれるディエゴ・リベラ(Diego Rivera)、 ダビッド・アルファロ・シケイロス(David Alfaro Siqueiros)、ホセ・クレメンテ・オロスコ( Jose Clemente Orozco) らの壁画が数多く残されています。

国立宮殿も、アステカ帝国を征服したスペインのエルナン・コルテスが自身の宮殿として建設した壮大ではっとするような美しい宮殿です。宮殿の正面階段周辺を覆い尽くす壁画「メキシコの歴史」は、現代メキシコ芸術の巨匠と言われるディエゴ・リベラの最高傑作と称されています。

褐色でメスティーソのマリア様...

褐色でメスティーソのマリア様...

写真:市川 芽久美

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メキシコシティー北部には、褐色のグアダルーペ(マリア)を祀る寺院「ラ・バシリカ・デ・グアダルーペ La basilica de Guadalupe)」があります。聖母のイメージは白人で描かれる事が多い中で、メスティーソ(白人と原住民インディヘナの混血)のマリア様は非常に珍しい存在でもあります。全アメリカ大陸の守護者といわれ、多くの巡礼者が訪れる寺院です。

寺院内部には、1531年の12月9日にグアダルーぺが出現した際のマントが飾られており、そのマントに描かれる聖母マリアの目を拡大してみると、この寺院の建築をはじめに訴えた原住民、フアン・ディエゴ氏らの姿が映っているなど、不思議な物を目にする事が出来るんです。

そして、このグアダルーペ寺院、実は1709年建設の聖堂は傾きかかっていて、そのすぐ手前に新聖堂が1976年建設されました。

メキシコ料理は外せない

メキシコ料理は外せない

写真:市川 芽久美

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陽気でホスピタリティー溢れるメキシコ人。その雰囲気を感じながら、気軽にメキシコ料理を味わいたい!そんな時には、市内に多店舗展開しているレストラン「トックス(TOKS)」がオススメです。

ドリンクは、キシコで人気のアルコール・カクテル「ミチェラーダ」は如何でしょうか。ビールに柑橘系(レモンなど)のフルーツを絞り入れ、塩やお好みでタバスコを加えて飲むカクテルです。
そして料理は、メキシコ名産のアボガドや、トルティーヤ(トウモロコシから作られるパン)を使った代表的な料理「タコス」。他にも、スープやサラダ、サンドイッチやハンバーガー…気軽に手早く食べられるメニューが豊富で、メキシコのスパイスが適度に効いたメニューばかりです。

店のスタッフはとても明るくて親切。メキシコ人の人柄の良さを体感できるサービスとともにメキシコ料理を頂くのはいかがでしょうか?

メキシコシティーを訪れたら必ずおさえたいポイントです!

人口2000万を数えるアメリカ大陸最大の都市メキシコシティー。まだまだ他にも見どころが多い街ですが、今回紹介した場所は、必ず押さえたいオススメ観光ポイントです。しかも駆け足で巡れば、7時間で全て巡る事が可能です。
メキシコ料理を堪能することも忘れずに!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/17 訪問

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