日本人の知らない世界遺産 グアテマラ・アンティグア

日本人の知らない世界遺産 グアテマラ・アンティグア

更新日:2016/11/03 14:18

ジュマペル ヤマモトのプロフィール写真 ジュマペル ヤマモト
アンティグアは、16〜18世紀にかけて中米グアテマラの首都として栄えた古都です。大地震により壊滅し、半ば放棄されたため、その姿を大きく変えることなく、今でもコロニアル様式の落ち着いた美しい町並みをとどめた世界遺産の小さな街です。熱帯でありながら、高原地帯にあるため過ごしやすく、長期滞在する欧米人も多いようです。
そんな中米の小京都 アンティグアの魅力をご紹介します。

ランドマークの時計台

ランドマークの時計台

写真:ジュマペル ヤマモト

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アンティグアは、国際線が発着するグアテマラの首都 グアテマラ・シティから車で1時間ほどの距離にあるため、アクセスも便利です。観光客が訪れるポイントは、街の中心のカテドラルから1km四方以内にまとまっていて、道は碁盤の目状に配置されているので、迷子になる心配はありません。端から端まで歩いても行ける距離ですが、気軽に乗れる格安のトゥクトゥク(3輪タクシー)も便利です。

街には高い建物はなく、人通りも少なくゆったりと落ち着いた美しい街です。カテドラルから北に2ブロック行くと、街のランドマークである時計台があります。ガッタガタの石畳の通りをまたいだアーチ状の建物で、特徴的なクリーム色が印象的です。

修道院ホテル

修道院ホテル

写真:ジュマペル ヤマモト

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アンティグアは、古都らしく教会・修道院の多い街です。スペイン植民地時代に建てられたものが多く、中には残念ながら地震で廃墟化した建物もあり、それらは観光施設や公園などとして一般に開放されていたりします。
また、改装して品の良いホテルとして利用されているものもあります。建物は重厚な石造りで、床石は歩行により磨かれて鈍く光り、中庭には南国の花が咲き乱れています。従業員は、礼儀正しく控えめです。近代的なチェーンホテルと違って、部屋は一つ一つ異なり、アンティークの調度品がしっくりとくる味わいがあります。併設のレストランも上品で、味も上々です。
物価が安いので、格調の割には、リーズナブルな価格で宿泊することができるのも嬉しい点です。

グアテマラ名物「チキンバス」

グアテマラ名物「チキンバス」

写真:ジュマペル ヤマモト

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グアテマラを含む中米の名物の一つが、石畳の道をガタゴトいいながら走る「チキンバス」です。アメリカの中古のスクールバスを「トラック野郎」みたいにド派手な原色で塗装・装飾したバスで、庶民の足として大活躍しています。なんといっても元がスクールバスですから、シートが小さく、間隔も狭い。そこにでっぷりしたお父さんや、山ほど荷物を持った行商のおばちゃんなんかが、もうギュウギュウに乗ってきます。その様が、鶏舎のようであるためこの名が付いたとも言われています。グアテマラらしさを演出する名脇役と言えるでしょう。

十字架の丘

十字架の丘

写真:ジュマペル ヤマモト

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街の北側には、小高い丘があり、てっぺんには大きな十字架が街を見下ろすように立っています。丘からは、街の南側にそびえる、富士山のような美しい円錐形のアグア山(標高3,760m)が望め、アンティグアの象徴的な景色となっています。

魅惑のグアテマラ土産

魅惑のグアテマラ土産

写真:ジュマペル ヤマモト

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グアテマラは、素朴な民族雑貨でも魅力的です。周辺の村ごとに異なる民族衣装の布地で作った小物や、ワラで編んだ籠などが比較的安価に購入できます。特にオススメなのが、木彫りのお面です。お祭りごとで使われるというお面は、動物をモチーフにした極彩色のものから、鬼?やフレディ・マーキュリー?まで笑えるデザインがてんこ盛りです。ご自宅に一つあれば、気分が沈んだときに役立つこと請け合いです。

まとめ

グアテマラと聞いても、「そうそう、ちょうど行きたいと思っていたところなのよ!」という方は少ないかもしれません。でも未知の国には、このように思ってもいなかった素晴らしい魅力に溢れているのです。次の休暇では、あなたの知らないグアテマラへ是非どうぞ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/01/17−2010/01/19 訪問

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